見出し画像

ギリギリの人生 ~アルコール依存症とわかってから~ 番外編(危険な恋...)No.2

前回より

その内容を見てビックリしたのと同時に彼女の心の闇が解った気がして彼女を助けようと思ったのだが、それが私にとって自分で自分の首を締める事になるとはその時はこれっぽっちも思わなかったのである。

その長文の内容には男の人はどうして好きでもない女性と浮気できるのか?、奥さんの事は好きではないのか?、今は彼が好きなのか嫌いなのかわからない...
等々、男の気持ちをとても知りたそうな内容であった。

私は過去にお付き合いした女性は元妻を入れても3人しか居ない為、男女の色恋沙汰の相談事にはどうもうまく答えられない。

特に若い頃、男は硬派じゃなきゃいけない!と片寄った考えの自分だったので浮気や不倫、婚外恋愛等については絶対駄目のスタンスだった。

なので、彼女を傷付けずにどういう返事をして良いかかなり悩んでいたのが本音である。

どう返事したか細かい事は忘れたのだが、唯一覚えているのは「好きか嫌いかわからないのならサヨナラするのが良い」と言う事だけ。

私も長文で返した記憶はあるのだが、年齢による物忘れなのかアルコールでの物忘れなのかよくわからないが前文のような内容で返事したのは間違いない。

それに対する返信はしばらく無く、彼女とは私が投稿した記事でのコメントのやりとりだけは続いていた。

しかし、相変わらず1行のコメントに私が返事しているのが他のフォローされてる方達から見たらどうも面白く見えてたみたいで【夫婦漫才】みたいだと言われ始めていた。

確かに彼女とのやり取りは楽しかった。

コメントが無い時等は彼女のブログを見に行って更新してるか確認したり、メッセージを送ったりして、何故か知らないうちに彼女が気になる存在になっていったのである。

表現は難しいのだが好きとか嫌いとかではなく、友達として気になり心配していると言うのが表現としては正しいと思う。

しかし彼女にメッセージを送っても返事はなかなか返って来ないし、ブログも更新していない。

やっぱり彼と何かあったんだろうなって心配にはなってきたが暫くはこちらから何もアプローチをする事は止めておこうと思い、普段通りにアダルトな内容書いたり、過去のアダルティックな経験を書いたりしてフォローしてくれてる方々と楽しく、時には削除ギリギリのコメントをして楽しんでいた。

先程も述べたように過去の経験を書く事が多かったのだが、たまに普通の内容の記事を投稿すると皆さんが心配して「何かあった?」と。「私も普通の事だって書く時はありますよ!」

等、楽しい会話で楽しく出来ていたので彼女の事はすっかり忘れてしまっていた。

そんな時に彼女からメッセージが。

「別れました...」と。



続く


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?