世界経済を映画から学ぶ
「21世紀の資本」を昨日見てきました。
ストーリーとかないし、俳優さんや女優さんが出演をしている訳ではないので、一般的なストーリーを楽しみたいと思っている方にはオススメしませんが、ビジネスマンであれば一度は見るべき映画だと感じました。
私は、映画を頻繁にみる方ではありませんが初めて観るジャンルの作品でした。(映画好きの嫁でもあまりないジャンルと言っていたのでこういう系はあまりないのかな?)
ではなぜビジネスマンが観た方が良いのかというと、
歴史、経済、貧困、貧富の差など歴史的背景を振り返りながら18世紀~20世紀までの世界の歩んできた歴史を一気に映像として分かりやすく見ることができ、21世紀を生きていく私たちのヒントになることがたくさん織り交ぜられていたからです。
一番に感じたことは、貧富の差はこれから更に広がっていくというテーマ。
簡単に言うと、お金持ちは更にお金持ちになるし、貧乏は更に貧乏になっていくということ。
世界的な歴史背景を見ても、18世紀頃は上級階級(貴族など)と貧困層の2つに分かれ、お金持ち(貴族)は親族の土地などを譲り受けお金持ちはお金持ちに引き継がれていく。貧困層はそれを抜けられる術がない。
19世紀になり産業革命が起こり、この2つの層とは別に「中流階級」という新しい層が生まれた。
日本でも有名な「1億総中流時代」とあったのも産業が生まれてきてからです。
こんなことが映画で映像として勉強になります。
そして、この映画では21世紀は以前のような「お金持ち」と「貧困層」の2つに再び戻っていくというメッセージを割と強めに色々な角度から言っていました。
内容は実際に観て感じてみて下さい。
観終わった後、凄い脳が疲れた感じがありましたが、これは高校生くらいの学生でも観れる内容だし、是非大人には見て頂きたい内容でした。
ビジネスマンは必ず1度は観た方がいいです。
ただ、100分程の映画なので他の映画より多少短いですが結構頭の体力がいる映画なのでそこだけはやや覚悟が必要です。
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