参考和訳 コストコホールセールコーポレーション (NASDAQ:COST) 2023年第2四半期決算カンファレンスコール 2023年3月2日

コストコホールセールコーポレーション (NASDAQ:COST) 2023年第2四半期決算カンファレンスコール 2023年3月2日午後5時00分(米国東部時間)

参加者

リチャード・ギャランティ(CFO

コンファレンスコール参加者

マイケル・ラッサー (UBS)

クリストファー・ホーバース - JPモルガン

チャック・グロム - ゴードン・ハスケット

Scot Ciccarelli - トゥルースト証券

カレン・ショート - クレディ・スイス

オリバー・チェン - TDコーエン

ケリー・バニア - BMO

グレッグ・メリッチ - エバーコア

ジョン・ハインボックル - グッゲンハイム

ポール・レヒュース - シティ

スコット・マシュキン - R5キャピタル

運営者

今日はよろしくお願いします。本日、カンファレンス・オペレーターを務めさせていただきます、エマと申します。本日は、コストコホールセール第2四半期決算説明会を開催させていただきますので、よろしくお願いいたします。[オペレーターからの指示]

リチャード・ギャランティ CFO(最高財務責任者)、会議を始めてください。

リチャード・ギャランティ

エマさん、ありがとうございます。

まず最初に、今回のお話には、1995年米国民事証券訴訟改革法の定義するところの、将来予想に関する記述が含まれていることを申し上げたいと思います。これらの記述にはリスクや不確実性が含まれており、実際の出来事や結果、業績がこれら の記述と大きく異なる可能性があることをご承知おきください。これらのリスクおよび不確実性には、本日の電話会議における説明のほか、当社が米国証券取引委員会に提出した公 表文書および報告書に適宜記載されているリスクが含まれますが、これらに限定されるものではありません。将来予想に関する記述は、それらが作成された時点のものであり、法律で義務づけられている場合を除き、当社はこれらの記述を更新する義務を負うものではありません。

本日のプレスリリースでは、'23年度第2四半期(2月12日までの12ヵ月間)の営業概況、および2月26日 (日)までの4週間の小売売上高についてお知らせします。

当四半期の純利益は、前年同期の12億9,900万ドル(希薄化後1株当り2.92ドル)に対し、14億 6,600万ドル(同3.30ドル)となり、13%の増加となりました。

売上高については、前年同期の509億4,000万ドルに対し、当四半期は6.5%増加し542億4,000万ド ルとなりました。当四半期の既存会社売上高は、米国が12ヵ月累計で5.7%、ガス代込みで5.8%、カナダが12ヵ月累計で 3.5%、ガス代込みで9.6%、その他海外が12ヵ月累計で3.8%、ガス代込みで9.5%、トータルが5.2%、 6ヵ月累計でマイナス8.7%、eコマースがマイナス9.6%と、前年同期の為替レートを下回る結果となりました。

第2四半期のコンプ売上指標については、トラフィック(買い物頻度)は全世界で5%増加し、米国では3.7%増加しました。第2四半期の平均取引額(チケット)は、全世界で0.2%、米国で1.9%増加しました。ドルに対する外国通貨のマイナス影響は約1.8%、ガソリン価格のインフレは約0.2%と、ごくわずかながらプラスの影響を与えました。2月の売上高については、後ほどご説明します。

次に、損益計算書の会費収入です。第2四半期の会費収入は10億2,700万ドル、1.89%でした。これは、前年同期の9億6,700万ドルに対し、当第2四半期は6,000万ドルの増加、つまり6.2%の増加と なります。為替による逆風を除けば、この6,000万ドルの増加はさらに2,000万ドル増加したことになりま す。従って、為替調整後ベースでは、手数料収入は8ポイント強の増加となります。

更新率については、第2四半期末の米国およびカナダの更新率は92.6%と第1四半期末から0.01%上昇し、全世界の更新率は90.5%と前四半期から0.01%上昇し、いずれも過去最高となりました。

会員数は堅調に推移しています。第 2 四半期末の世帯有料会員数は 6,810 万人、カード会員数は 1 億 2,300 万人となり、ともに前年同期比で 7%強増加しました。第 2 四半期末の有料エグゼクティブ・メンバーシップ数は 3,060 万人でした。これは、第1四半期末から12週間で、63万人の会員数の増加です。エグゼクティブメンバーは、有料会員数の45%を占め、全世界の売上高の約73%を占めています。

損益計算書では、次に売上総利益率について説明します。売上総利益率は、前年同期の10.64%から8ベーシスポイント上昇し、10.72%となりました。この8ベーシス・ポイントの上昇と、ガス・インフレーションを除けば、9ベーシス・ポイントの上昇となります。

いつもお願いしているのですが、2列のグラフを作成し、報告値とガス・インフレーションを除いた値を表示します。コアビジネスは報告値でマイナス6bp、ガソリン価格上昇分を除くとマイナス6bpでした。アンシラリー事業は、前年比プラス2ベーシスポイントとプラス3ベーシスポイント、2%リワードは、マイナス2ベーシスポイントとマイナス2ベーシスポイントでした。後入先出法では、昨年は費用が発生しましたが、今期は発生していないため、プラス14とプラス14となりました。合計では、前年同期比で8ベーシスポイントの増加、ガス価格変動調整前では9ベーシスポイントの増加となりました。

コア部門からご説明します。コア商品の売上総利益率は、前年同期比で6bp低下しました。コア・オン・コアのマージンは、前年比で26ベーシスポイント減少しました。一般的にほとんどの主要部門が減少していますが、生鮮食品は他よりも少し減少しています。私たちは、トラフィックを促進し、競争力を高めるために、できる限り価格の維持や値下げを続けています。全体として、コアの売上は、付帯事業およびその他事業からコアへの売上シフトの恩恵を受けています。

アンシラリーおよびその他事業の売上総利益率は、ガス事業を除き、当四半期も 2bp および 3bp 上昇しました。ガス事業センターと旅行事業は前年同期比で改善しましたが、eコマースと薬局事業で一部相殺されました。2%リワードが2ベーシスポイント減少しましたが、これはエグゼクティブメンバーからの売上が増加したことを反映しています。後入先出法については、先ほど申し上げたとおり、前年同期比でプラス14ベーシス・ポイントの変動となりました。昨年度第2四半期は7,100万ドルの後入先出法が発生しましたが、今期は後入先出法が発生しません でした。

次に経費、販売管理費です。第2四半期の販売管理費は、前年同期比で13ベーシスポイント増加しました。昨年度第2四半期は8.98%でしたが、今年度は9.11%となりました。

2つの欄の数字を書き留めておきます。1つ目の欄は報告値、2つ目の欄はガス・インフレを除く数字です。営業部門はマイナス2ベーシスポイント、つまり2ベーシスポイントの増加で、マイナス2とマイナス2、中央部門はマイナス9とマイナス9、つまり中央部門で前年同期比9ベーシスポイントの増加、株式報酬はマイナス2とマイナス2、そして全部で13ベーシスポイント、報告ベースとガスインフレを除くベースで高くなっています。

販売管理費のうち中核部門は、2bpの増加、およびインフレを除くベースで2bpの増加となりました。これには、昨年3月と第3四半期に実施した賃上げと手当、および昨年第4四半期に実施した7月4日からの追加的な賃上げが含まれています。セントラルは、先ほど申し上げたとおり、前年同期比で9bpの増加となりました。この増加分の約半分は、過去数年にわたる税務調査に関連する費用です。株式コンプはほぼ予想どおりで、2ベーシスポイントの増加です。

営業利益以下では、支払利息が前年同期の3,600万ドルから200万ドル減少し、3,400万ドルとなりました。当四半期の受取利息及びその他は、前年同期比で8900万ドル増加しました。これは、獲得金利の上昇と現金残高の増加の双方により受取利息が増加したことによるものです。受取利息の増加は、為替の悪影響により若干相殺されました。法人税等については、当四半期の税率は26.1%となり、前年同期の26.7%からわずかに低下しました。個別項目を除いた通期の実効税率は、引き続き26%から27%の範囲となる見込みです。全体では、当期純利益は約13%の増加となりました。

その他の特記事項としては、倉庫の拡張があります。第2四半期には、米国に2カ所、オーストラリアに1カ所、合計3カ所の倉庫を開設しました。さらに、来週には中国で3番目の倉庫を開設し、今年度第4四半期には4番目と5番目の倉庫を開設する予定ですので、今年度中に合計3つの倉庫を中国で開設する予定です。23年度は、3ヵ所の移転を含め、合計27ヵ所の倉庫を開設する予定ですので、24ヵ所の新規開設が純増となります。この24の新規出店の内訳は、米国が14、その他海外が10です。海外その他地域の10店舗には、中国の3店舗と、第1四半期にオープンしたニュージーランドとスウェーデンのコストコが含まれています。

資本的支出については、2011年3月期第2四半期の資本的支出は約9億ドルでした。通期の見通しについては、時期を見て38億ドルから42億ドルの範囲にとどめる予定です。

Eコマースに関しては、先ほど申し上げたとおり、第2四半期のEコマース売上は8.7%減少しました。この低迷は、主に当社のオンライン・ミックス・セールスが原因です。このため、第2四半期のEコマース売上は8.7%減少しましたが、これは主にオンライン販売の構成によるもので、主要商品、ホームファニシング、小型電気製品、宝飾品、ハードウェアなどの高額商品については15%減少し、Eコマース売上の58%を占めました。ちなみに、これらの部門は倉庫での売上が11%減少しましたが、倉庫でのインライン売上全体の8%を占めるにすぎません。

次に、インフレについて少しコメントします。引き続き、やや改善傾向にあるようです。思い起こせば、昨年8月に終了した第4四半期では、前年度の物価上昇率は8%と推定されました。第1四半期は、前年同期比で6%から7%に低下しました。第2四半期は前年同期比で5%から6%の水準まで低下し、四半期末にかけてはバイヤーに よってはそれよりも若干低い水準まで低下したと推定されます。引き続き、多くの項目で改善が見られます。商品価格も、COVID 前の水準には戻りませんが、鶏肉、ベーコン、バター、鉄、樹脂、ナッツ類な どが下がり始めており、引き続き安心感があります。

次に、在庫水準についてです。22年度の第3四半期と第4四半期は、前年同期比で在庫が26%増加しました。そして、今年度第1四半期は10%の増加となり、順調に改善しています。この四半期末時点では、第2四半期末時点の在庫は前年同期比2%減となっています。2%減というのは、昨年はサプライチェーンの問題で在庫が港に滞留してしまい、少し在庫過多になってしまったためです。また、1年前にバイヤーに話を聞いたところ、海を渡るタイミングを70日以上と見積もっていたそうです。それが今では、30日前後まで短縮されています。このように、サプライチェーンは全体的に改善され、もちろん運賃も下がってきています。

さて、2月の売上ですが、この2月26日(日)で4週間が終了しました。2月の売上高は170億6,000万ドルで、前年同月の162億9,000万ドルから4.7%増加しました。1月の販売実績から、旧正月である春節が今年は10日早い1月22日にあったことを想起してください。この影響は、2月単月のその他インターナショナルで約2%、トータルカンパニーで約0.25%のプラス要因となりました。また、天候が前年同期比で大幅に悪化したことにより、米国、トータルカンパニーともに2月 の業績に約1%のマイナスの影響を与えたと試算しています。そのほとんどは、チケットサイドではなく、トラフィックサイドにあったと考えています。

既存店売上高は、米国が報告値で3.4%、ガス抜きで3.5%、カナダが報告値で1.2%、ガス抜きと為替で7.3%、その他インターナショナルが報告値で6.5%、ガス抜きと為替でプラス11.5%、トータルカンパニーが3.5%、ガス抜きが5.0%、eコマースがマイナス11.2%、為替抜きではマイナス10.3%となっています。これは、1月のe-comの実績から改善したものです。

2月の販売台数は全世界で4.9%増加し、米国では3.1%増加しました。カナダで 5.5%、その他地域で約 5.7%、当社全体で約 1.5%の影響を受けています。ガソリン価格は前年同期比でほぼ横ばいとなり、若干のインフレが発生したものの、基本的に横ばいとなりまし た。月の平均販売単価は、先ほど申し上げた為替のマイナス影響を含め、全世界で1.3%のマイナスとなりました。

地域別および商品カテゴリー別では、通常、この月次営業報告会で行っている2月の一般的なハイライトをご紹介します。コンプ売上が最も好調だった米国の地域は、中西部、北東部、南東部でした。その他の地域については、現地通貨ベースでは、スペイン、英国、メキシコで最も好調でした。食品・雑貨と生鮮食品の前年比インフレ率は、依然として高い水準にありますが、食品・雑貨は1桁台後半、生鮮食品は1桁台前半から半ばと、ほぼ1年ぶりの低水準となりました。

マーチャンダイジングのハイライトに移ります。以下の当月におけるカテゴリー別既存店売上高は、為替のマイナス影響を除いたものです。食品・雑貨は、2ケタ前半のプラス。冷食、食品、雑貨が最も好調でした。生鮮食品は1桁台半ばのプラス。ベーカリーや精肉など、好調な部門がありました。非食品は、1桁半ばのマイナス。タイヤ、健康・美容用品、衣料品などが好調でした。メジャー部門は、第2四半期と同様、エレクトロニクス・大型家電、宝飾品、家庭用品、家庭用品、小型家電・金物が不調でした。アンシラリービジネスの売上は、1桁半ばの増加でした。フードコート、補聴器、薬局が上位を占めた。

最後に、今後の業績および売上に関するお知らせですが、4月2日(日)までの5週間分の3月の売上実績を、翌4月5日(水)の市場終了後に発表する予定です。

それでは、質疑応答はエマにお願いします。ありがとうございました。

質疑応答

オペレーター

[最初のご質問はモルガン・スタンレーのシメオン・グットマンさんからお願いします。

シメオン・グットマン

消費者の動向を把握するために、2月を連続した月の中でどのように見ているのか、見てみたいと思います。それから、Eコマースのカテゴリーで10%台半ばの下落があったということですが、これは安定しているのでしょうか?これは安定しているのでしょうか。それとも悪化しているのでしょうか? ビジネスにおける消費者全体をどのように診断していますか?

Richard Galanti

12週間前の四半期決算でもお話ししたように、高額商品と呼ばれる裁量消費財が低迷しています。私はエコノミストではありませんが、経済状況や懸念事項、そして一昨年だけでなく昨年もCOVIDで好調だったこと、そしてもちろんこれらの高額商品で大きな利益を得ていることが要因だと考えています。これらのことが、この数字に反映されていると思います。

ちょうど2週間ほど前から、いくつかの地域で春と夏に向けての季節的なものを準備し始めたところです。今のところ順調ですが、これは文字通り、天候が少し良くなった国内の小さな地域での小さなデータポイントであり、それほど多くの場所ではありません。しかし、逸話的には、ウォータースポーツ用品やキャンプ用品でさえも、いくつかのコメントが寄せられています。しかし、それは小さなデータセットです。ですから、指をくわえて見ているしかないでしょう。

しかし、全体的に見れば、ユニットはおおむね良好です。ただ、コンピュータの面では、私たちだけでなく全体的にまだ弱いところがあります。第1四半期の電話会議でもお話ししたと思いますが、平均販売価格帯が下がっている中で、テレビはまずまずの販売台数を記録しています。ちょうどこれから2週間ほど、これからの季節に向けた新しいテレビが発売されるところだと思います。

しかし、それ以外の点では、もちろん、平均取引額やショッピング頻度が上昇しています。新規契約も引き続き好調で、新規出店は3%未満ですが、新規契約数は7%増となっています。このようなことは良い兆候ですが、人々は自分が使うべきと思うところにお金を使っていることは確かです。これからどうなっていくのか、見守りたいと思います。

Simeon Gutman

そうですか。EBITの伸びについて補足しますと、あなたはガイドを出さないとのことですが、この事業は長い間、平均して1%台後半か、10%前後だったと思います。今年は、燃料粗利を大幅に削減したため、平均を少し下回っています。プットとテイクが気になるところです。この事業のEBIT(支払利息)がどのように増加すると予想されるとしても、そこに到達するためのレバーに自信はありますか?

リチャード・ギャランティ

私たちは、正しい方法で事業を推進し、事業を成長させるという点で、自分たちのやっていることに満足しています。皆さんもよくご存じのように、私たちはトップラインの企業です。ガイダンスを示すことはできませんが、私たち、そして現金を持っているすべての人が、今現金でより多くのお金を稼ぐことで利益を得ていることは確かです。今期は、後入先出法によって売上総利益率が前年同期比で7,000万ドル向上しています。何が起こるか予測できませんが、少なくとも昨日のトレンドは、インフレの改善が見られ始めたということです。それが続く限り、第3四半期と第4四半期でそれぞれ1億ドル、2億ドルを超える後入先出品の費用を比較することになります。この点については、私たちも注目しています。

ガスはシャレにならないほど不安定で、ある四半期は他の四半期よりもかなり収益性が高いのです。しかし、私たちはそのためのさまざまなレバーやプット・アンド・テイクを用意しています。しかし、最終的には売上を伸ばすことが重要です。確かに、私たちはお客様を獲得しています。より多くのお客さまを獲得し、また、過去最高の更新率で更新しています。ですから、他と同じように、あるいは他より優れているとは言えないまでも、このまま進んでいくつもりです。

オペレーター

次の質問は、UBSのマイケル・ラッサーからお願いします。

マイケル・ラッサー

リチャード、前回アメリカや世界の景気が悪くなったとき、コストコの業績はかなり良く、その間に黒字化することができました。今回の再建は、より大きなビジネスであり、より経済的な感応度を示すかもしれません。そこで、a、そのように考えているのでしょうか?また、b. コストコが今後数四半期でコンプがマイナスになった場合、収益性を維持するためにどのような行動を取るでしょうか?

Richard Galanti

まず第一に、市場シェアを拡大するようなことをするつもりです。もちろん、ボトムラインも意識しています。今期はその良い例だと思います。なぜなら、長期的に見れば、お客さまに商品を買っていただくと、そのお客さまはまた戻ってきて、さらに商品を買ってくださるからです。そして、私たちは常にそのための良い仕事をしてきました。今回もまた、金利の上昇や景気後退、高金利の見出しなど、この不景気とは少し違います。

しかし、幸いなことに、私たちのビジネスには、高額商品から食品・雑貨、健康・美容用品、生鮮食品まで、さまざまな種類のビジネスがあり、これらのビジネスが、過去にないほど、今、カートを動かしているのです。ですから、私たちはこれまでと同じようにやっていきます。何年か前に、「もし売り上げが落ちたらどうするか」という質問があったのを覚えています。という質問があり、「価格をもっと高くすることで、売り上げを伸ばす」と答えたことがあります。この方程式は今後も続くと思います。

マイケル・ラッサー

続いての質問ですが、ご指摘のインフレ率は、他の企業が経験しているインフレ率よりも低いということですね。おそらく、価格差が拡大しているのでしょう。これは理にかなっており、会員が必要としている時に、より多くの価値を提供していることになります。とはいえ、消費者により多くの価値を提供しているという事実は、フェスを引き上げるかどうかの判断にどう影響するのでしょうか?今年の春は、前回の値上げから5年目にあたると思いますが、通常、この時期に値上げを行うのでしょうか。

リチャード・ギャランティ

そうです。実は、6月で6周年になります。前回の電話会議でもお話しましたが、過去3回の平均は5年7カ月で、今か先月にあたります。この数四半期で申し上げたのは、私たちの見解では、「いつか」ではなく「いつ」ということです。その時はまたお知らせします。しかし、これは私たちがより競争力を高めるための一つの方法であることを心に留めておいてください。このような資金を活用することで、さらに競争力を高めることができるのです。

さらに、私たちの拠点では、直接競合する100から150の主要な商品について毎週コンプショップを行い、その他にも直接競合するさまざまな商品や、競争力の差がはるかに大きい他の小売業に対して限定的にコンプショップを行うこともあります。しかし、結局のところ、当社の相対的な競争力は、これまでと同じように強いと私たちは考えています。そして、私たちは毎週、ロケーションの調査を行っています。そして、4週間ごとに、毎月2日間の予算会議で、各地域のオペレーション担当の上級役員が立ち上がり、これらの数字を見せます。そして、これからもそうするつもりですので、ご安心ください。

オペレーター

次の質問はJPモルガンのクリストファー・ホーバーズからお願いします。

クリストファー・ホーバース

最初の質問の続きですが、前回お話しいただいた時と比べて、消費者の状況はまったく悪化していないとお考えですか?消費者の購買傾向、価格への敏感さ、プライベートブランド、所得層などについて、何かお分かりになることはありますか?消費者の変化率について、どのようにお考えですか?

Richard Galanti

四半期前や、おそらくDavidが1月の売上を記録したときと、それほど大きくは変わっていません。繰り返しますが、消費者の動向の中心は高額商品です。また、1年前、2年前との比較も行っています。COVIDや高額商品を購入する人たちだけでなく、経済や金利の影響もあり、予想されることではありますが、非常に大きな力を持っています。しかし、私たちは、食品・雑貨や生鮮食品、健康・美容関連商品などの強みを活かして、そのような状況に対処しています。

インフレが懸念され、消費者の購買意欲が低下している中、カークランドシグネチャーの商品の売れ行きに差はあるのかという質問を受けました。もちろん、私の最初のコメントは、それはトレードアップまたはトレードイコールであり、トレードダウンではありません。しかし結局のところ、ここ数カ月は通常より大きなデルタが発生しています。

過去10年間の普及率の推移を見ると、年間0.5%か0.5%弱の増加となっています。今期は前年同期比で1.5%ポイント強、食品分野ではパッケージ、ドライ、ウェットなど、あらゆる種類の食品で普及率が上昇しました。食品とは、包装されたもの、乾燥したもの、ウェットなものなど、あらゆるものを指します。これは、多くの人がお金を節約したいと考えていることと一致すると思います。もちろん、それが私たちのブランドであれば、それは素晴らしいことです。それが忠誠心を生むのです。

クリストファー・ホーバース

そうですね。それから、価格/LIFOの点ですが、前四半期に、LIFOの利益があり、それが価格への投資という点で資金源になり得るというようなお話がありました。そこで2つの質問になりますが、もし価格が今日もこのままであれば、1年前にあった後入先出法に基づく逆風を実質的に取り戻して、今後を考えることになるのでしょうか?

もうひとつは、価格ギャップがかつてないほど良好だということですが、同時に消費者にも変化があったということです。そこで、LIFOを価格へのさらなる投資の原資として考えるべきでしょうか。

リチャード・ギャランティ

これはあくまで例ですが、第3四半期と第4四半期に後入先出品のプラスマイナスがなかったとすると、前年同期比で、税引き前ベースで1億3千万ドルのプラスデルタと2億2千3百万ドルのプラスデルタがあることになります。プラス・デルタがあるのはいい数字です。先ほどの質問で、1株当たりの利益成長率についてお聞かせいただきましたが、ガソリンもそうですし、何よりもまず売上が伸びていることが大きな要因になります。このように、すべての要素が関わってきます。

一般的に言って、私たちは、売上を伸ばすために正しいことをするつもりです。それが、私たちが一番にやりたいことです。そして、そのような例が第3四半期や第4四半期に発生する程度であれば、そのようなことを考えなくても、少し余裕ができると思います。

クリストファー・ホーバース

会計上の観点から、価格がこの水準で推移した場合、その分を自動的に取り戻すべきでしょうか?

リチャード・ギャランティ

ラップが0にとどまれば、新たな費用は発生しませんので、昨年の費用と比較することになります。しかし、1年前に比べて価格が下がれば、後入先出法が適用され、前年との差はより大きくなります。

オペレーター

次の質問は、ゴードン・ハスケットのチャック・グロムです。

チャールズ・グロム

リチャード・ギャランティさん、ガス事業について、競争力の観点から、また、それが長年にわたってどのように変化してきたか、さらに、最近のガス収支の傾向についてお聞かせいただけますか。

リチャード・ギャランティ

そうですね。ガスは比較的恵まれています。収益性の高いビジネスです。収益性は変動しやすいのです。多いときもあれば、少ないときもあります。また、少ないときもあります。しかし、全体としては収益性の高いビジネスです。このビジネスによって、私たちはさらに競争力を高め、人を呼び込むことができるようになりました。昨年の夏から秋口にかけて、アメリカでのガロン(1リットル)あたりの売上高が10%台半ばから後半に伸びたという数字をお話ししたと思いますが、アメリカの人口全体ではほぼ横ばいでした。昨日も発表しましたが、米国人口に対する当社の15%強の差は、まだ10%ポイント程度だと思います。ですから、私たちは市場シェアを獲得し、駐車場に人を集めることができるのです。

価値という点では、私たちは多くの店舗で毎日コンプショップを行い、店舗全体の平均的な価値と比較して価値を判断しています。今年、今日までのところ、一桁の数字ですが、私たちは会員を0.37ドル節約したと感じています。これは改善されたことです。この5年間で、20ドル台半ばから30ドル台半ばになったのです。

チャールズ・グロム

なるほど。それは参考になりますね。それからインフレについてですが、価格が下がり始めている中で、貴社も価格に投資していますが、需要の観点から見てどうなのか、また、貴社が行っていると思われる価格対策の成功度をどのように測っているのか、お聞きしたいです。

リチャード・ギャランティ

これはアートであり、科学ではありません。私たちは、大きな効果が期待できるハイ・スピードの商品には注目しますし、ある商品についてはパスします。これは前回の予算会議での話ですが、ジャスミンライスの25ポンドと50ポンドの袋の輸送コストが劇的に下がったことで、売上が大きく伸びました。そのため、運賃が下がれば、売り上げが伸びると考えています。

サプライヤーとの協力関係も深まり、MVMも変化しています。その一部は、私たちが持っているものの配分の問題に基づいています。しかし、全体としては、価格を下げることで価値を向上させれば、より多くの売上につながると信じています。

オペレーター

次の質問はTruist SecuritiesのScot Ciccarelliからお願いします。

スコット・シッカレリ

他の多くの企業と同様、御社も多くの裁量的なカテゴリーからシフトしており、おそらく消耗品カテゴリーの売上が好調なのでしょう。しかし、売上総利益率は実際にはかなり安定しています。そこで質問なのですが、もし今後、食料品や消耗品にシフトしていくようなことがあれば、売上総利益率への圧力が強まると予想されますか?

リチャード・ギャランティ

率直に申し上げて、これらのカテゴリー間の差は、以前ほど極端ではありません。実際、生鮮食品や食品・雑貨のようなカテゴリーでは、弱いカテゴリー(弱いのではなく、利益率の低いカテゴリー)には、高額な裁量消費財のようなものがあります。もちろん、単価は高いのですが、高額な電化製品の比率が低いのです。そのため、比率よりも売上総利益率に影響があります。

ロティサリーチキンの加工と販売にかかるコストについて少し調べてみると、4.99ドルという価格を維持しているのは、会員獲得と売上拡大のための低価格への投資であることがわかります。このように、莫大なインフレにもかかわらず、私たちが行っていることがあります。たとえコストが少し下がったとしても、相対的に見れば、私たちはそのような素晴らしい商品も提供したいのです。

スコット・シカレリ

了解しました。それからもうひとつ、あなた方は長年にわたって2回ほど一時的な配当を行ってきましたが、それは常に低金利の環境下でのことでした。先ほど純金利収入について報告されたように、現在では現金に対して実質的なリターンを生み出すことができます。そこで質問ですが、無リスクの金利が高い環境では、将来の配当による資本還元を思いとどまるのでしょうか?

リチャード・ギャランティ

そうですね、今現在は少しは役に立っています。これは良いニュースです。過去10年半にわたって行ってきた特別配当は、依然として私たちの矢のようなものだという考えは変わりません。そして、ある時点で、再びこのようなことが起こるかもしれません。しかし、これは会員制の質問のようなもので、その時はまたお知らせします。

オペレーター

次の質問は、クレディ・スイスのカレン・ショートからお願いします。

カレン・ショート

リチャードさんは、特にボトムラインを意識しているというコメントをされていますね。正確には、あなたのコメントだったと思います。また、様々なカテゴリーでシェアを拡大するために価格に投資するというコメントもありましたが、この点についても整合性を取っていただけないでしょうか。

リチャード・ギャランティ

後者のコメントについてですが、私たちは価格を利用してシェアを拡大しようと考えており、それは継続しています。そのために、より多く、あるいはより少なくということではありません。私たちはそれを生業としているのです。私がコメントで言おうとしたのは、私たちは特にボトムラインを意識しているということです。長年当社をご覧いただいている皆様には、ある四半期に、ある費用についてより大きな打撃を受けることがあったかと思います。何年も前のことですが、ロティサリーチキンのような例もあり、現在では調整するレバーが増えたので助かっています。

しかし、トップラインを牽引し、株主のためにお金を稼ごうとする公開企業であることを認識する、この2つのことから離れるつもりはありません。しかし、売上を伸ばすことを優先させるつもりです。なぜなら、それが損益計算書の他のすべての項目に利益をもたらすからです。

カレン・ショート

なるほど。在庫が2.5%減少したことを受けて、今後、売上高に対して在庫をどのように考えるか、お考えを聞かせてください。また、そのうちのどの程度がガスや燃料に関連したものなのかがわかりませんので、燃料以外のコメントとの関連性を解析していただければと思います。

リチャード・ギャランティ

ところで、ガソリンの在庫は他のものに比べて非常に少ないです。そして、それはほぼ毎日回転しています。しかし、前年比で在庫が改善または減少しているのは、1年前のサプライチェーンの課題や港湾の課題によって裏打ちされたものばかりです。ですから、在庫の状態は良好だと感じています。流れはずっと良くなっています。しかし、カテゴリー別に見ても、在庫水準はかなり良好だと感じています。

しかし、26%増で、ニュースなどでご覧になった港や船の写真にあるような、文字通り「輸送中のもの」がたくさんあったときとは比べものにならないでしょう。そのため、かなり改善されました。

オペレーター

次の質問はTDコーウェンのオリバー・チェンからお願いします。

トーマス・ナス

オリバーの代わりにトムからです。デジタル事業について、今年下半期の比較対象が緩和されたことを受けて、短期的にコンプがどのように推移すると予想されるか、少し補足していただけますか。また、エンゲージメントの観点から、デジタル・ビジネスにはどのような機会が待ち受けているのでしょうか。

リチャード・ギャランティ

私たちは、今後の展開について予測はしていません。しかし、少なくとも、2月はマイナスではあるものの、1月よりは少しマシだったというのは嬉しいことです。マーケティング活動をさらに強化しました。ちょうど5ヶ月前にデジタル部門の責任者を新たに採用し、現在さまざまなことを行っているところです。ですから、今後数四半期にわたって、さらに多くの報告ができることでしょう。私の考えでは、そのための機会や低いところにある果実はたくさんあります。

現在の数字を見る限り、最大の課題は、過去2年間に大きな成功を収めたことです。COVIDは、家具、家電、テレビ、コンピューターなど、家庭用の高額商品を扱う大きなビジネスとなっただけでなく、2年前か3年前に現在のコストコ・ロジスティクスを買収しましたが、この2つがビジネスを大きく推進させたのです。私たちは、この2つがビジネスの大きな原動力になっていると認識しています。しかし、私たちはそれに頼るのではなく、売上を伸ばしたいと思っています。

トーマス・ナス

素晴らしい。エグゼクティブ・メンバーシップについて補足すると、エグゼクティブ・メンバーシップは普及率が高いので、相対的にどのように振る舞うのか、また、普及率が高いことによるビジネスへの影響についてお話いただけますか。

リチャード・ギャランティ

会員がより忠実になり、より多く消費し、より頻繁に来店するようになります。良いことばかりです。例えば、アメリカの場合、現在のレートで60ドルのところを120ドル使ってもらい、その結果、特定の取引で2%のリワードとその他の特典を得ることができれば、ロイヤリティと頻度を高めることになります。そうすると、エグゼクティブ・メンバーはより多く買い物をするようになります。さらに、提携のシティVISAカードを発行してもらえば、さらに効果的です。このように、私たちは、これらすべてがポジティブな方向に作用していると考えています。

また、エグゼクティブ・メンバーシップの普及が進んだことも良かったと思います。ここ数年、他の小さな国にも導入しています。そのためには、15カ所程度のコアベースが必要です。それで、他の拠点でも提供しました。しかし、アメリカではまだ普及が進んでいます。ところで、私たちは、新規のお客様が登録に来られたときに、エグゼクティブ・メンバーシップのメリットを数年前よりもうまく説明し、登録させることができるようになりました。

オペレーター

次の質問はBMOのケリー・バニアからお願いします。

ケリー・バニア

ここであえてマージンについて質問させてください。コア・オン・コアは8四半期ほど連続で減少していると思います。このようなコア・マージンの管理について、どのようにお考えなのか、お聞かせいただけますでしょうか。また、特に大口顧客のような低マージンのカテゴリーがもう少しプレッシャーを受けているというコメントから推測すると、もしかしたらもう少し驚くかもしれませんが、それは他のミックスがそうなっているのでしょうか?これは意図的なものなのでしょうか?過去数四半期に発生したガス代の再投資は行っていますか?店舗に再投資しているのでしょうか?このコア・オン・コアの減少について、その思考過程を理解する手助けをしてください。

リチャード・ギャランティ

その質問への答えの最大の要素は、生鮮食品のマージンが低下していることだと思います。3年前の第2四半期(COVID導入前)と比較すると、第2四半期の生鮮品マージンは50~60bp増加しています。しかし、COVIDのおかげでそれ以上に上昇しました。COVIDはこれらの分野で売上を大幅に伸ばし、生鮮食品で売上原価の要因となる腐敗を減らし、ベーカリーや精肉部門などの労働生産性を向上させました。そして、ベーカリーや精肉部門などの労働生産性も改善されました。COVIDを導入する前と比べれば、まだましです。そして、売上も維持できています。

これは実際の数字ではありませんし、目の前にあるわけでもありませんが、仮にCOVID以前の生鮮食品は年8%とか10%とか上がっていたとしましょう、年8%とか。そして現在も、8%や10%までとはいきませんが、それでもプラスになる売上成長をしています。このように、私たちは大きな利益を維持しています。しかし、ここ1、2ヶ月だけでなく、ここ数ヶ月の間、価格設定に投資してきました。その結果、新鮮味のある製品を提供することができました。ロティサリーチキンの例を挙げましたが、これは生鮮食品の多くの分野に共通することで、お客さまが買い物に来る重要なカテゴリーの一つなのです。

ケリー・バニア

COVID導入前の水準に戻すような管理を考えていますか?それとも、一定期間、もう少し高い水準で管理しようとお考えですか?

Richard Galanti

私たちは、これらのことをすべて管理できるほど賢くはないと思います。コア部門から付帯事業、ガス、後入先出法に至るまで、粗利率を構成する要素は実にさまざまです。ですから、本当に流動的なのです。私たちはそれを管理していますが、毎日状況が変化する中で、時には組織的かつ無秩序な方法で管理しています。私たちは、それを見事にやり遂げたと思います。

ケリー・バニア

そうですね。同感です。マージンに関する後入先出法に関連して、ここ数四半期でドル建てでいくつかの数字を発表されましたね。ガスマージンの追い風を相殺するような効果があるのでしょうか?そのようにお考えでしょうか?それともGAAPマージンの追い風がLIFO費用よりも大きいのでしょうか、小さいのでしょうか?

Richard Galanti

ある月でも、正直なところ、大きくなったり小さくなったりします。ガスはかなり変動が激しいですから。でも、よくぞ聞いてくれました。

オペレーター

次の質問は、エバコアのグレゴリー・メリッヒからです。

グレゴリー・メリッヒ

2つほど質問させてください。1つは、会費の話に戻したくないのですが、ちょうどいいような気がします。120ドルのエグゼクティブ価格帯は、会員の43%、売上の70%ということですが、売上の大部分がそこからもたらされているという事実は、会員になるタイミングをどうするかという点で、思考プロセスを変えるでしょうか。

リチャード・ギャランティ

いいえ、まったく変わりません。

グレゴリー・メリッヒ

全くありません。素晴らしい。次に、バスケット内のアイテムについてですが、コンプが低下しているのに、また、賃金インフレが続いているのに、販売管理費の削減が進まないのはなぜでしょうか? トラフィックがまだ伸びていて、インフレが起きている場合、それはバスケットあたりのアイテムが減っているからでしょうか?あるいは、デフレではなくディスインフレの環境下で、販売管理費の増加をどのように管理すればよいのでしょうか?

リチャード・ギャランティ

はい、台数はまだ増えています。率直に言って、価格インフレはそれを少し相殺し、少し助けてくれています。4週間ごとに行われる予算会議では、オペレーターが、残業時間の改善や自動化、倉庫での荷物の流れの改善など、特定の重点項目について話し合います。私たちは、それに対してかなり良い仕事をしてきました。

今年のオフシーズンの賃上げにもかかわらず、過去15ヶ月で3回のオフシーズンの賃上げを実施しました。労働手当が最も大きな支出項目であることを考えると、このレバレッジとわずかなデレバレッジは非常に印象的です。つまり、生産性です。私たちはこの点で良い仕事を続けていると思います。

グレゴリー・メリッヒ

コンプの計算が正しいかどうか確認したいのですが、コンプが6でインフレが6、トラフィックが3であれば、バスケット内のアイテムは3減少するのでしょうか?

リチャード・ギャランティ

ミックスです。そうです、ミックスです。

グレゴリー・メリッヒ

100%ASPです。了解です。よし。すごいな。がんばってください。

オペレーター

次の質問はグッゲンハイムのジョン・ハインボッケルからです。

ジョン・ハインボッケル

リチャード、まず始めに、あなた方がより多くのデータ分析作業を始めたことは知っていますし、価格への投資についてもお話されましたね。カテゴリーやアイテムごとの価格弾力性については、かなり研究されているのでしょうか?また、非食品という文脈では、ソフトな部分があるとお考えでしょうか?そこで、非食品について、どのような軌道修正ができるのでしょうか?そのようなカテゴリーにターゲットとなる投資をすることで、シーズン初期にシェアを拡大できるような弾力性はあるのでしょうか?

Richard Galanti

あると思いますし、実際にあります。率直に言って、私たちは価格弾力性を過去ベースで分析することはしません。かなり単純なことです。しかし、A/Bテストや、この地域でこの価格差をxだけ下げ、yだけ上げ、別の地域でどちらがより効果的かといったテストは行っていません。私たちは、価格を下げればもっと売れるということだけに集中しているのです。

ジョン・ハインボックル

なるほど。また、非食品については、非食品が少し弱くなるとおっしゃいましたね。これはすべての非食品ではなく、特定のカテゴリーに限ったことです。在庫を削減しましたか?商品を......とにかく早く入荷させたいのでしょうか。これ以上早く入荷できるとは思えませんが。在庫が最も大きな問題だと思いますが、何か対策はありますか?

Richard Galanti

そうですね、まず何よりも、在庫を持つこと、そして、いくつかのものを早めに入荷する程度です。先ほど申し上げたウォータースポーツやキャンプに関する逸話は、余裕があったために少し早めに持ち込んだものです。また、国内の一部地域では、今の天候を考えると早めに持ち込む意味がないものもあります。でも、結局のところ、私たちはいつもその点ではうまくいっているのだと思います。

大きなポイントは、サプライヤーと協力することです。エレクトロニクスを例にとると、これは逸話ですが、COVIDの2年間は売上が非常に好調で、サプライチェーンの課題も残っていましたが、プロモーション的なものはほぼ皆無でした。今はもっとプロモーションがあります。私たちのバイヤーは、世の中にあるすべての販促品を手に入れられるよう、サプライヤーに働きかけています。それも私たちの仕事の一部です。しかし、それ以上に重点を置いているのは、この点です。そうですね、私たちは成長しているカテゴリーに重点を置いています。例えば、HABAやアパレルなどは、現在、当社にとって非常に好調です。アパレルの強みは、有名なものをより多く取り入れることです。

オペレーター

次の質問は、シティのポール・レジュエツさんからお願いします。

ブランドン・チーサム

ポールに代わってブランドン・チーサムです。価格差の拡大についてのご意見に戻したいと思います。あなたはこれまでと同じように事業を運営しているようですね。しかし、価格ギャップはかつてないほど広がっています。そこで気になるのは、競合他社の動きはどのように変化したのでしょうか?競合が反応しないカテゴリーがあるのでしょうか?あるいは、以前よりも反応が鈍くなっているのでしょうか?

リチャード・ギャランティ

競合他社は、これまでと同じように幅を利かせていると言ったと思います。幅が広くなったかどうかはわかりません。しかし、私たちは現在の状況を非常に好ましく感じています。これは、あるカテゴリーにおける直接の競合他社や他の大きな箱に対するもので、従来の小売業者であれば、まず価格差が大きくなることを認識しています。

また、当社と他の倉庫型クラブが基本的に同じ種類の商品を販売しているという事実にもかかわらず、当社は全く同じブランドの商品については当社の方が価格が高いことを確認したいと思っています。そのため、1億ドルや1億5,000万ドルの商品については、そこを見極めています。コーラやペプシ、アドビルやタイド洗剤など、誰もが知っている主要な商品、あるいは同じ商品であっても、最も競争力のある商品なのです。量や質、サイズ、色など、あらゆる面で異なる商品がたくさんあり、場合によっては、私たちの方がお得だと感じることもあります。でも、それを判断するのはお客さまです。だから、私たちは今やっていることを続けるだけです。競争力のある商品に焦点を当て、どのような商品でもより価値を高めることができるよう、常に考えています。

特にプライベートブランドでは、パック内の単価を向上させながら、いかにパックを大きくするか。大きなインフレがあったときでも、10%の上昇、インフレによるコスト上昇があった場合、どうやってベンダーに少し食べてもらうか、少しは食べてもらうか?もちろん、価格の上昇が大部分を占めることは言うまでもありませんが、それ以上に、製造やパッケージングの観点から、パックサイズの構成を変えることによって、パレットに載せるセル数をXパーセント増やす方法を考え、価格をさらに数パーセント下げるにはどうしたらよいかを考えます。なぜなら、私たちは2,300億ドルまたは2,400億ドルの売上を3,800品目で割っているわけですから、私が知っている誰よりもこの点に重点を置いています。そのため、5,000万ドル、1億ドル、3億ドル、5億ドルの商品も数多くあります。それができれば、私たちは良い仕事ができると考えています。

ブランドン・チータム

つまり、競合他社よりも少しコスト面で優位に立っているため、このような動きをすると、競合他社はまったく太刀打ちできないとお考えなのでしょうか。

リチャード・ギャランティ

すみません、何でしたっけ?

ブランドン・チータム

あなたは競合他社に比べて、コスト面で少しばかり優位に立っています。あなたが価格を下げると、競合他社はあなたに全くかなわないのです。だから、価格差をこれほど大きくできたのですね?

リチャード・ギャランティ

それは、私たちのモデルと他のモデルとの比較によるものだと思います。私たちは、他のウェアハウス・クラブや大型ディスカウントストア、スーパーマーケットなど、非常に手ごわい競合他社を尊敬していますし、存在します。私たちは皆、自分たちのモデルを最大限に生かすためにできることをやっています。ですから、私たちが価格改定をしたとき、競合他社がそれに応じる場合もあれば、応じない場合もあることは確かです。私たちは商品点数が少なく、毎週販売をしていますが、加盟店の方々は、100の商品があり、50は同じで45は安く、5が高く、その5を今週中に変更したほうがいいと考えていると思います。

この5つは今週中に変更したほうがいいでしょう。競合他社のことは言えませんが、彼らもそうだと思います。しかし、私たちのモデルやコスト構造は、従来の小売業者が20~100%であるのに対し、私たちは平均して10%台前半で商品をマークアップすることを可能にしているのです。ですから、少し余裕があります。

ブランドン・チータム

了解しました。サムズクラブは最近、方針を転換し、出店を開始すると発表しました。このことは、御社の出店計画に影響を及ぼしますか? 近くに出店することが分かっていても、同じ場所に出店しますか?それとも、その地域から排除されるのでしょうか?

リチャード・ギャランティ

いいえ。既存の出店場所であろうと、不動産市場の動向から判断して、私たちが出店したいと思う場所に出店します。それは私たちに影響を与えるのでしょうか?Sam'sであろうと他の会社であろうと、この商品をもっと早く発売することは、私たちに影響を与えるかもしれません。それから、これからさらに店舗を増やすということですが、今後5~6年の間に30店舗ほどオープンすると言っていましたね。彼らはどうやら、もっと閉めるべきだというメモを受け取っていないようです。冗談です。競合相手として彼らを尊敬していますし、それが私たちの仕事を変えるとは思っていません。しかし、この国にはまだ十分なキャパシティがあり、もちろん他の国にはそれ以上のキャパシティがあるということは、良い兆候だと思います。

オペレーター

最後の質問は、R5キャピタルのスコット・ムシュキンです。

スコット・マシュキン

たくさんありますね。まず最初にお聞きしたいのは、地域別売上で、どの地域が良かったかということです。つまり、明らかに技術系では多くのレイオフが行われていますし、御社はカリフォルニアに大きなビジネスを持っています。この2ヶ月の間に、この事業が相対的に不調になることはありますか?それが私の最初の質問です。

リチャード・ギャランティ

そうではありません。私の部下がここで数字を見ていますが、そうでもないと言っています。ジョシュが言ったことのひとつに、私たちは400の拠点を有しているということがあります。全米で550あまりの拠点のうち、400あまりの拠点にガス設備があり、カリフォルニアではさらにその割合が高く、より大量のガス設備があります。ガソリン代が前年比で大幅に下がっていることもあり、ベストパフォーマンスとは言えません。それを除けば、それほど大きな差はないでしょう。

スコット・マシュキン

これは愚問かもしれませんが、特にカリフォルニアでは、EVを推進することでガスビジネスはどうなるのでしょうか?

リチャード・ギャランティ

前途は多難です。私たちは11台の洗車機を所有しているだけです。ですから、30年後でも洗車場のスペースは十分にあります。しかし、結局のところ、それは非常に長い道のりだと考えています。数年後に実現するものではありません。そして、アメリカのガソリンガロン全般と比較して、私たちがまだそのようなシェアをとっているという事実は、ポジティブなことです。ですから、率直に言って、この問題は5年か10年先まで先延ばしにできるものだと思います。

スコット・マシュキン

そうですね、カリフォルニアの担当者に伝えてください。最後の質問ですが、この電話は長くなってしまいましたが、長期的な取り組みについて少しお聞きしたいのです。数年前、御社はフレッシュネスに大きく舵を切りました。これは明らかにうまくいっています。クレジットカードの導入もありました。クレジットカードもありましたし、大口商品もありました。このような、ビジネスを少し変えて、もう少し速く成長させるようなことはありますか?

リチャード・ギャランティ

国際的な事業では、一般的に多くの機会があります。海外のいくつかの国々では、売上高に占める割合が米国よりも高いので、より多くの機会が生まれます。垂直統合については、今のところ大きなものはないと思います。鶏肉はいずれまたやるかもしれませんが、それはまだ数年先の話です。数年前にシカゴ郊外に中西部と東海岸向けの第2食肉工場を建設したばかりです。ベーカリーも拡大中です。このように、2億ドル以上のプロジェクトが次々と進行しています。

競争力を高め、価格を下げる努力を続けるという点では、サプライヤーと協力し、現在アメリカや他の国から出荷しているものや、農産物の場合は空輸しているものもありますが、ホットハウス側と呼んでいる、野菜をもっと栽培できないかという活動もたくさん行っています。しかし、コンセプトはいいのですが、それを理解するのに時間がかかります。しかし、コンセプトはいいのですが、それを実現するには時間がかかります。

もうひとつは、数年前にカシューナッツのような単純なものを例に挙げたと思います。歴史的には、カシューナッツはすべて東アフリカで栽培、洗浄、焙煎の下処理を行い、アメリカに輸送して焙煎、品質管理、包装を行い、13〜14カ国に出荷してきました。現在では、韓国、台湾、日本、オーストラリア、中国で販売されるものは、ベトナムにある当社の高品質ロースターサプライヤーに出荷されています。彼らは私たちとともに成長したのです。そして、その部分のコストを劇的に膨大な額まで下げ、それを使って、私たちが通常行っているように、その節約分の80%または90%を取り、それらの国でさらに価格を下げているのです。

チャンスはいくらでもあるのです。今、私たちは、紙製品、プラスチック製品など、何億円もする商品を購入する大手サプライヤーと話し合っていますが、これらの商品は、国内で生産して現地に送るのではなく、海外、特にアジア側で生産することが可能です。生産コストが低く、品質さえ維持できればいいのです。ですから、小さなチャンスがたくさんあり、それが全体として私たちにとって良いチャンスになると思います。

リチャード・ギャランティ

それでは、みなさん、ありがとうございました。ありがとうございました。今日、明日、そして来週の初めにも、何人かの方とお話することになると思います。良い午後、良い夜をお過ごしください。

オペレーター

ここから先は

50字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?