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軽めの不確定要素を楽しむ by Bike Packing Short Trip ①

自宅(院)から50kmほど離れた近場のキャンプ場に向かって積載の練習やら気分転換も兼ねて1泊2日でバイクパッキングを楽しんできました。

バイクパッキング(Bike Packing)とは

バイクパッキングとは、キャンプに必要な衣食住を詰め込んだ大容量バッグを、いつものスポーツバイクに取り付けることで、自転車を改造することなくキャンプツーリングを楽しむスタイルを指します。
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平たくいうと自転車旅な訳ですが、昔のように重いキャリアをつけて車輪の両サイドにパニアバッグをつける重厚感あふれるスタイルではなく、アウトドア用品の軽量化に伴い、ハンドルバーバッグ、フレームバッグ、サドルバッグ(僕の場合は簡易キャリアに防水袋を括り付ける)などに必要なものを詰め込んでササっと気軽に出かけるもの。

ここでバイクパッキングそのものについて論考するつもりはなく、道中考えたことや感じたことを数回に分けて書いていきたいと思います。もちろんいつも通り『健康』に関する内容です。それ以外を僕が書く理由も今の所見当たらないので。

不確実性をどう捉えるか

バイクパッキングをするにあたり準備は必要。
何を持っていこうか、どう積もうか、はたまたどこへ行こうか、などちょっとした旅には目的地が必要でそれに対しての装備を検討する必要がある。
これが目的も期間もなく彷徨うような旅ならそんなことは考えずに出かけるんですがたかだか1泊2日のものなのである程度決めておきました。
ゴール地点は道志村。自宅(院)から町田街道・R413を通る片道50kmの道のり。
大体のルートを確認して行くことにする。もちろん事前にキャンプ場もおさえた。

目的地を決めて、ルートを確認、キャンプ地を予約し、いざ向かう。
普通の準備の流れですが旅は何が起きるかわからない。
いきなりパンクするかもしれないし、ダウンヒルで転倒するかもしれない。
気持ち良い場所を見つけて動きたくなくなるかもしれない。
など必ず不確実な要素が出てくる。この確実性のない事象に対してどう反応するかがポイント。普段から決められたこと・確実なことばかり追っているといざトラブルに見舞われた時に何もできなかったり、怒ったり悲しんだり人としての弱さが露呈される。これは他者及び自分の人間性を把握するのにもとても役に立つ。

窮地に追い込まれた時、人間は本性を表す

普段はいい人でも少し問題が起こると責任転嫁をするような方が実は身近にいるかもしれません。個人的にはそういった方は本性がそれなのであまり親しくしない方が良いと思っています。人間的に信頼できない、ということです。

逆に旅でのトラブルに「まあ、なんとかなるだろう」とか、道中思いがけず面白そうな場所を見つけては「とりあえず行ってみよう」と言える方はこの不確実性を楽しんでおりそれに伴いトラブルに強いタイプとも言えます。
もちろん何の事前準備もない状態で突っ込んでいくのは「勇気」でもなくただの「無謀」なのでそこは分別が必要です。

(事前準備がしっかりしている上で)不確実なことに自ら突っ込んでいく楽しさと経験値が人を形成する

自分で計画した旅は全て自己責任

不確実なことを嫌う人は責任を負うことを嫌うのではないかと思っています。
確実なことを愛しすぎると何か突然起きたことに対応ができず、不利益を被ることがある。そのため、不確実なことを避けて責任をなるべく負わないように自らを守ろうとします。一種の自己防衛なのかもしれません。
そのため、自ら何かリスクを追ってまで計画・行動することがないため人としての強さの成長が止まり年齢を重ねようと成熟しないのではないかと考えます。

今回の旅のように適度にリスクを負う(怪我をするリスクや自転車の故障で立ち往生する可能性)ことで自己責任感が育まれ、何事にも動じない芯のある強さが形成されていくと思います。
いきなり南極大陸横断とか一般的に無茶をする必要はなく今回のような「ちょっとした冒険」を子どもも大人も経験することで人として成長が見込めると実感しました。

No Pain & Risk, No Gain.(痛みとリスクなしで得るものなし)

軽めでいいんです、最初は。
そこからもっと追求したい方はすればいいし、それなりに満足するならそれでも良い。「距離が長い=偉い、すごい」ことでも何でもないです。

その自ら起こした行動にどう自分が感じるか?の方が100倍大切です。

一人で遊んで一人で満足する。こんな効率的でコスパ最強な人生の豊かさの作り方はそうそうないと思いますよ。

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つづく

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