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やまとみずほの国に生まれて

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大和は倭にあらず大きくなった和です。阿波は邪馬台国やソロモンの秘宝など伝説の宝庫。「やまとみずほの国」に生まれて「おおやまと」に暮らす弥真都満穂が熱く古代ロマンを語ります。
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#和歌山

継体天皇が隠す真の王朝交代

やまとみずほの国に生まれて  第四十話 第三十九話「応神王朝の政権確立が内部闘争を着火」において、仁徳天皇から雄略天皇まで足早に語った。雄略天皇から中央集権体制が始まったと評価されるのは、第四話「紀伊は木の伊の国にして狗奴国」に書いた。吉備は、元々事代主が逃げた和歌山、海幸彦の国津神の拠点。邪馬台国同盟狗奴国は伊国極南界の長国。国譲り後、東の海を渡るが雄略天皇は和歌山を滅ぼす。 また丹波勢力の力を削ぐため 豊受大神を伊勢神宮へ遷座させた。天照大神が安らかに食事できないと呼

応神王朝の政権確立が内部闘争を着火

やまとみずほの国に生まれて  第三十九話 倭国は伊国、漢委奴国王印、魏志伊人伝に登場する奴国は長国が制圧した。第九話挿話「狗奴国がまさかの邪馬台国連合国」、長国が制圧した他の奴国と区別して、狗奴国は御長国。国譲りで阿波から紀伊へ移った。倭の五王も伊の五王、欠史八代は奈良の出先機関。実権は阿波と讃岐の伊国にあった。第三十六話「天皇家探すはお門違い⁉倭の五王まとめ」倭王武は武埴安彦。 第10代崇神天皇が討ち実権は阿波から奈良へ移る。247年の邪馬台国の朝貢が卑弥呼が三貴神の時

夢は枯野を駆け巡る?応神王朝は友ヶ島

やまとみずほの国に生まれて  第三十八話 第三十七話「国生みの淡島は眉山!?淤能碁呂島は渭山です」、仁徳天皇詠う国見歌、日本が阿波から始まったと証明する。難波は「なみはや」渦の潮。四国から吉備へ行くのに淡路島へ渡らない。行幸先は岡山ではなく和歌山。第三話「桃太郎は木眉津彦か和歌岳彦か」、吉備は元々は和歌山も隠した。古事記は削除し忘れたけど、日本書紀は応神天皇の事績へ話をすり替える。 淡路島 いや二並び 小豆島 いや二並び 宜しき島々 誰か た去れ放ちし 吉備なる妹を 相見

仁徳天皇の国見歌なぜ誰も気づかない?

やまとみずほの国に生まれて 憤怒話 歴史学者は古事記は物語だと無視し、編年体で書かれた日本書紀が歴史書と考える。しかし記録されてない暦を復元し、辻褄合わせする方が嘘の上塗りになる。第二話「吉野川は邪馬台国のナイル川」、国生みは支配地域を如実に暗号化しする。第三十五話「狭穂姫忘れ形見復讐に現る八幡神は秦氏」、出雲を制圧したのは、早くても応神天皇の幼少期の垂仁天皇の御代である。 出雲国風土記に書かれた出雲土着の神が登場したら、それは国譲りの舞台が出雲との印象操作に他ならない。

国生み淡島は眉山!?淤能碁呂島は渭山!?

やまとみずほの国に生まれて  第三十七話 第三十五話「狭穂姫忘れ形見復讐に現る八幡神は秦氏」、建内宿禰が秦氏を率いて、第十六話「神武東征への旅立ちの前に」、奈良北部の正統皇太子の忍熊王を討ってから、紀淡海峡と鳴門海峡を渡り、タラシ王朝を陥落した。第三十二話「白鳥神社を特定したら倭の五王が出現」の通り、舞台は讃岐。記紀は難波に宮を構えたと記録するが、難波は「なみはや」渦の潮である。 タラシ王朝は、崇神王朝(イリ王朝)、応神王朝(ワケ王朝)、継体新王朝の三王朝交替説に埋没没し

天皇家探すはお門違い⁉倭の五王まとめ

やまとみずほの国に生まれて  第三十六話 第三十五話「狭穂姫忘れ形見復讐に現る八幡神は秦氏」第十五代応神天皇は第十一代垂仁天皇皇子の結論になった。第十三代成務天皇に皇子はおらず、第十二代景行天皇皇子の日本武尊と第十四代仲哀天皇皇后の神功皇后は幻。日本神話は各世代の成果をまとめ、超絶英雄を創る。王権確立には必要だ。第二十五話挿話「長髄彦討つ物部氏!神武東征最後の戦い」も同じである。 第三十四話「応神天皇を解かす前に倭の五王を特定」、倭王讃は応神天皇、倭王武は第二十一代雄略天

狭穂姫忘れ形見復讐に現る八幡神は秦氏

やまとみずほの国に生まれて  第三十五話 日本には神社が八万以上あるが、最大多数は八幡宮である。八幡太郎義家が武士界のアイドルだからだが、その由来は石清水八幡宮で元服しただけだ。もちろん総本社は宇佐神宮にて、第二十九代欽明天皇32年(571年?)第十五代応神天皇が三才童子の姿で出現と社伝に残る。八幡神は応神天皇、宇佐へ降臨する理由は、第十八話「神武東征は東部開拓フロンティア」だ。 第一話「国生みは壮大な王権拡大プロジェクト」に宗像三女神を宇佐神宮の真ん中へ祀る理由を述べた

応神天皇を解かす前に倭の五王を特定

やまとみずほの国に生まれて  第三十四話 第三十三話「永遠の超絶ヒロイン⁉神功皇后は聖母?」において三韓征伐は第二十一話「阿波を隠す神武東征が欠史八代を生む」と同じ理由で、歴代の成果をまとめた。その歴代とは倭の五王ではないか。倭国に伊国の意味しかないのは、回想話「倭国の呪いが解けて邪馬台の由来が判明」にて述べた。かぐや姫は神功皇后がモデルとの説を追っていくと、伊の五王を発見した。 第ニ十八話「鵠の倭建から白鳥の日本武尊へ飛翔」の通り神功皇后の家系は怪しい。神功皇后は第九代

永遠の超絶ヒロイン⁉神功皇后は聖母?

やまとみずほの国に生まれて  第三十三話 神皇正統記は第十五代天皇と記したのだが、1926年大正15年10月の皇統譜令で神功皇后となった。大和王権も英雄を欲していたが、大陸進出のプロパガンダとして格好のヒロインとなる。男系天皇に神功天皇ではそぐわないし、ヒロインの名前は重要だ。そりゃ神功皇后の方が断然響きがいい。そして日本神話は歴代の成果をまとめて、英雄を創作するのが得意である。 第二十一話「阿波を隠す神武東征が欠史八代を生む」実際に奈良盆地を制圧したのは、第二十五話「長

白鳥神社を特定したら倭の五王が出現

やまとみずほの国に生まれて  第三十二話 日本武尊は白鳥になって故郷へ帰る。日本中に白鳥神社はあるがととさんの第十二代景行天皇の宮が第一候補だ。そのまたととさん第十一代垂仁天皇の宮と相撲神社を、第二十九話「相撲取る野見宿禰の埴輪に垂仁天皇歓喜」で紹介したが、その近くに景行天皇纒向日代宮伝承地もある。相撲神社はさらに山奥の穴師坐兵主神社の摂社だ。旧鎮座地が弓月岳が何とも曰くありだ。 秦氏に繋がる弓月君が直ぐ浮かぶし、月弓は月読の別名なのだ。月読が秦氏が信奉する神なら、天皇家

熊襲出雲東国平定し倭建は日本武尊へ

やまとみずほの国に生まれて  第三十一話 第ニ十六話「八咫鏡と草薙剣を宮外に祀る崇神天皇」にて語った日前宮が、倭比売が倭建西征の際に女性の衣装を、東征の際に草薙剣を授けた舞台だ。何せ日前宮には八咫鏡・草薙剣がそろい、倭建のかかさんは和歌岳彦の女の播磨稲日大郎姫だ。第四話「紀伊は木の伊の国にして狗奴国」の通りだから日前宮が国譲り後の国津神の首都だが、木の国は須佐之男息子の五十猛だ。 五十猛は伊太祁曽神社に祀られるが、日前宮の地から遷座させられ、五十猛は伊建とも書けるし、和歌

阿波原理主義より橘原理主義からの鵠

やまとみずほの国に生まれて  裏話 邪馬台国は阿波にあったし、日本は阿波から始まったとする阿波原理主義。もちろん日本神話の舞台も阿波だと。しかし記紀が舞台に選んだのは、あくまでも日向や出雲だと、第九話挿話「狗奴国がまさかの邪馬台国連合国」へ書いた。「続生まれもスダチも徳島」にとって、神話が阿波を隠すのがとても不思議で、理由を探求すべく「やまとみずほの国に生まれて」を始めた。 その疑問は第三話「桃太郎は木眉津彦か和歌岳彦か」のビギナーズラックに恵まれて八咫烏を発見し、第四話

¥390

景行天皇80人御子は天照素戔嗚誓約方式

やまとみずほの国に生まれて  第三十話 古事記は第十二代景行天皇に御子が80人がいたと記す。お妃不明で皇子が多いのは、第十話「天照と素戔嗚の誓約は女王と男王の確執」。皇子の一人である倭建が制圧した各地の酋長を御子として記録したからだ。日本書紀のみ天皇自ら熊襲征伐したと記録するのは、京都郡となる伊都国を隠すため。回想話「倭国の呪いが解けて邪馬台の由来が判明」、伊都は伊国の都です。 「倭は国のまほろば たたなづく青垣 山隠れる倭しうるわし」、古事記で倭建が詠った歌を日本書紀は

鵠の倭建から白鳥の日本武尊へ飛翔

やまとみずほの国に生まれて  第ニ十八話 大佛鐵道記念公園から全長5kmも続く佐保川の桜並木は素晴らしい。その佐保川に名を残す、第十一代垂仁天皇の皇后が狭穂姫である。そしてその兄の狭穂彦の謀反が垂仁朝最大の事績。二人の板挟みになって、最後は幼子を残し兄と共に焼け死ぬ。古事記は皇子の誉津別を火中に生むが、日本書紀は豊玉姫と同じ出産シーンはまずいと考え、幼子を差し出して火に飛び込む。 そして狭穂姫の伝承地が、佐保山に鎮座する狭岡神社にある。藤原不比等が敷地内に祀ったと伝わるが