映画『ワンピース FILM RED』を楽しむためには幾つものハードルを越える必要がある
以前紹介した映画館、『MOVIX 昭島』で観た『ONE PIECE FILM RED』の感想を書きたいと思う。
『MOVIX昭島』の記事はこちら。
映画『ONE PIECE FILM RED』を楽しむための3つのハードル
興味がない人はそもそも観ないと思うが、『ONE PIECE FILM RED』は以下の3点をクリアした人だけが観て楽しめる映画である。
①原作ONE PIECEを知ってる人
この映画は『クレヨンしんちゃん』よろしく原作を知らない人でも楽しめる映画では無い。
アニメでも漫画でも良いので、原作のストーリーをある程度知らないと置いてきぼりになる。
主人公のルフィはもとより、シャンクスを知らないと話にならない。
②映画オリジナルキャラ「ウタ」を予習してる人
髪の毛を白とピンクの半分に分けた、まるでユーチューバーヒカルのような女の子である。
映画オリジナルキャラだが、主人公ルフィの幼なじみであり、シャンクスの娘という重要な役どころなので予備知識が必要になる。
アニメで映画の前日譚が放送され、YouTubeでも観ることができるので、これから映画を観ようと思ってる人は視聴することを勧める。
そして、ウタは歌手なのでYouTube上には曲も何曲か上がっている。
まずはアニメや曲のPVを観てから、観るかどうか決めた方が良い。
ウタが受け付けない人は、映画も楽しめないと思う。
後編はシャンクスの紹介なので、ワンピースを知ってる人は観なくても良い。
③ミュージカルが得意な人
映画の内容は半分「ウタ」のライブであり、ほとんどミュージカルのようである。
ハッキリ言って、観ていて恥ずかしい。
これに耐えられる人は観ても楽しめるだろう。
僕はミュージカル苦手なので....ちょっと...
映画を観た感想
自分はONE PIECEをしっかり読んでる昔からのファンである。
しかし、ウタについてほとんど予備知識が無かった事と、いつものONE PIECE映画と違ってミュージカル要素が強かったので面食らった。
平日の昼間、夏休み中の小中学生に混じって恥ずかしい思いをして観たのに、さらに恥ずかしい思いをした。
まさに恥ずかしさの上塗りである。
ウタを演じたadoさんの歌はカッコよかったので残念だが、入り込めなかった。
30代の古参のファンが観に行くのであれば、僕のような事故を防ぐ為にも、予備知識を持ってから観てほしい。
良かったのは、劇場特典の40億巻である。
これには原作でも出ていない情報が載っていて、個人的に興味深かった。
これはこれで良いのだろうか...。
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