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在家の法 第197号

★「幸福の法則(在家の法)」第197号  <日本の将来を考える12>

 あなたの心の糧となるよう大和武史が在家の法をお送りします。
 現代では利他とは損な行為と思われているようです。ボランティアなどが良い例でしょう。ボランティア活動は自分の欲得のためでは成立しません。誰かのために無報酬で働くという精神がなければ成立しないのです。それ故に、一部の人達の活動になりますが、それでも大震災の時には沢山の人達が応援に駆けつけました。

 この意味ではまだまだ捨てたものではないと感じたのは私だけではないと思います。日本中の人達が被災者に対して哀れみを感じて、何とか復興して欲しいと願ったと思います。しかし、こうした災害がなければ、なかなかこういう活動自体ができないのも事実です。起きてからでは遅すぎます。大変な目に遭う前にそれを防ぎたいものですね。

 災害がどうこうという意味ではなくて、人々が不幸に陥る前に手を差し伸べてやることができればどれほど住みやすい社会になることでしょうか。青少年が非行やいじめを繰り返す前に暖かい思いやりをかけてやれれば…。あるいは、借金などでどうしようもなくなり犯罪に手を染める前に助けてやれれば、どれほど犯罪は少なくなることでしょう。

 起きてしまった犯罪や社会悪の犯人を罰するだけの刑罰では何も変わりません。犯罪などしたくてする人など限られています。ほとんどがやむにやまれずに、本人にはそれしか方法が無かったのです。それだけ追い込まれていたのでしょう。誰も助けてはくれなかったからです。

 こうした事柄が事前にあって、その結果としての犯罪や社会悪が増加していること自体が私たちが何もしていないことを裏付けているのです。すなわち、他人を利することができていない証拠です。皆、自分のことしか考えていないから他人のことに関心がないし、ましてや他人を助けることなど考えもしないわけです。

 利他が他人を助ける行為だとすれば、これは決して大衆をして率先的に取り組まれることにはなり得ないでしょう。ボランティア活動のように一部の人達がひっそりと行う行為にしか過ぎないでしょう。自分の利益になることを知らせなければなりません。利他こそが最高の利己であることを。

 意識の根底を変えなければなりません。利己という定義をです。本当に自分が幸福になるためにはどんな行為が必要なのかを教えるのです。

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