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シュフたちに楽をさせてくれない、たったひとつの幻想

こんにちは、ラム肉専門店店主のやましゅんです。

「家庭料理の新デザイン」を受講中から、「これは、家族で受けたいやつだ!」と思い、有賀さんのお話を伺いながら、おつまさんにLINEを送っていました。だから、「"家庭料理をアップデートするためには、家族会議が必要だ。"」というnoteを書いた後に、おつまさんに読んでもらい、「自分たちは、どうしていこうか。」と話し合う場をつくることになりました。なので、「家庭料理の新デザイン」の講義とともに、新婚1年目の夫婦2人が試行錯誤していく姿も、たまにお届けしていきます。

ちなみに、前回のnoteでは、妻と書いていたのですが、しっくり来ず、、、相談したところ、「おつまさんでいこう!」となりました。おつまさんとは、妻のことです。よろしくお願いします。笑

「家庭料理の新デザイン」のことは、スープ作家の有賀さんのnoteをぜひ読んでみてください!


複業シュフは、あっちこっちで満点を取らなくてもいい

「家庭料理には、3つの幻想がある。」と有賀さんが教えてくれました。その中のひとつ、お母さん幻想が特に強い傾向にあるとぼくは睨んでいます。

「じぶんのお母さんがやっていたから、じぶんもできて、当たり前だと思っちゃうんだよね」

とおつまさん。言ってることはわかるんです。でも、専業シュフと複業シュフでは、条件が違いますよね。

職場では、仕事で貢献したいと頑張ってるし、家では、じぶんの母の姿を思い出し、家庭料理や掃除などをしっかりやる満点のシュフを目標として頑張る。あっちこっちで満点を取ろうと頑張りすぎて、疲れちゃいます。

じぶんで、じぶんの理想や期待で、じぶんのことを縛ってしまっている。できないことは、「ダメだこりゃ」と思いっきり匙を投げて、周りを頼ってもいいと思います。それが、パートナーであったり、両親であったり、コンビニであったり、近くの定食屋であったり、頼れるものにはどんどん頼っていきましょう。

また、楽をしようとすると、ちょっとした罪悪感が付き纏ってしまうという話も出ました。それを聞いて、楽をするのに、いい言い訳を用意したい。気持ちの置き所を探しているのではないかと思いました。それが見つかると、ちょっとだけこころが軽くなる気がします。まだ、見つかってないので、今後も考えていきたい課題のひとつです。


育ってきた環境の違う人たちが、家事を共有する難しさ

家事を家族みんなで進めていく。これは、いいですよね。しかし、ここで問題がでてきます。それは、掃除や片付け、洗濯物の干し方・畳み方などの家事のやり方が違うこと。

「あれ、やっといて!って頼んだのに、できてない。」や「そうやったら、ここにシワが残っちゃうじゃん。」などなどの小さなケンカがちょっとずつ出てきちゃうのです。それもそのはず、育ってきた環境が違います。じぶんにとっての当たり前が、おつまさんの当たり前ではないのです。たとえば、皿洗いについて。

ぼくの実家では、皿洗いはまとまったときに一気にワーッとやるスタイル。それは、家族4人が別々の時間帯でご飯を食べる家庭だったから。それぞれ学校やバイト、仕事や趣味などがあり、家族一緒に家で食事することは少なかったので、まとめてやっちゃう。
一方、おつまさんの実家では、家族みんなで、食後に一斉にきれいにしていくスタイル。それは、家で全員でご飯を食べる家庭だったから。ご飯を食べ終えるとみんなで、片付けてしまう。お皿を洗う人、拭く人、食器を元の位置に戻す人、テーブルをきれいにする人がいるという感じ。

このように、ぼくもおつまさんも、各家庭に合ったそれぞれの皿洗いスタイルで育ってきました。

だから、これを擦り合わしていくことで、家族間の新ルールを作っていくのが大事だと気づきました。話し合って、違いを認め、ルールを決めることで、小さなケンカもなくなってくるのではないでしょうか。

話は少し逸れますが、小さいケンカで言えば、「納豆パックを洗う洗わない問題」や、「毎日掃除機をかけるか問題」などいろいろと出てくると思います。塵も積もれば山となっちゃうので、早めに話し合って、小さいケンカの芽を摘んでおくことを力強くオススメします。これ、結構重要です。笑

ちなみに、我が家の皿洗いは、おつまさんの実家で、ご飯を頂いているうちに、そのスタイルが僕にも浸透してきました。ご飯を食べたら、すぐに食器を片付けたくなるいい習慣がしみこんできたのです。相手の当たり前の世界を体験してみるのは、いい手段なんだなと気付かされました。話していても、結論が出ない時は、ぜひ試してみてください。


「家庭料理の新デザイン」の初回の感想noteが、かなり読んでいただけて、ビックリしております…読んでいただいた方、リアクションいただいた方、ツイッターでリツイートしてくれた方、ありがとうございます!一人では、届かないところまで、この記事が届くことができて、非常に嬉しいです!

今後も、アップデートするための家族会議で話していることなどをお届けできたらと思います。引き続き、読んでもらえたら、嬉しいです!

最後まで、読んでいただき、ありがとうございます!何かすこしでもおすそわけできてたら、嬉しいです。

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