見出し画像

【リモートワーク】TeamViewerとSplashTopとChromeDeskTopを試してみた

新型コロナウィルスの影響でリモートワークを余儀なくされ、以前から会社で契約しているTeamViewer(プレミアム:1ライセンス)をスタッフ用に増量するタイミングで別アプリも検討を始めました。基本的にビジネス版で接続ログに対応したプランでの比較になります。また、画面描写数も気になるので動画の再生フレームレートも検証し動画もアップしています。
基本的に職場のMacと自宅のMacという環境です。

TeamViewerプレミアム:年額108,000円 ※個人および非営利の場合は無料

SplashTopBusiness:年額15,000円 ※Business Proは年額18,000円

Chrome Remote Desktop:無料 ※Google Chromeのインストールが必要

【TeamViewer】に関して

◎ メーカーのサポート用として有名
△ 個人や非営利団体の場合は無料で使用可能(職場PCを操作する場合は有料)
◎ 再生フレームレートが高い
◎ 接続ログが取れる
△ 音声が出ない
△ Mission Control(CTL+矢印)の切り替えが出来ない
╳ ビジネス版は高価
╳ ライセンス(ユーザー)は50人登録出来るが、接続は1つのみ(追加可)

リモート操作だけで無く、会議なども行える様です(未検証)
再生時の画質最適化、速度最適化など選択可能(今回は自動選択モード)
(Macで)複数のデスクトップを設定している場合、CTL+矢印で切り替えを行えますが、接続元(操作側)のデスクトップが切り替わります。

【SplashTop】に関して

◯ 有料だが、比較的安価
◯ 登録出来る接続先が5つ、同時接続は1つ(Pro版は登録10、同時接続10)
◎ 簡単にリモート先の音声が出る
△ 再生フレームレートが低い(フレームレート高 設定でも)
◯ Mission Control(CTL+矢印)の切り替えが出来る
◎ 接続ログが取れる

1秒あたり30フレームでリアルタイムに高速描写する最新技術」とうたってるが実際は(高速モードでも)一番低速だった。
(Macで)複数のデスクトップを設定している場合、CTL+矢印で切り替えを行えますが、接続先のデスクトップが切り替わります。
音声は出力装置で「Splushtop Remote」を選ぶだけ。簡単です。

【Chrome RemoteDeskTop】に関して

◎ 無料!
△ 再生フレームレートが低い
△ 音声が出ない
╳ ログが取れない
╳ リモート先の画面サイズが調整される

以前、接続は出来るけど画面が全く更新されず(接続先では操作されてた)
事実上 使い物にならなかった事があり、あまり信用していません。

【フレームレート】について

検証環境:iMacPro(2017)で23.98pの動画をタイムコード表示したプレイヤー(Qlip)で再生し、自宅のMacBookPro(Late2013)でQuickTimeProの「画面収録」で記録。
リモート先インターネット環境:NURO Biz 1G:有線(職場)
  Googleでのスピードテスト:約600〜700Mbps
リモート元インターネット環境:auひかり100M:無線(自宅マンション)
  Googleでのスピードテスト:約60Mbps

【TeamViewer】
フレームレート:16〜17fps

【Splashtop】
フレームレート:6〜7fps

【chrome RemoteDesktop】
フレームレート:9〜10fps

【まとめ】

職場は有線デスクトップ、自宅では無線ノートPCというありがちな環境での検証です。価格優先なら無料のChrome RemoteDeskTop
ウチの会社では「接続ログが取れないと許可しない」と言われたので、
TeamViewerSplashtopという事に。
フレームレート=カクカク度。高いほうがストレスが少ないと思いますので
動き重視ならTeamViewer。音声を確認する必要があるならSplashtopかと。
(TeamviewerもWinでは音を送れるらしいですが、未検証。)
ただしTeamViewerは10万円〜(追加アカウントは7万円〜)と高価なので
SplashhTop(1万5千円〜)がリモートワークをしては最適かもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?