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2019年読んだ本ベスト 10冊


毎年恒例のベスト10 まとめたいと思います。去年は83冊の本を読みました。今年も新しい本との出会いが楽しみです。

※どれも甲乙付け難いのでランキング形式ではないです。

確率論的思考
世界は不確実である。
一見当たり前のこの事実に歴史、科学、ビジネスなど多くの事例と共に向き合わせてくれる本。
失敗は不確実性によって必然的に発生してしまう。
偶然をコントロールすることは出来ないけど、正しい判断を積み上げることは出来る。
そして真実は長期で姿を現す。
勇気をもらった本でした。おすすめです。

ツイッター創業物語
世界中で愛されるツイッターが如何に金と権力と裏切りと、裏切りとそして裏切りwによって作り出されたのがわかる本。
コミュニケーション障害を持ち、ただのアナーキーデザイナーだったジャック・ドーシーのサクセスストーリーも見もの。
起業する際に創業メンバーで、それぞれの登場人物の立場で自分だったらどういう決断を下すか、その時どう感じるかなどの話し合うのも良いと感じた。
ちなみにここで書かれているキャンベルは、全くTrillion Dollar Coachの印象とは掛け離れているBad Coachな印象。

再起動
これまたハードシングス。
流石に社内にオウム真理教が10人いたのは吹きましたw

Trillion Dollar Coach

コーチングの重要性と、今まで表に出ることのなかった名だたる兆円企業のエグゼクティブのコーチングを担当していたビル・キャンベルについての本。

ちなみに、下記のエグゼクティブのコーチングをしていた。
Steve Jobs(Apple CEO), Larry Page(Google Founder), Sergey Brin(Google Founder), Eric Schmidt(Google CEO), Sundar Pichai,
CEO of Google. Sheryl Sandberg, COO of Facebook. John Donahoe, former CEO of eBay. former U.S. Vice President Al Gore.
Dick Costolo, former CEO of Twitter. Ben Horowitz, partner at venture capital firm Andreessen Horowitz.

下記の文章が印象的。

Bill usually did not take compensation for his work as a coach. When he first showed up at Dan Rosensweig’s office, he told Dan, “I don’t take cash, I don’t take stock, and I don’t take shit.” He repeatedly declined offers of compensation for his work at Google

When asked about his habit of eschewing compensation, Bill would say that he had a different way of measuring his impact, his own kind of yardstick. I look at all the people who’ve worked for me or who I’ve helped in some way, he would say, and I count up how many are great leaders now. That’s how I measure success.


世界のどこにもない会社を創る! 

去年は日本が誇る兆円企業セコムに関連する本をいくつか読みました。警備サービスという産業すらなかった時代に、20代から自分の信念を貫きひとつの新たな産業を作り上げた飯田亮社長の創業ストーリーです。 

信念に生きる

信念に生きるというタイトルがピッタリな本。
アパルトヘイトへの反対運動を主導した故44歳で刑務所に入所、なんとそれから27年間刑務所暮らし。
71歳で出所した後、ノーベル平和賞を受賞。1994年、南アフリカ初の全人種が参加した普通選挙を経て大統領に就任。こんな波乱万丈の生涯あるだろうか。
常に現実を直視し、謙虚に誰からでも何かを吸収しようとする姿に感銘を受け、信念に生きるリーダーの生き様を学べる本

座右の書『貞観政要』 

ROIC経営
ROEやROAではなく特に最近企業視点の指標として注目されている「投下資本利益率(ROIC(ロイック))」が学べる本。

最近IRとかでもよく出てくる。
事業側の見る指標(フロー指標)と投資家の見る指標(ストック指標/ROICなど)の事業に対しての見方が学べる。
繰り返し読みたい本。


目の見えない人は世界をどう見ているのか

とても面白かった。
本質的な意味での「見るとは」を考えさせられた。

情報と意味。
人は約8割以上の情報を視覚から得ている。 ただ、多くの情報があることが必ずしも多くの意味をなすわけではない。 逆も然りで、見えないからこそ見えるものもある。
下記の文章が印象的でした。

視覚がないから死角がない  要するに、見えない人には「死角」がないのです。これに対して見える人は、見ようとする限り、必ず見えない場所が生まれてしまう。そして見えない死角になっている場所については「たぶんこうなっているんだろう」という想像によって補足するしかない。  しかし、見えない人というのは、そもそも見ないわけですから、「見ようとすると見えない場所が生まれる」という逆説から自由なのです。

抽象度を上げると、スタートアップ経営や、ビジョンを見ることなどと共通点があると思いました。

THE MODEL

SaaSプロダクトを中心としたInside Salesが学べる本。
数十年大きなイノベーションがなかった営業活動をTHE MODELというフレームワークに沿って全体像を学べる。
個人的にはInside Salesと同じくらいSalesforceのマーク・ベニオフにさらに興味を持った本。


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