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全てオンラインで解決できると思うなよ

はじめに

初めましての方もそうでない方もこんにちは。

やま施術院代表の山本と申します。

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外出自粛ムードが続いてます。仕事もテレワークやリモートワークなど自宅にいながら仕事をしようと変化を余儀なくされています。
実際書類作成や会議であれば自宅でも可能ですので通勤時間の削減や家族との時間の確保ができるなどメリットは盛り沢山ですね。
これを機に在宅仕事が根付くといいな、と思います。

オンラインで補えないもの

最近聞いた小話で

相談者のキャバクラ嬢の「この騒動でお客さんが減って売り上げが落ちているのをどうにかしたい」という相談に対してある著名な方が「Skype飲みできる権利をクラウドファンディング」で売れば良い、と即答していました。

確かに良いアイデアですね。お気に入りの女の子と一対一で飲めて話ができて、尚且つお酒代は自分で買ってきた発泡酒でも良いのだから非常にコスパが良い。

しかしながら、聞いた瞬間に「いや、これは面白いアイデアだけど一瞬しか効果ないな」と思いました。

理由①「イケるかも」がない

もちろん、人にもよりますが中にはお気に入りの女の子とお客とお店の人以上の関係になりたいと虎視淡々と狙っている人がいると思います(下世話ですが)。
その方からすると確かに一対一で飲めるのは良い状況。しかし、所詮画面に映る人相手なのでちょっとしたボディタッチやふとした時の香りを感じられない(やや変態気味)。
「あ、このままイケるかも!」と思えないんですよね。ドキドキ感が極端に減る。
また、通話はいつだって切ることができる。切らないまでも顔を映さないように画面オフにすることができる。それが対面での会話との違い。

ですが、このSkype飲み権を大量買いすることでこの騒動が収束した時のチャンスは増えているかもしれません。(顧客の囲い込みや新規顧客獲得に使えそう)

初めて気になる異性と電話する時はめちゃ緊張しますよね。しかし、初デートなんてもっと緊張します。そのライブ感が少ないのが長続きしないのかなーと思います。

理由②周りは現実に溢れている

Skype飲みやZoom飲みすると確かに会話はできますね。しかも今だと割と新鮮なので楽しく感じる。

しかしながら先ほどのキャバ嬢とのSkype飲みで考えると、その女の子とキャバクラという現実逃避した『場所』で飲むから楽しい、可能性があります。

楽しさ=キャバクラ(場所)+キャバ嬢(人)

オンライン飲みだとモニター画面上の数インチのみが非現実世界で顔を上げると目の前には自分の家(現実)。これが最大の難点。

「楽しみ」はどこから?

楽しさを数字で表して合計で10で例えて

楽しさ【10】=キャバクラ(場所)【1】+キャバ嬢(人)【9】

この比率をそもそも確立している人はSkype飲みがビジネスとして成立します。
顧客は場所よりもその「人」を目当てにしているから。

しかしながら

楽しさ【10】=キャバクラ(場所)【9】+キャバ嬢(人)【1】

だとどうでしょうか?顧客はそのキャバ嬢を求めている、というよりかは「キャバクラで飲む」ことが目的となっています。そういった方にはいくら低価格でSkype飲みを売ったところで買いませんね。

これは他のビジネスでも言えますが「人」が目的なのか「商品」が目的なのかで売れる売れないがこうした状況だと決まるのかと。

今、正論は求めていないよ

じゃあ、そもそも自分そのものを売れるように準備しとけよ!と意識高い系の人は反論しそうですが、今話したいのは「そもそも」の話じゃないです。
『今、現在』をどう乗り切るか?の話です。

がんでステージⅣの方に「そもそも自分が運動してなかったり不摂生してたから悪いんじゃない?」と正論を殴りつけているようなものです。

正論が全て通るなら健康維持のために通うスポーツジムとか要りませんからね。だって家で筋トレすればいいじゃん。(ボディビルダーくらいバルクアップしたい場合はゲキ重たいダンベルなどの負荷が必要なのでその方達に向けてジムは必要。)

理由③お店はお客が作る

一番言いたいのはこれ。

僕の話をすると地元名古屋に好きなバーがあります。そこのママさんも面白いし、場所も雰囲気もすごく素敵です。
何より、そこにくるお客さんがすごく雰囲気が良いんです。
初めて会う方や何度か顔を合わせる方など様々ですが、大体面白い。

別にそこで会う約束はしていないけど偶然会えば楽しく話しながら飲む。

このサプライズがオンライン飲みにはありません。

自分の知っている人と飲み、自分の好きなタイミングで終わり、自分の好きなお酒だけ飲む。

楽だけど楽すぎてつまらない。

誰とどう会うのかわからない。何の話をするかも手探り。でも会話は弾む。
「これ飲んでみる?」と勧められて飲んだウィスキーが美味しくて大好きになる。
自分の知らない世界・業界の裏話を聞く。
酔っ払いになったお客をタクシーに乗せる。
そのお店の周年祭をどうする?とか相談する。

そんな非効率的でめんどくさいと思うことのあるかもしれないけど、だからこそ何が起こるかわからないカオスな『場』が楽しいと僕は思う。

人間、楽な方にはいくらでも逃げられる。でも楽してばっかりだとコミュニケーションの反射神経は衰える一方。

現代日本人のコミュ力不足は「場数」の減少が原因

かもしれないですね。

理由④現実逃避としての空間設計

僕の話になります。
生業である『施術』ですが、ご自宅やレンタルサロンで出張で行うことが可能です(ウェブサイト、見てね)。
しかしながらもうすぐオープンする実店舗の方が確実に良い施術が受けられます。

これは施術の内容の話ではなくて「空間」の話。

自宅でマッサージを受けるよりもお店で受ける方がリラックスできると思います。(どっちも寝落ちしちゃう)

なぜなら、お店はリラックスしてもらえるように照明やインテリアなどを計算しているからです。自宅の蛍光灯のように明るくせずにやや暖色系の照明を使用するなどです。

何でもかんでも出張やオンラインなど便利なものが良いわけではなく、自らがお店に出向くことでそこのサービスに期待し、じっくりとお店の空間を楽しみつつ良いサービスを受ける。

それにかかる時間は移動も含めて2倍近くなるかもしれない。
でも数字で表せない満足感があるはずです。

最後に

ちょっと宣伝

今月下旬、八王子市高尾町で実店舗を開きます。
最大限施術の効果が出るようにインテリアや照明、音響、香りなどを全て健康に寄与するように計算づくで改装する予定です。

それだけ「場」や「空間」の力を重要視しています。

昨今の騒動で大変ですが、お気に入りの「場」「お店」が無くならないようにオンラインで支援するのはとても好きです。

僕も近日中にクラウドファンディングのプロジェクトを立ち上げるのでぜひご支援頂けると嬉しいです。noteでも立ち上げの報告をしますね。

今回は「何でもかんでもオンラインで解決できるわけではないよ」というお話でした。

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やま施術院 山本将也

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※2020年夏東京都八王子市に実店舗開院予定
現在は出張施術・イベント出展・セミナー開催などご要望に応じて承っております。お気軽にお問い合わせください。

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