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日本国憲法はライオンの檻

日本国憲法をライオンの檻に例える話があるが、あれは言い得て妙で、
本来なら国民を外敵から守るのにも用いるライオンを檻に閉じ込めた事で、国民は自らを守る術を失い、自己保存のためには武力を持った外来者の言うがままにされる他ない。

また、例え話の中でライオンの手綱を手にしていないのも国家の生殺与奪権を他者に握られているがゆえに、国民自らの意志が政治に反映される事が少なくなり、日常から他国による他律的な支配に甘んじなければならない事実を良く表している。

憲法九条があったおかげで朝鮮戦争では数千人もの日本人が徴用され戦死者まで出し、

憲法九条があったおかげで拉致被害者を見て見ぬ振りして未だ戻らず、

憲法九条があったお陰でテロ攻撃の火中に憲法の制約で満足に戦えない自衛隊員を送り込んだのである。

帰納的にみれば、戦後日本における「平和」とは『日本人が危害を受けやすい状況』を指し、それを維持するために危険や被害者を黙殺する事を意味するといえる。

日本国憲法はまさに「平和」を守る憲法であり、ライオンの檻なのだ。

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