【シヤチハタ不可!〜社長の思い】
皆さんもハンコを押さなきゃならない時、よく見る文字『シヤチハタ不可』。言ってみればこれほどの侮辱はない。「使っちゃダメ!」「それはハンコとして認めないぞ!」との逆お墨付きである。
私ならきっと「営業妨害だ、責任者出てこい!」と悪態をつくことだろう。
☝️そこまで言われちゃってる「シヤチハタ」の社長に、実際のところどう思います?と聞いてみたこの記事。Good Jobである。
(正式な社名は『シヤチハタ』です)
👤社長曰く、「このおかげで社名の知名度は格段に上がったので、こんなに光栄なことはない。シヤチハタはいち早く『電子印鑑』の分野にもシフトしてきたが、ようやくそちらも軌道に乗ってきた」と前向きである。
「不可・禁止」ではあるものの、自社の商品が、わざわざ「名指し」でさまざまな書類に印字してある点が誇らしいのだという。そんな商品は他にはない。「なぜだ?なにか特別不都合なことがあるのか?」と皆が興味を持つ、そして商品が良ければみんなが買ってくれることも増える。
☝️シャチハタは朱肉を使ってないから「ハンコ」じゃない。言ってみればただの「スタンプ」「ゴム印」だ!→まあ言わんとすることは分かる。
では皆さんの会社のデスクや家に、シヤチハタのスタンプはないのか?
少なくとも我が家では、玄関先に宅配便用のシヤチハタ、机の引き出しにも「小林」のシヤチハタ2本。何に使ったのか分からない「鈴木」「佐藤」「斉藤」のシヤチハタ多数(犯罪の匂い…)が存在し、使い勝手良く活躍している。
☝️結果的に大きな敵から「アンチ指定」を受けたことで、逆張り経営のモデルである「ランチェスター戦略」が完成された訳だ。モノは考え様である。もはや「シヤチハタ」は社名でなく「商品名」。
こうなれば、もはや無敵の「太鼓判」が押せる。
#ハンコは山梨の地場産業です