見出し画像

キャリコン【これだけは覚えておきたい学科頻出ポイント解説】ハンセン

ハンセンのポイント

統合的ライフプランニング(ILP)
・人生を4つの要素(労働、学習、余暇、愛)から考えた。
・人生の役割を「キルト」に例えて、全体を構成することを提唱。

ハンセンの理論

ハンセンは統合的ライフプランニング(ILP)には次の6つの課題があることを説明しました。

①変化するグローバルな文脈の中でなすべき仕事を見つける
②人生を意味ある全体の中に織り込む
家族と仕事をつなぐ
多元性包含性に価値を置く
スピリチュアリティ(精神性)を人生の目的として探求する
⑥個人の転換と組織の変化のマネジメント
※重要なので太字のキーワードだけでもインプットしておきましょう。

以上の6の課題をクライエントと確認していく中で、個人や人間関係における変化の阻害要因促進要因、その達成を把握する基準はなにかを理解していくとし、そのゴールには4つの要素(労働、学習、余暇、愛)が統合された全体性のある人生があることを提唱しました。

上記の課題は現代におけるダイバーシティ&インクルージョンのテーマと言えますので、ハンセンはいち早くその重要性を問いた理論家と言えます。

4つの要素

4つの要素は、労働、学習、余暇、愛です。

この要素についても頻出のキーワードですので、覚えておきましょう。

現在、キャリアコンサルタントを目指して勉強している方の多くは仕事を持ちながら資格取得の勉強に励んでいるものかと思います。日々の勉強のリフレッシュに、体を動かしたり、趣味に没頭する時間も大事です。また、仕事と学習を両立する上では、パートナーや家族の存在が欠かせないという人もいます。

このように、日々の生活を構成している要素が、労働、学習、余暇、愛であり、そのすべての要素が統合した状態を指しています。

ハンセンはキャリア理論家の中では数少ない女性の理論家です。他の理論には見られない「愛」についてをそのライフキャリアのひとつとしたことは、統合的人生設計(ILP)理論の最も特徴的な点と言えます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?