【OW2】撃つ前に移動/マップを広く使う
オーバーウォッチの初心者向け立ち回り記事。
上手い人は当たり前のようにできてるけども、そうでない人は意識するべき「移動」について。
◯要点
「とりあえず撃つ」、「敵が見えたから撃つ」、「正面で撃つ」だけでなく、マップを広く使って有利ポジション・有利状況で戦いましょう。
◯「まず撃つ」はやめよう
OWはFPSなんだけども、「撃つ」のはとりあえず置いておきましょう。
他のゲームでも同じでしょうよ。撃つ前にやることはたくさんあるはずです。PUBGでもApexでもValorantでも。他のゲームあんま知らんけど。
撃つ以外に考えるべきことは、「マップ」やら「構成」やらの前提的なこと、「人数差」「アビリティ」「ULT状況」なんかの状況的なことなんかがありますが、この記事では「ポジション」と「移動」について。
レートのあまり高くないプレイヤーは、ポジショニング・移動よりも「まず撃つ」ことを優先してしまっているように見受けられます。
※こっちの記事も参照。追記して詰め込みまくってるから雑多になってるけど。
◯敵は無視していい
敵が見えてもすぐに撃たなくてもいいですよ。ポジショニングが優先です。
サポなら味方への射撃に必死にならずに。アナの記事でも書いたんですが、味方のベタ足タンクを撃つのにスコープ覗いててもしゃーないです。ペチペチ撃ちながら移動しましょう。戦局についていけなくなります。
実戦での例:ジャンカータウン。クイックマッチだけど。
青チームは第一の突破のされ方が悪く、第二の開始時点でいいポジションを取れず。退いていきます。
この時点で青チームは進んでくるペイロードにいる赤チームを撃つのではなく、リポジショニングを優先するべきでした。地上ではなく高台から撃とう。
「高台を取れ」とはよく言われると思います。しかし、目の前にいる敵への射撃を優先してしまうプレイヤーもいると思います。無視していいです。
もちろん状況によりますが。
ヒーローによって得意な状況は異なりますね。射撃系ヒーローは有利ポジションから一方的に攻撃することで強みを活かせます。
逆に近接系ヒーローならば、その強みを活かすために味方の近くで戦ったり、有利な相手へのタイマンを仕掛けにいきますね。
それも含めて、「適切に移動してから撃ちましょう」という話で。
◯データで見る強者の移動距離
強いプレイヤーは積極的に動いて様々な角度から射線を通している気がします。
そこで、プレイヤーがどれほど動いているのかを計測することにしました。
んで、強いプレイヤーの配信アーカイブを見ながら同じように移動して射撃し、計測していきます。やり方がアナログ。
んで、上手くないプレイヤーと比較しないといけないんですが、そんな都合よく上手くないプレイヤーがパライソ第二の攻撃でアッシュやってる配信なんか見つからねえって話で。
しょうがないのでブリザードワールドやってたやつで計測。国籍も名前もわからないブロンズの外国人プレイヤー。
結果、トッププレイヤーは秒間3.53m、ブロンズプレイヤーは秒間2.95m移動していることがわかりました。約1.2倍です。
だからなんやねんと。サンプル一つずつだしマップも違うし計測もガバガバだしで、こんなのはアテになりません。
上手いプレイヤーは積極的にいいポジションへ移動しているよと言いたかった。
もっとちゃんとデータ集めればなんとかなるかもしれない。やる気はない。
◯中途半端な正面でのポーク
ラッシュだとかポークだとかダイブだとか言われますね。
それぞれに強みがあります。ラッシュならしっかりと正面を押し、ダイブならタイミングとフォーカスを合わせて飛び込み、そしてポークならアングルを作って有利ポジションから撃たなければなりません。
しかし、特にレートの高くない野良のマッチなら、中途半端なポークっぽい何かにしかなっていないことも少なくないように思われます。
これではあまり有効な攻撃ができていません。
射撃系ヒーローでポークするのならば、その強みを活かすように、角度を作って有利なポジションから一方的に撃つようにしたいですね。
そのために必要なことは撃つことではなく、移動することです。
これは射撃系ヒーローだけに限らず、近接系なら近づいて戦えるように移動しなければなりませんし、フランカーはもちろん正面で撃ってるだけでは何にもなりません。
タンクも正面にいる必要はありません。一番強いのはタンクです。(特に攻撃する側では)敵を殺しにいきましょう。
一部マップを除けば、ベタ足系タンクでも歩いて高台に行けます。簡単に高台を制圧できます。
タンクがフォーカスを浴びたらダメージやサポートはフリーで撃てるはずです。そのタイミングで存分にダメージを出していきましょう。
タンクが何をしているかに関わらず「まず撃つ」、相手が誰をフォーカスしているかに関わらず「ただ撃つ」というのは良くないです。
自分の射撃技術やフィジカルを活かすために、適切な位置から適切なタイミングで戦えるようにしたいですね。
良くない例。
FPSと言えど、このゲームは残念ながら撃っても解決しないことだらけです。
◯オフアングルの利点
Spiloコーチの解説動画の簡単な解説。この動画は10分なので見ていただければいいんですが。
大前提として、クロスファイアが強いんです。
オフアングルの利点を7つ。
1.サプライズ
リーパーやトレーサーが突然現れ、有利な1対1を仕掛けることが出来ます。
2.カバーがない
アフアングルから撃つため、相手はうまく防御・カバーが出来ません。
正面からの攻撃だけならタンク等に簡単に止められます。
3.弱点攻撃
タンクの盾の裏から、弱い部分へ簡単に攻撃できます。
4.混乱を招く
オフアングルから攻撃されると、相手は対応に追われ混乱を生じます。
5.視界の確保
直線的に・タンクの後ろにいるよりは、オフアングルにいることで全体を見ることができ、戦局の把握がしやすくなります。
6.スパムの回避
集団で固まっているとスパムの餌食になりやすいです。ジャンクラ、ファラ等はもちろん、ハンゾー・キリコ・ゼニヤッタなどがテキトーに撃った弾の餌食になるかもしれません。
7.チームを守る
自分がオフアングルのポジションを取っているということは、相手にそのポジションを使わせないことに繋がり、味方を守ることになります。
これら全てには、それぞれのヒーローの射程距離に応じたポジションが必要であり、味方とタイミングを合わせることも重要です。
◯妙なるライフパック
このゲームのライフパックっていい位置にありますよね。例外もあるけど。
正面のメインストリートではなく、横道に移動したところにあります。
まるでいい位置へ移動することを推奨しているかのようです。「移動で少しダメージ食らうかもしれないけど、コレで回復してね!」「ここで戦うといいよ!」と。
上で何の意味もない移動距離のデータを計測してましたが、「ライフパックの取得数」は割と信頼できそうなデータが集まるような気がしています。
個人だけでなく、チーム全体・マッチ全体として、レベルが高い試合ほどライフパックを有効活用できるような戦い方・展開・ポジショニングができていると思います。
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オマケ:
どうでもいいんですが、日本語だと「ライフパック」で英語だと「ヘルスパック/Health Pack」みたいです。
私は割と正式名称を使いたいんで、「DPS」でなく「ダメージ」、「スキル」ではなく「アビリティ」と書くようにしてます。どうでもいいけど。
注意:味方との連携に気をつける
「正面で撃つだけでなく、マップを広く使って有利に戦おう」という話なんですが、一人でどこか行って勝手に戦って死んでいくというのはもちろんダメです。
味方と相手の状況をよく見て、的確に移動し、的確に戦闘しましょう。
横や高台へ移動した自分がフリーなら存分に撃てますし、自分が注目を浴びるなら慎重に立ち回って正面の味方の攻撃を待ちたいですね。
攻撃対象も、自由に撃てるからこそバックラインを撃つというだけでなく、正面の味方とフォーカスを合わせてタンクを狙うこともあるでしょう。
ポジションだけでなく、ターゲット選択やタイミングも重要。
◯マップ攻略
具体的なマップごとの攻略。基本的に「正面で撃つだけでなく、マップを広く使おう」というだけの話です。
主に射撃系ヒーローの想定です。ラッシュやダイブを戦術として用いる場合はあてはまらない場合も多いでしょう。
また、それぞれのマップのライフパックがどこにあるかを思い出しながら見てください。
※図の白矢印が移動、青矢印が射撃です。
・サーキットロイヤル
第三の実践例。
・ドラド
・ハバナ
・ジャンカータウン
・リアルト
めんどくさくなったので終了!
「まず撃つ」「正面で撃つ」のではなく、マップを広く使って有利に撃っていきましょう。ライフパックも存分に使えるように立ち回っていくといいです。
2023/07/12 山下
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