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「加害性」について。

どうも、センサールマンの山﨑仕事人(欠席)です🐈

そりゃあ結婚式に「加害性」はありますよ。
結婚式に限らず何にだってあるでしょう。
別に「良い/悪い」の話ではなくね。
「傷つく人がいるかも?」とか「迷惑に思う人がいるかも?」とか、想像してみるかどうかだけの話です。

あくまで可能性の話。

Twitterで「結婚式の加害性」なんていうワードがトレンドに上がっています。
トレンド入りした理由の元ツイートはこちら(※リプ欄でツイート続いてます)。

リプ欄やワード検索でのツイートを見てみるとこのツイート主の方はボコボコに叩かれてるんですが、個人的には「なんでそんなに?」という感じです。
書き方がやや攻撃的なのでそこが気に入らないのはまぁ分かりますが、ツイートの主旨としてはあくまで「傷つけてしまう“可能性がある”よね。」だと思います。

それは否定できないでしょう。
だって可能性の話ですもん。
「結婚式で幸せになる人もいるんだ!」という反論が多いですが、「うん。そうですね。でもそうじゃない人もいるんです。」っていうだけのことで。

「結婚式には加害性がある」は、決して「結婚式をする奴は全員加害者だ」とイコールではありません。
全く違う。

ツイート主本人が最後に「誰も傷つけたくなければすべて中止するほかないが、そんなことは不可能なので覚悟を持つかどうかの問題でしかない」と書いていますが、これが全てでしょう。

あなたは誰も傷つけていませんか?

結婚式に限らずですが、要は「想像力を持とうよ」ってことだと思うんです。

そのこと(今回で言えば結婚式)が「悪い/悪くない」なんて話ではなくて、表があれば裏があるし、光があれば影があるし、世界は自分が見えている一面だけではありません。
「誰も傷つけてない!」なんて自信満々に生きてらっしゃいますけど本当にそうですか?と。
想像力がない人ほど知らないうちに周りをガンガン傷つけてるかもしれませんよ?と。
自分が見ている景色じゃない部分を少しだけ想像してみてもいいんじゃないですか?と。

めちゃくちゃ周りに迷惑をかけている人が「誰にも迷惑かけてないやろ!」って言ってることあるじゃないですか。
だいぶ大袈裟に言えばあれのことです。

お笑いは加害性が高い。

お笑いなんて正にそうでね。
「誰かを傷つけているだろう」という覚悟を持ってなきゃやってられません。
もちろん意図的に誰かを傷つけようとなんて考えていませんが、可能性は大いにあります。

火事を題材にしたネタをやれば実際に被害にあわれた方は傷つくかもしれないし、恋人との別れを題材にしたネタをやれば昨日フラれた人は傷つくかもしれないし、デブやハゲで自虐をすれば同じ立場の人が傷つくかもしれない。
ネタ以外でも、バラエティのドッキリなんてよく槍玉にあげられます。
極論、どんなことだって「自分は不幸なのにこんなに楽しそうにしやがって!」と傷つく人がいる可能性だってありますから。
近年「傷つけない笑い」なんてワードが脚光を浴びたりしますが、そんなことは有り得ないんです。

想像した上でのお互い様。

何をするにも「誰かを傷付けやしないだろうか」とビクビクしながら生きていけってことじゃありません。
想像してみた上で避けられることは避けようよってくらいのもんです。
どうしても避けようがない時は開き直るしかないでしょう。
それがツイート主の言うところの「覚悟」ってやつで。

傷つく側もある程度までは「傷ついた」と主張するのは全然ありだと思います。
それによって良い方向に変わることもあるでしょうし。
でもある程度以上のものに関しては「これは自分は傷つくけどまぁ仕方ないよね」で諦めるしかありません。
「やる側にも理由があるもんね」という想像力も必要です。

どちら側も想像力を働かせて、最終的には「お互い様」ってことで尊重し合いながらやっていくしかありません。
少なくともツイート主に攻撃的なリプを送る際に「このツイート大丈夫かな?」という想像力くらいは働かせてみてはどうでしょうかと思います。

国語力も自分の意思もない糞馬鹿。

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