見出し画像

小さな中の大きな力 #14

生命の神秘

生命誌を紐解くと、
とても面白く興味を惹かれます。
専門家ではないので、
興味本位ではありますが、
生命の神秘に感動を覚えます

ジュラシックパークで恐竜の
リアルな動きが表現されて、
その動きの速さに恐竜への
イメージがガラッと変わりました。

私が、小学校2年生の時に
「ゴキブリ〇億年(数字は不明)」
という絵本を買ってもらって、
何回も読んだ記憶があります。
親は、何と思ったか
わかりませんが、興味を持って
読んでいました。

ゴキブリは、2~3憶年前から生存し、
3度の大量絶滅を生き延びた
生物らしいですが、
まさに、恐竜のような大生物の
生命力を凌駕する
しぶとい生物です。

こそこそと生き延び、人から嫌われ、
現代においては、殺虫剤や駆除剤
と闘いながら、生きている。

私は、絵本を読みながら、
そういうゴキブリの姿が
大好きでした。
地味な色、体形、存在に
何故か興味を持っていました。
もちろん、ゴキブリ研究者
ではないので、リアルゴキブリは
嫌いです。

共生

小さいころに見た図鑑や
読みものを見る限り、
恐竜、マンモスなど大物の
動物はそれぞれの時代に
幅を利かせて生きていた
のでしょうが、
厳しい環境下で生きるには
大変だったと思います。

大きい動物の陰で生き延びて
きたのは、ゴキブリのように
ひっそりと生きてきた生物で
あったのだろうというのは
想像できます。

他の生物と激しく競合せずに、
共生しながら生きてきた
のでしょうか。
現代においても、
人間と最も近い環境で
生き抜いているのは、
すごいという他ありません。

誰も進んで飼いたくは
ありませんが、一緒に住んで
ますので、同居人です。
昔よりは、出没する頻度が
少なくなったとは思いますが、
絶対にいるなと確信します。
この存在感は大したものです。

小さな中の大きな力

適者生存といいますが、
これは小さな中に結構大きな
力があるのではと思います。

生命科学の専門家ではないので、
詳しくはわかりませんが、
コンパクトで効率のいい体
を持つ生き物は、最後まで
生き延びるのでしょうね。

話は飛躍しますが、現代の
経済活動においては、
合併や吸収をグローバル
に繰り返すことで、
大規模、広範囲に企業活動が
展開してきました。

昨今の状況下では、
グローバルで大きいことが
足かせとなり、活動が停滞
しています。

長い歴史の中、
地球環境の激変で多くの生物
の淘汰が繰り返されてきました。
経済活動も人の営みであり
生き物です。
小さな中に大きな力を見出すこと
がこれからの環境の変化に対する
私たちの知恵の出しどころで
はないかと、ゴキブリの絵本の
ことを思い出しながら、
感じたところです。
ゴキブリに共生のあり方を
教えられました。
ゴキブリさんありがとう。
(和尚の独り言)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?