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ライブ配信はコミュニケーションなのかエンターテイメントなのか

どうも、センサールマンの山﨑仕事人(コミュ障エンターティナー)です。

コロナ自粛以降ライブ配信(ツイキャス、YouTubeライブ、インスタライブ、イチナナ、ふわっち、等)をやる人が増えました。
芸人も例外ではなく、御多分に漏れず僕もふわっちを中心に配信しております(登録お願いしまーす!)。

そんな中、最近たまたま連続でこういうライブ配信(芸人がやること限定かな?)に対する否定的な意見を見聞きしました。
内容は、

①「コメントに返事をするだけの配信はエンターテイメントではない」

②「コメントやアイテムにリアクションしているだけの配信を見て、なにこれ?って思った」

ざっくりとですがこんな内容です。
これに対して僕なりの考えをまとめてみました。

大前提としてライブ配信をどういう場として捉えてるかによると思うんですよね。
ライブ配信には、人とふれあう『コミュニケーション』の場という使い方と、何かしらを発表する『エンターテイメント』の場という使い方と、まずは少なくともその2種類の使い方があることを認識しておかないと話が進みません。
①の方はもちろん②の方もライブ配信のことを後者の『エンターテイメント』だとしか捉えられていないんじゃないでしょうか。

なので、①の方には「はい、そうですよ。エンターテイメントではなくコミュニケーションです。」、②の方には「なにかと言えばコミュニケーションです。」で解決するのかなと。
もちろんそれを面白く思うか思わないかは自由で、そこからは好みの領域です。
花見なんて何が面白いのか分からない!とか、スポーツ観戦なんて何が面白のか分からない!とか、そんなんと同じようなものでしょう(ちなみに僕は両方なにが面白いのか分かりません)。

きっと「楽しませる」という目的は同じでも、「楽しませる」のベクトルが違うので一緒くたに考えるとややこしくなるんだと思います。
例えるならホストと芸人の違いみたいな感じでしょうか。
舞台でガンガン笑いの取れる芸人がホストになったらお客さんをめちゃくちゃ楽しませられるかといったらそうじゃないし、逆にNo.1ホストが芸人になったら客席を爆笑させて楽しませられるかといったらそうじゃありません。
ふたつの「楽しませる」能力は全く別物なわけです。

コミュニケーションを求めてる人に作品を一方的に発表しても興味を持たれないし、エンターテイメントを求めてる人にガンガン話しかけても引かれちゃいます。
たぶん悪くない例えのはずです。

ただ、『コミュニケーションを見せるエンターテイメント』というものはあるんじゃないかと思います。

例えば、メンタリストDaiGoさんのYouTubeライブ配信は、視聴者の人からの悩み相談に対して自身の持つ知識を活かして矢継ぎ早に答えていくんですがそのスピード感が凄いんですよ。
しかもただ答えるだけじゃなくて、どの質問に対しても漏れなく「○○効果が~」とか「○○大学の研究で~」とか具体例や名称を挙げて、更にオススメの書籍や動画を紹介するという、この人の頭の中どうなってるんだろう!?って思わされて見ているだけでも楽しめます。
正に『コミュニケーションを見せるエンターテイメント』ではないでしょうか。

これはなにもライブ配信に限った事ではありません。
例えば、テレビでも街ぶらロケ番組なんかがそうだと思います。
素人さんの面白さを引き出したり、素人さんの問いかけに面白く返したり、完全に『コミュニケーションを見せるエンターテイメント』です。

舞台にだってあります。
例えば、客いじり。
例えば、お客様を舞台に上げるマジックショー。
例えば、お客様からお題をもらう謎かけや三題噺。
どれも『コミュニケーションを見せるエンターテイメント』と言えるでしょう。

これらをまとめて考えてみると、コミュニケーションはあくまできっかけで本質はその先にあるので、つまり『コミュニケーションを見せるエンターテイメント』とは『スキルを見せつけるエンターテイメント』と言い換えることができそうです。
もしこれらを全て「そんなもんエンターテイメントじゃない!」という方がいればそれはもう価値観の違いが過ぎるのでお別れしましょう、さようなら。

念のためですが、どっちが上とか下とか、どれが良いとか悪いとか、そんな話は一切していないので悪しからず。

※以下、有料記事は「じゃあ山﨑仕事人にとってのライブ配信はどう捉えてるの?」です。

##スキs

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