オンラインレッスン環境(モニターディスプレイディスプレイについて)

先日からオンラインレッスンについての記事が多くなっていますが、今回はモニターディスプレイ(通話画面サイズ)について手短に紹介いたします！

・スマホサイズの画面（4～7インチ前後）

最新のスマホなら片手だと持ちにくいサイズまで巨大化してきましたが、それでもある程度近くによらないと、画面上に映された譜面や相手の動作を見ることが困難です。
また、映し出された内容を確認するためにスマホに近づくと、相手にはあなたの顔しか送られなかったりするので、講師側としては「今どこを押さえてどんな姿勢でどういうピッキングをしているの？」と上手くいったポイントや改善してもらいたいポイントを判断しにくくなってしまいます…
なので「全体像か演奏している動作がわかる距離」まで少し離れてもらったり、カメラ(スマホ)の位置を変えてもらったりして、もう一度弾いてもらうことになりレッスンがスムーズに行えない場合もあります。

しかしありがたいことに最近だと100円ショップでも三脚タイプのスマホスタンドが売られているので、スタンドを活用しつつ「自分の演奏している風景が画角に収まりつつ、相手から送られてくる映像内容を認識できる距離」を決めてしまえばある程度はスムーズにやり取りができるようになると思いますので、スマホスタンドを導入して試行錯誤をしてみて下さい。

・タブレット/ノートPC の画面(10~17インチ前後)

先述の片手スマホサイズのおよそ倍位のサイズになって、送られてくる映像や画像が近づかなくても認識しやすくなっているうえに、この手のデバイスだとカメラ・マイク・Wi-Fi等がすべて搭載されているので、機動性・導入コスト・利便性のバランスが取れていると思います。

しかし、私のように普段からデスクトップサイズとスマホで完結している人は、わざわざそのためだけに新しくデバイスを導入するのも…とちょっとしり込みしてしまいます。

このタイプの場合ビルドインカメラが固定されており、お互い顔を見ながらの通話には最適ですが、演奏している様子が収まる距離に設置するのはスマホサイズと同様に最初はいろいろと試行錯誤が必要かもしれませんが、あとからwebカメラを増設したり、高音質な通話にするためオーディオインターフェイスの導入もスマホに比べると選択肢が多いので不満を感じてから買い足すor買い替えるのもひとつの手だと思います。

・デスクトップPCの画面(19～30インチ前後)

私は基本的にデスクトップ環境での作業なのでこのサイズです(22インチ×2画面)。
このサイズまで来ると通話画面を最大化表示すれば、映し出される内容を認識しつつ通話が可能です(むしろ部屋が散らかっているのもバレてしまいます…)。

また、デスクトップPCモニターだと必然的にカメラが外付けカメラになるので、スマホやノートPCにくらべ相手に送りたい映像画角を気軽に変更でき、なおかつ自分が見ている画面の位置は固定されているので設置が楽です。
どのみち設置場所を探すのに試行錯誤は必要ですが、相手に指示してもらいながらカメラの場所だけ移動すればいいので、自分が見ている視点(画面と目の位置関係)は変わらないので、自分も見やすく相手も見やすい位置に設置しやすいです。

デスクトップPCだと機動性が皆無ですし、いろいろ追加購入しなくてはいけないのでコスト面からもハードルが高いですが、各パーツや機材の変更も容易にできるのでオンラインレッスン用のマシンとしてではなく、ほかの作業等にも使えるので、安くはないですが導入して損はないと思います。

・最後に

足早にモニターディスプレイについて記述しましたが、まずは手元にある機器を使って不満な点がないか確認してから環境を整えるのがいいかと思います。

そして例えば40インチオーバーの大画面で、カメラの位置をいい具合に設置すれば、奥行きや切り取られた風景(画面)ですが、より対面レッスンに近い感覚での通話ができると思います。

実際に対面レッスンを受けるよりも情報量は落ちてしまいますが、昨今の騒動の影響で対面レッスンが行えないですし、講師やスクールとの物理的距離の問題でレッスンの受講が難しい方でも、自宅にいながら習い事ができる環境が一般的になってきているのは、広まるきっかけがきっかけですが生徒と講師お互いにいいことだと思います。

画面のサイズのように、教わりたい講師の人を気軽に変更できるのがオンラインレッスンの特徴だと私は思っていますので、気軽に何かしらの習い事を始めてみてはいかがでしょうか。