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婦人科なんてキライだ

週1更新するぞ!と意気込んでいたけど、かなり日が過ぎてしまった。
過ぎたというか、書くことを忘れていた。
無理せず、のんびり書きます。
いやにならないように続けることを目標に変えようかな。

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たまたま次の日が休みだったこともあり、気が乗らないが病院に行くことに。そういえばがん検診のハガキがあったからついでにやってみようかなと思った。がん検診も一度も受けていなかった。2年に一度くらいくるハガキの認識はあったけど、婦人科にいくのがとてつもなく嫌だった。

これは言い訳だけど

ハタチくらいの時に一度中絶手術をしたことがある。
その時に付き合っていた男は避妊をしない男だった。わたしもそんなこと気にしなかった。どうでもよかった。できるわけないと思ってた。
でもできてしまった。同棲してすぐ。
びっくりするくらいあっという間に、わたしは望まない妊娠をした。

妊娠に気づいたのは彼だった。
わたしは本当にやばいことからは目をそらすんだと思う。そう言えば小学生の時に、飼っていた猫が目の前で車にはねられたときも、見てしまった現実を理解できず、何事もなかったかのように家に帰り、ゲームをしていたことがあるんだ。
そしてこの時も、二ヶ月くらい来ていなかった生理を、風邪のせいとか、薬を飲んだせいだと思い込んでいた。
彼はそんなわたしに、検査をしようと告げ、検査薬を買いに連れて行ってくれた。しかも「子供ができていれば産めばいいよ」と言ってさ。

検査をしたら妊娠していた。
でも、産めばいいよ。という言葉を鵜呑みにしていたわたしは、本気で子供を産むんだと思った。その一瞬は。

しかし、わたしが妊娠した現実を知った彼は突如に慌てだし、頭を抱えて「前の女の時はだいじょうぶだったのに!!」と言った。

この男もバカだと思うけど、わたしも大いなるバカなのだ。
一瞬の快楽に溺れ、すべての責任から永遠に逃れられるとおもっていた。
それは悔しいけど、男のことだけを責められることではない。セックスなんて、快楽のための行動だとしか思っていなかったわたしも同罪なんだ。
そしてその重苦しい罪と一緒に、検査薬と一緒に買ったプリンの舌にザラザラと残るような甘みが心の奥に、ずっとねっとりと残っている。


そんなことを、知り合いのおすすめしてくれた婦人科へと電話しようとしてふと思い出してしまった。そのせいで余計いやになってくる。やっぱ次の休みにしようかな。そうやって逃げて見たかったけど、もう逃げ過ぎて、逃げ道を失っている感じもした。
とりあえず、電話だけ、してみようかな。
やっとここまできた。深いため息をついてリセットする。


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