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いつかどこかで見た映画 まとめ

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劇場公開時に見た映画について、そのときどきに書きつづった映画評というよりも「映画をめぐる雑念」集。段落ごとに1行空けるというネットマナー(?)があまり好きではないので、ダラダラと…
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2022年3月の記事一覧

いつかどこかで見た映画 その157 『水俣曼荼羅』(2020年・日本)

いつかどこかで見た映画 その157 『水俣曼荼羅』(2020年・日本)

監督・撮影・プロデューサー:原一男 プロデューサー:小林佐智子、島野千尋、長岡野亜 編集・構成:秦岳志

 全体が3部構成で、実に6時間12分におよぶ原一男監督の『水俣曼荼羅』を最後まで見続けてきた観客は、映画の最後に一枚の字幕[テロップ]を目にする。それは「この映画を故・土本典昭に捧げる」といったもので、上映時間のあいだ様々な感情というか“情動[エモーション]”に揺さぶられ、文字どおり泣いたり

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