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くだらない会話は世界を救う

ジェーン・スーさん、堀井美香さんによるボットキャスト、OVER THE SUNにハマりにハマっている。至るところで「このボットキャストは面白い!」との声をキャッチしていたけれど、声を出してくれた方々全てにお礼を言って回りたい気分だ。
このボットキャストは、本当に、本当に、面白い。


私が大好きな回は、エピソード138の「帰ってまいりました。インドから、、、」


海外旅行があまり好きではない堀井美香さんが、旅慣れしている夫と息子のインド旅行に着いていってしまったお話。

あまりの珍道中っぷりに、心の中でスーさんと一緒に「美香さんなんで着いてったん?」と突っ込みまくった。辛いカレーが食べられないのでナンばかり食べていた、美香さんが尊い。


お二人の笑い声のみ、永遠に続く約3分間の音声配信は最高of最高。まさに令和の笑い袋。あまりのくだらなさに、こちらだって笑わずにはいられない。泣きたいときに聴くべきものナンバーワン。どんなに落ち込んでいようが、ほっぺたの筋肉が勝手に痙攣する。


OVER THE SUNを丸一日聴いていたら、翌日顔と腹筋が筋肉痛になった。笑い過ぎて。


面白いだけではない。エピソード135の「“ふうふ”の形」では、事実婚というテーマを深堀りしていた。
事実婚の仕方、事実婚のメリット・デメリットなど、経験者のリスナーからのメールは具体的かつ思いやりにあふれており、法律婚以外の形式で好きな人と一緒に居る方法を探ってきた、先人たちの苦労が伺われ、思わずメモをとりながら傾聴させていただきました。大変参考になりました。


聴き終わった後、なんだか心が晴れ晴れとした。結婚は無理だけど、事実婚ならイケる気がする。自分の中で幸せの粒度がまた一つ細かくなった。No more 結婚! I wanna try事実婚!


自分らしく生きていたいだけなのに、結婚すりゃあ一族の嫁として扱われ、結婚してなければ「早く結婚しな」と言われ、事実婚ならば「なぜ事実婚なのか?」と、理由を聞かれる。文句を言われないように生きるのが幸せだと勘違いしてしまうくらい、生きてるだけで文句ばかり。

うっかり少数派ルートを選択してしまえば、外野からの大量のマキビシがまかれた道を行く事になる。

マキビシをかわし、足元の一つを拾いあげ、遠くにぶん投げる元気があるときはどうにかなるが、こちらが弱っているときは、そいつらはテキメンに効きやがる。スニーカーにブスッと刺さり、一生残る傷になる事も。


いい加減黙ってくれ!と、叫びたくなる事ばかり。しかし叫べないので、家でひっそりOVER THE SUNを聴く。スーさんの切り込みに、「わかるofわかる!」と膝を叩き、美香さんのぶっ飛んだ言動に何もかもどうでも良くなる。

どうしても元気が出ないときは、お二人のゲラゲラ笑いを聞けば良い。否応なくまるで条件反射のように、勝手に口角が上がる。


くだらないおしゃべりは世界を救う。特に良いことがなくとも、私たちは笑い袋をダウンロードする事が出来る。あと一踏ん張りが必要ならばアミノバイタルをグビッと飲み、くよくよしたらトリンプのブラで胸をガッと上げ、ついでに顔も上げれば良い。そして、太陽の向こう側、まだ見ぬ明日を夢見て歩く。そこには選択性夫婦別姓も、「なんであんなに揉めてたんだろうねw」と笑っちゃうくらい楽しい日々が待っている。はず。


私たちが私たちらしくいれば、きっと未来は明るいよ。ゲラゲラ笑って、楽しみに待っていよう。ご自愛を忘れないように。



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