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2023.12.12 『MedicalNote』取材 明樂重夫院長と骨盤臓器脱に対する腹腔鏡下仙骨腟固定

先日MedicalNoteという医師と患者をつなぐというコンセプトの医療プラットフォームサイトに掲載する取材を受けました。

取材様子


今年は後半に雑誌やWebメディアの取材が立て続けに入り、今年最後と思われるインタビューでした。
インタビュー内容は重複も多いのですが、私は毎回お話を聞けるのを楽しみにしています。
就任してからの話や病院の特性、診療科、取り組みについて、普段聞けないおはなしの中には広報のヒントも隠されているからです。
そして、私が最近特に気になっているのが、“LSC”“RSC”というキーワードです。

LSC(Laparoscopic Sacral Colpopexy)腹腔鏡下仙骨腟固定とRSC(Robot-assisted sacrocolpopexy)ロボット支援下仙骨膣固定術


当院の明樂院長は医師ガイド本にも掲載されるようなエキスパートな方です。
そんな明樂院長は1983年3月(ちょうど私が生まれた年月です)に日本医科大学医学部を卒業し、以降婦人科医として多くの功績を積み重ねてきました。
特に、LSC(Laparoscopic Sacral Colpopexy)は骨盤臓器脱(子宮脱など)に対する腹腔鏡手術ですが、この術式に明樂院長は尽力されておられます。
それまでは仙骨膣固定術は開腹により行われており、侵襲性が問題となっていました。
この問題を腹腔鏡手術の進化が変えていきます。
腹腔鏡は低侵襲かつ、ダブルメッシュ法を可能とし、あらゆる骨盤臓器脱に対応できる術式を生み出しました。
そして、日本医科大学で2008年に日本で初めてダブルメッシュ法を行い、先進医療の認可を受けたのです。
調べてみたのですが、この件に関しての情報は自分が調べた限りではまだ見受けられず、貴重な情報です。

8年後には保険適用になり、さらに10年後にはロボット下での手術でも行われるようになりました。

今後LSCとRSCの話をもっと聞きたいと思っています。
そして術中の写真撮影も行いたいと考えている広報です。






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