和尚のつぶやき #300(四分六の法則)

五分五分、ヒィフティヒィフティ
お互いが対等でと言うことです
もっともなことで
人間関係においての基本です
しかし、現実はそうではなく
それが悩みの原因になります
少なくとも五分五分でありたい
できれば自分が七分で
相手が三分くらいが望ましい
と言うのが本音かもしれません

自分優位に考えるのは
生存本能のようなもので
自然なことです
ただ、本能のままでは
必ず争いになります
個人でも集団でも
国家でも同じです
今の社会や世界が
それを証明しています
人間は不思議なもので
自分が不利になると
攻撃的になり
少しでも譲ってもらうと
寛容になります
自分も譲りたくなります
電車での席の奪い合い
譲り合いの光景を見れば
よくわかります

このように考えると
四分六で
自分が四、相手が六に
なるようにすると
自然に五分五分
時には六四で逆になることも
ありそうです
そんな甘いと言われそうですが
争い合うよりは
はるかに効率的で
平和ではないかと思います　
独占禁止法が必要なように
人間は独り占めが好きですが
独り占めに未来はありません
勝手に四分六の法則と名付けて
自分で勝手にやってみようと
思います
自分の我欲と身勝手さが
少しはましになれそうです