綺麗で使いやすい部屋にする的な本を何冊か読んだのでまとめておく

住居を改善しようと思ったので少し勉強することにして、綺麗で使いやすい部屋にする的な本を何冊か読んだ。ちなみに装飾や掃除の技術に関しするものはほとんど読んでいない。

快適な部屋にする方法は、基本的に次のようなメソッドとなる。

  • 物質を減らす

  • あるべき所にあるべきものを置く

あとは表現が変っていたり、方法論が違ったりといったところ、書いている人の専門領域によって多少の違いがあったりする。というわけで詳しくまとめておく。

全ての基本

  • 物の総量を減らすのはあくまで手段に過ぎない

  • 具体的に減らすのは以下のもの

    1. 移動量

    2. 作業時の動作

    3. 作業時における判断の数

  • 上記を前提にして好みで選ぶ

    1. 軽くて小さい冷蔵庫で所有物の総量は減るが買い物の際の判断の数は増える

    2. 軽くて小さく低機能の洗濯機で所有物の総量は減るが洗濯時の作業は増加する

    3. 炊飯器がなければ所有物の総量は減るが炊飯時の作業は増える

      1. 鍋よりも炊飯器のほうが洗い物は多くなる

  • 部屋が乱雑だとワーキングメモリを使い生産効率が低下するが綺麗にする必要はない

個人的には生活に興味がなく健康に悪い影響がないのであれば汚く乱雑な部屋で暮していてもいい気はする。一般的なスタイルに自分を合せる必要はない。

物の量の基本的な考え方

  • 適切な量にする

    1. 空間に対して置けるものは決まっている

    2. 適切な量でないと使用しにくい

    3. 使えないから消費もできず物がたまる

なんでも捨てろ的な生活法は技術なしに快適な生活をするためのもので快適な生活が阻害される可能性もあると思う。

物を捨てらない理由

  • 技術力が足りない

  • 心の問題

    • これらをすっ飛ばしてなんでもいいから捨てろでも成立する

抱えている問題が別の形になっただけの可能性だという印象を持つこともあった。

減らす方法

  • いるもの・いらないもの・保留を入れる箱を3つ用意する

  • 収納している場所から全部出し箱に入れていく

  • いらないものは捨てる

  • いるものは使用頻度で分ける

  • 保留はしまっておく

  • いるものを適切な場所に収納する

時間をかけて良いのであれば、買わずにあるものを使っていれば物は減る。しかし買うことで充足する人の場合は難しい。そういう人は罪悪感を持たずに自分の生活を外部に委託するのが最適解なのかもしれない。

置き場所

  • 個人の所有物は個人スペースに置く

  • 使用頻度が高いものは取りやすい場所に置く

    1. 使用頻度順に並べるイメージ

  • 使う場所に収納

  • 処理する場所に収納

    1. 洗濯機があるスペースで洗濯するのだからその場で畳めるのが好ましい

    2. 服を収納する場所は洗濯機のある場所の周辺かつ服を着る場所が望ましい

    3. 日常的に着る服は洗濯機周辺かつ外出時に通るスペースに置くのが好ましい

    4. 入浴するためリビングから風呂場に移動する間に必要なものが揃った状態になるというイメージ

  • 種類で分けない役割で分ける

    1. 筋トレする時に運動の DVD いるなら DVD スペースではなくてヨガマットと一緒に置くなど

収納

  • 狭いスペースの場合は収納家具は奥行小さめ高さは高めが基本

  • 広さを演出したいなら高さは低め

  • 無理に空間を詰めない

  • 使っていないスペースがあってもいい

  • とにかく詰め込まない

  • 見えないから片付いているではない

  • 入れられるのは七割程度が限界

  • それ以上だと正しく機能しない

部屋

  • この部屋はなにをする部屋といったゾーニング

    1. 部屋が狭いなら場所で分ける

  • 物置スペースは作らない

  • 物置部屋は論外

  • 子供が大きくなるまでは子供部屋は考えなくていい

  • 子供は親の目の届く場所にいたいらしい

  • 例えばリビングで大人がよくいる場所の近くに子供スペースを

見た目

  • 見えているものは全てインテリアだと考える

  • 装飾するものは部屋が整ってから考える

  • ドアを開けた時に見た目うるさくないようにする

  • 色を増やしすぎない

    • 木製のものは基本的に二色など

動線

  • 通路は60cmとる

  • そのスペースをもとに家具を購入する

    • 個人的にはこの考え方はなかった

    • 考えてみると当たり前だが家具や家電を買う時に見落としがちな気が……

片付け整理整頓関連の書籍についての雑感

  • 綺麗な部屋が掲載されていて住人の感想が掲載されているタイプの本はあまり参考にならなかった

    • こういう部屋にしたいねぇみたいなのには役立つのかも

  • 物を減らして快適に的な本はだいたい同じ内容だった

    • 書いている人と性格があえば実効しやすいといった側面も

    • 一種のカウンセリング的な意味合いも持っている印象を持った

  • 部屋を片付けるというよりも家自体をなんとかするみたいな本が役立った

    • 家を作るわけではないけど全体的な構造から考えるみたいな思考法が得られた

読み方と良かった本

20冊くらい読んだ。興味のある分野でもないので、Kindle Unlimited を利用して雑に大量に読むといった感じ。

Kindle Unlimited は短期間で浅い知識を手に入れるためにはものすごく役立つ。詳しいやり方はこちら。


良かった本

イラストがわかりやすく読みやすい。基本的なことが分かる。

上の本と同じジャンルを扱っている。同じジャンルを扱っている本を連続して何冊か読むと、それぞれ内容は違うので、異なる著者の考え方から、自分の好きな思考を作るといったことができる。

どちらかというと家全体をどうするのかといった内容、一人暮らしの人にも役立つところがあると思う。

家を買うわけでもないからなーと思いながら読んだけど面白かった。無料だし読んでみるかってなるのが Kindle Unlimited の良い所である気がする。

ちょっと雑なところもあるけれど、面白い考え方があった。わりとおすすめ。

なぜか読みたくなったので有料だけど買って読んだ。良かった。

雑感

私は物に対する興味が薄くて物が少ないので、別に今のままでも不自由なく暮せるといえば暮せるんだけど、もうちょっと生活を効率化したいから勉強した。面倒くさいんだけど、一回勉強しとくと20年はなにもしなくて済むと考えるとやる気がでる。
住居は知ってると知らないのの差が、わりと出る分野だという印象で、部屋にいる時間が長い人は一回勉強してみたら面白いと思う。


私について https://ichibeikatura.github.io/watashi/