とりあえずやってみる。それが私の自己紹介。
昔からずっとそうだった。
私はなんでも
【とりあえずやってみる】のだ。
好奇心が強い
そもそも私は好奇心が強い。
大学1年のGWに、私は関西へ遊びに行った。
急な昔話!(霜降り明星の粗品さん風に読んで)
高校の同級生たちが何人か関西に引っ越していた為、会いに行ったのだ。
同級生たちとの久しぶりの再会。
初めての一人での長旅。
初めての関西。
ああ、これが大人になるってことかぁ。
未知の体験に、私の好奇心は最高に満たされた。
今思えば大人へのイメージのしょぼさに驚くが、当時の私には、飛行機に乗って一人で行ったことのない県に行く、それはとても大人的でテンションの上がることだった。
可愛い18歳である。
今は無表情で飛行機に乗ってるよ(私は20歳)
そしてそんなピチピチ18歳の私。
テンションが上がりまくった結果、
所持金全て使い果たす!!!!
念の為に多く持ってきたのに、何に使ったのか。数日を振り返ってみた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
わぁ、関西は最先端、おしゃれ!!
わぁ、これは、お土産に買おう!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
札幌にもある服屋さんの札幌にも売っている服を張り切って購入したり、お土産に買ったお菓子をその日の夜に食べてしまい、次の日また同じものを買うという、好奇心云々の前にアホなのかもしれないお金の使い方をしていた。
終わったと思った。
まだ18歳。
クレジットカードは持っていなかった。
キャッシュレス?そんなもの恐らくなかった。(私は20歳)
さあ、どうしよう。パニックになりながら友達の家をウロウロキョロキョロしていたら、
いた。
いたわ。
英世!!!!!!
スーツケースのポケットの中に小さく折られたダブル英世がいるじゃぁあーりませんか。
航空券は事前に持っていたので、
友達の家から空港まで1000円
新千歳空港から自宅まで1000円
よし、いける!!!!!
こうして私は、英世のおかげで、
次の日の朝、笑顔で友達の家を後にした
(英世、両目山折りにして笑ってごめんね)
帰れなかった
意気揚々と、
関西もう慣れた!
電車もバスも余裕だわ!
また会いに来るわ!
と言い残し、空港に向かったが、私は故郷北海道に帰ることはできなかった。
なぜかって?
航空券友達の家に忘れました。
なんだこのエピソード。
好奇心あるよエピソードじゃなくて、アホだよエピソードじゃないか。
そう思った人は正しい。書いてる私が一番そう感じてる。
とにかく、私は航空券を持たずに空港に降り立ったのだ。
しかし、私は18歳。
大学生。
帰らねばならぬ、明日からは講義があるのだ。
だから私は航空会社のカウンターに向かった。
JDまみ「すみません、搭乗予定の航空券を宿泊先に忘れてきてしまったのですが…」
・
・
・
・
GS美人「一度新しい航空券を買ってご搭乗頂き、忘れてきた航空券は、後日持ってきて頂ければ返金対応ができますよ」
今度こそ終わった。
だって私、新千歳空港から自宅までの1000円しか持ってないもん。
どうすんの?私。
親に連絡してどうにか振り込んでもらおうか、そしたら明日には帰れる。
友達も1泊くらいなら泊めてくれる。講義も間に合う。
頭の中で色んなことを同時に考える。
必死である。
その時に友達が言っていた言葉をふと思い出した。
「関西ってマジ時給高いんだけど〜」
そうなんです。
北海道と比べてめちゃ時給が高いんです。
同じファーストフードでのアルバイトでも、関西や関東だと200円ほど高かった。
忙しい店舗でも、暇でも、高校生でも、大人でも、ぜーんぶ関係なく。
その分、家賃が高かったり、飲食代も気持ち高め?だったりするけれど、その時の私は、
実家住まい!
物価がどうとか関係なく、自分に入ってくるお金そのものが大きいか小さいかしか気にしていなかったので、
時給が高い地域=最強
だったのだ。
だから私に迷いはなかった。
最後の英世を握りしめ、電車に乗り、向かった。
派遣登録へ
そして私は関西のアルバイターになった。
コンタクトレンズ屋さんのチラシを1日中、ひたすら配る、シンプルなバイトだ。
だが、ティッシュがついていないただのチラシはなかなか受け取ってもらえない。
最初の1日でしんどくなってしまってので、そこからはどうやって受け取って貰えるかを必死に考えた。(もっと考えることはあっただろうに)
そして私は、気付いた。
・女の人に配るときは出来るだけ胸の高さにチラシを出す。
・男の人に配るときは出来るだけ腰の位置あたりにチラシを出す。
・出来るだけ右側から差し出す。
これをするだけでかなり受け取ってもらえる率が上がった。
反射的に手を出してしまって、かつ、自分の聞き手側にチラシがあれば、受け取りやすいようだ(個人の見解)
おーなるほどー!
と自分に感動し、毎日楽しくアルバイトをしていたら、1通のメールが届いた。
「え、家出なの?」
親に連絡するのをすっかり忘れてた。
いや普通の連絡はしていた。
でもよく考えたら、帰れなくなったことも、アルバイトしていることもすっかり報告するのを忘れていたのだ。
あまりにも帰ってこない娘。
あれ、もしかして家出なの?
と思ったようだ。
母親にアホのような今までのエピソードを話し、そこからは、毎日ビラを配りまくった。
そして、1ヶ月後
大金と引き換えに
大学の単位を失った。
うん、大学の単位のことをすっかり忘れてた。アホすぎる。この出来事のせいで、4年生の後期も学校行ってたわ。(私は20歳)
しかし、あの時あの選択をしたことで、収入以外にも得るものはあった。
・関西に引っ越すことなく、関西ライフを経験できた
・誰かに話すネタになる
卒業できなかったら話はまた変わっていたかもしれないけれど、でも今現在私の職業は、学歴必須ではない。
となると、卒業できなかったことがどう未来に影響するかわからない。
だからやっぱり私はあの時、関西アルバイターになってよかったと思う。
(関西アルバイターって何)
やらぬ後悔よりやって後悔?
擦りに擦り切られまくってる言葉。
基本的に私はこの気持ちで生きている。
でもやって後悔した事も少なからずある。
だから私は、【とりあえず】やってみるようにしている。
そんな大事に考えなくていい。
どうしたってやらなきゃいけないことは、やらなきゃいけない時に自然とやることになる。
だから興味があるなら、
【とりあえず】
やってみて、
違うと思ったらやめればいい。
(仕事は別ね!)
引き返すことはダメなことじゃない。
やらない後悔をしてずーーっと気になってしまうよりは、
ちょっぴりやってちょっぴり後悔が私にはちょうどいい。
だから私は、
noteはじめるよ。
(前置きが長っ、薄っ)
※やって後悔とかやらないで後悔以前に、この女性は、究極に飽きっぽいという性質を持ち合わせています。またなんか始めたんだな、くらいの気持ちで生温〜く見守って頂けると嬉しいです笑
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