和尚のつぶやき #378(理解を深める)

理解するとは、わかることですが
わかるは、難しく
わかったつもり
わかったふり
わかり辛いなど
そう簡単に
わかるものではありません
また、わかるにも
その深さに違いがあり
さらっとわかる
しっかりわかる
より深くわかる
色々な理解の程度があります

話を聞く
本を読む
自分で考える
すべて、理解が伴いますが
一回で奥深くまで
理解するのは難しいものです
何度も繰り返すことで
少しずつ理解は深まっていきます
それには忍耐強く
わからないこと
わかり辛いことと
向き合っていく必要があります
すぐに理解しようと
無理をしないきとが大切です
辛抱できずに
わかったと自分で納得してしまうと
深めることができません

決して、焦ってはいけません
急がずに、じっくりと
わからない自分と
向き合わなければなりません
時には、そういう自分が
嫌になることもあると思いますが
わからない壁にぶつかりながら
理解は深まっていきます
考えが深まると同時に
理解が深まっていき
自分自身の理解の器も
深さを増していくのではないかと
思います