梅仕事

6月中頃から続いていた梅の販売と梅仕事がようやく一段落した。 消毒や農薬など一度も使った事がない古い梅の木に、毎年たわわに実る大粒の梅を今年は販売することにした。誰も収穫する事をしなくなった梅は、夏を迎える頃にはほとんどが木の根本に落ちて土に帰ってしまう。

大粒のとても立派な梅で、毎年樹上で完熟して落ちてきた梅を拾って梅干しを漬けていたが、とても拾いきれない。こんないい梅をそのまま腐らせてしまうのは勿体無いので、是非沢山の人に食べてもらいたい。 すぐに傷んでしまう為、一番早いクロネコ宅急便に依頼するので送料が高い。がそれを考えても沢山の人に食べてもらいたいので料金は高くできない。などと考えながら出品してみる事にする。

 一粒一粒手で収穫して、それを選別し、oppボードン袋（鮮度保持袋）に詰めて箱に入れメーセージカードと一緒に送った。 反応がとてもよく、お送りした人達から沢山の嬉しいコメントをいただき、喜んで貰うことが出来た。直接販売の良いところはこういったお客様の声を直に聞ける事だと実感。販売できて良かった。 その合間に、キズやシミが甚しく出荷できない梅をなんとか生かしたくて、色々な料理を試してみた。

その中で一番驚いたのは完熟梅を使った梅ジャム。こんなに色鮮やかに綺麗に美味しく出来るとは思ってもいなかった。香り高く甘酸っぱくさっぱりとしていて上品な味。傷があってもシミがあっても中身はやっぱり最高！

という訳で、ようやく梅の販売と梅仕事が一段落つきそうだ 最後に大仕事が残っていた！梅干し作りだ。