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それは突然の目眩から始まった。6

5話の続きですが、、、

父の黄綬褒章受章パーティーは盛大に
行われました。そして、最後の挨拶、、、
汗が噴き出る感覚、、不安、、、
逃げ出したくなる。。緊張とかじゃない、
なんとも言えない、過呼吸感、、、

そんなイメージしかなかったんです。
2週間くらい前までは、、、、

その日僕は、ある著名なDJさんの講演会に
いってました。やはり本職なんで話すのが上手い、
講演会が終わり、会場の前で本人と話す機会が
ありました。
実は2週間後に壇上に立ち、300人の前で
話さないといけないこと、心療内科に通ってるので
極度の不安に襲われること。
この場をうまく伝えるのには、
どうしたらいいですか?と聞きました。
そうすると、事情を知った上で、
少し怒るように、、、

DJ「君は何を伝えたいんや?」
「お客様の前で何がいいたいんや?」
「目的を見失ってないか?」
「ゴールは何か?うまく話すことか?」

僕「目的な父親のお祝いに
  来てくれたお客様に
  ありがとうを伝えることです」

DJ「そうやろ!うまく話すことが
  目的ではないで。
  ありがとうを伝えることが目的やで。
  噛んでも、詰まっても、
  忘れてもええねん!
  その思いを自分らしく
  伝えるからこそ、
  ちゃんとその思いが相手に
  伝わるねん!
  目的を履き違えるなよ。
  思いを伝えるだけで
  人に伝わるから。
  噛んだりしたほうが、 
  伝わるんやで」

その時にハッと気がつきました。そして楽に
なりました。もう大丈夫です。不安障害に
襲われてた自分が、全ての飾りを脱ぎ捨てて
思い切り裸になって間違いに怖がらず、
話すことができるようになりました。

その1年後、私は代表取締役となり、
会社を背負うこととなりました。
生きることが嫌になったこと。
パニック障害で不安となり、
何も出来なかったこと。。
それを2度克服したことで、ある程度の怖さは
なくなりました。今でも怪しいときは
ありますが、また治せると言う自信があります。

そして、会社の理念を決めたのです。

従業員さんとその家族の幸せを
第一に考えること。

その思いを一番に胸に刻み込み、
これからも歩んでいきます。。

誰もが持ってる、可能性のある病気です。
自信をもってオープンにし、
普通に口外しながら治せていけるような
社会になればいいなと考えています。

あなたの笑顔がずっとずっと続きますように。

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