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和尚のつぶやき #296(生きる営み)

生きることは経営と同じで
自分自身の命を経営する
まさに生きることが営みです
この営みをいい加減にすると
会社の経営が傾くように
体のバランス心のバランスが
傾いて行き 
最後は倒れてしまいます
会社なら倒産 
人間なら再起不能な状態
最後は死を迎えます
経営は日々の積み重ねであり
少しずつ傾いて行き
急には立て直せません
自分の心身の不調に気付いても
急に治療が効くわけではありません

生きることは簡単ではなく
苦しいこと辛いことも多いです
生病老死の苦しみは
生きる中で避けられないものです
この世に生を受け
色々な病を経験し
成長という老いを受け入れ
最期は死を迎える
この流れの中で
自分がどう生きるか
どう営んでいくかは
最大の課題であり
一筋縄ではいきません
ただ、そこには正解はなく
自分の生き方が
営みそのものであり
生きる実験のようなものです

善に生きる強さも
悪に生きる強さも
持ち切れずに
善と悪の間を
漂うように生きています
それが人間の正直な姿だと思います
そこに中道と言える
自分の生きる道が
見つかれば幸いです
他人の評価や価値観ではなく
自分が納得できる人生を
形作っていく
生きることを
自分の営みとして
残りの人生を
コツコツと
歩んでいければと思います





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