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やまとみずほの国に生まれて

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大和は倭にあらず大きくなった和です。阿波は邪馬台国やソロモンの秘宝など伝説の宝庫。「やまとみずほの国」に生まれて「おおやまと」に暮らす弥真都満穂が熱く古代ロマンを語ります。
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#香川

蘇我物部抗争に皇統も愛欲入り乱れる

やまとみずほの国に生まれて  第四十一話 時代を超えた日本神話最後の超絶ヒーロー、聖徳太子は教科書から消えた。第四十話「継体天皇が隠す真の王朝交代」にて、雄略天皇の後、継体天皇まで行政記録がなく幻と書いた。継体天皇を継ぐ3人の兄弟天皇は、雄略天皇の皇子。安閑天皇は広国押建金日命、勾金橋宮。宣化天皇は建小広国押楯命 檜隈廬入野宮。嫡男欽明天皇天国押波流岐広庭天皇、磯城島金刺宮が最後。 安閑天皇と宣化天皇の在位期間は5年と3年。日本書紀の紀年に矛盾があり 安閑宣化朝と欽明朝の

継体天皇が隠す真の王朝交代

やまとみずほの国に生まれて  第四十話 第三十九話「応神王朝の政権確立が内部闘争を着火」において、仁徳天皇から雄略天皇まで足早に語った。雄略天皇から中央集権体制が始まったと評価されるのは、第四話「紀伊は木の伊の国にして狗奴国」に書いた。吉備は、元々事代主が逃げた和歌山、海幸彦の国津神の拠点。邪馬台国同盟狗奴国は伊国極南界の長国。国譲り後、東の海を渡るが雄略天皇は和歌山を滅ぼす。 また丹波勢力の力を削ぐため 豊受大神を伊勢神宮へ遷座させた。天照大神が安らかに食事できないと呼

応神王朝の政権確立が内部闘争を着火

やまとみずほの国に生まれて  第三十九話 倭国は伊国、漢委奴国王印、魏志伊人伝に登場する奴国は長国が制圧した。第九話挿話「狗奴国がまさかの邪馬台国連合国」、長国が制圧した他の奴国と区別して、狗奴国は御長国。国譲りで阿波から紀伊へ移った。倭の五王も伊の五王、欠史八代は奈良の出先機関。実権は阿波と讃岐の伊国にあった。第三十六話「天皇家探すはお門違い⁉倭の五王まとめ」倭王武は武埴安彦。 第10代崇神天皇が討ち実権は阿波から奈良へ移る。247年の邪馬台国の朝貢が卑弥呼が三貴神の時

夢は枯野を駆け巡る?応神王朝は友ヶ島

やまとみずほの国に生まれて  第三十八話 第三十七話「国生みの淡島は眉山!?淤能碁呂島は渭山です」、仁徳天皇詠う国見歌、日本が阿波から始まったと証明する。難波は「なみはや」渦の潮。四国から吉備へ行くのに淡路島へ渡らない。行幸先は岡山ではなく和歌山。第三話「桃太郎は木眉津彦か和歌岳彦か」、吉備は元々は和歌山も隠した。古事記は削除し忘れたけど、日本書紀は応神天皇の事績へ話をすり替える。 淡路島 いや二並び 小豆島 いや二並び 宜しき島々 誰か た去れ放ちし 吉備なる妹を 相見

仁徳天皇の国見歌なぜ誰も気づかない?

やまとみずほの国に生まれて 憤怒話 歴史学者は古事記は物語だと無視し、編年体で書かれた日本書紀が歴史書と考える。しかし記録されてない暦を復元し、辻褄合わせする方が嘘の上塗りになる。第二話「吉野川は邪馬台国のナイル川」、国生みは支配地域を如実に暗号化しする。第三十五話「狭穂姫忘れ形見復讐に現る八幡神は秦氏」、出雲を制圧したのは、早くても応神天皇の幼少期の垂仁天皇の御代である。 出雲国風土記に書かれた出雲土着の神が登場したら、それは国譲りの舞台が出雲との印象操作に他ならない。

国生み淡島は眉山!?淤能碁呂島は渭山!?

やまとみずほの国に生まれて  第三十七話 第三十五話「狭穂姫忘れ形見復讐に現る八幡神は秦氏」、建内宿禰が秦氏を率いて、第十六話「神武東征への旅立ちの前に」、奈良北部の正統皇太子の忍熊王を討ってから、紀淡海峡と鳴門海峡を渡り、タラシ王朝を陥落した。第三十二話「白鳥神社を特定したら倭の五王が出現」の通り、舞台は讃岐。記紀は難波に宮を構えたと記録するが、難波は「なみはや」渦の潮である。 タラシ王朝は、崇神王朝(イリ王朝)、応神王朝(ワケ王朝)、継体新王朝の三王朝交替説に埋没没し

天皇家探すはお門違い⁉倭の五王まとめ

やまとみずほの国に生まれて  第三十六話 第三十五話「狭穂姫忘れ形見復讐に現る八幡神は秦氏」第十五代応神天皇は第十一代垂仁天皇皇子の結論になった。第十三代成務天皇に皇子はおらず、第十二代景行天皇皇子の日本武尊と第十四代仲哀天皇皇后の神功皇后は幻。日本神話は各世代の成果をまとめ、超絶英雄を創る。王権確立には必要だ。第二十五話挿話「長髄彦討つ物部氏!神武東征最後の戦い」も同じである。 第三十四話「応神天皇を解かす前に倭の五王を特定」、倭王讃は応神天皇、倭王武は第二十一代雄略天

応神天皇を解かす前に倭の五王を特定

やまとみずほの国に生まれて  第三十四話 第三十三話「永遠の超絶ヒロイン⁉神功皇后は聖母?」において三韓征伐は第二十一話「阿波を隠す神武東征が欠史八代を生む」と同じ理由で、歴代の成果をまとめた。その歴代とは倭の五王ではないか。倭国に伊国の意味しかないのは、回想話「倭国の呪いが解けて邪馬台の由来が判明」にて述べた。かぐや姫は神功皇后がモデルとの説を追っていくと、伊の五王を発見した。 第ニ十八話「鵠の倭建から白鳥の日本武尊へ飛翔」の通り神功皇后の家系は怪しい。神功皇后は第九代