消費活動

「消費」活動はストレス解消になる?

年が明けて3日目。1/3誕生日なので32歳になりました。ありがとうございます。

タイトルの内容について疑問が浮かんだので書こうかと思います。

なぜ疑問に思ったか

自分のセラピストとしての仕事(やま施術院です。よろしくお願いします。)をしつつ週に数回アウトドアアパレル・ギアのお店で働いています。

自分も機能性が高いと感じ、愛用しているギアのブランドなのでアウトドアフィールドでぜひ使って頂きたいと思っています。

しかし、休みの日に買い物に来るのって疲れないかな?

勤務地がオフィスビル街の中にあるので平日仕事帰りに寄って頂く方は休日のアクティビティに備えて、ということで良いと思います。

しかし、わざわざ休日(特に天気の良い日)に買い物に来るのは

「あれ?天気いいから出掛ければいいんじゃない?」

と思ってしまったのです。(全て個人的見解です)

買い物に行くのは確かに楽しいし、急を要するギアの調達もあると思います。
しかし、休日を過ごす行動としてはいかがなものか?

これが疑問に思ったきっかけ。

買い物による幸福感

購買行動自体はストレスを減らす・高揚感、幸福感を得るのに効果的な行動です。

ざっくりというとドーパミンというホルモンが分泌され、快楽や楽しさ、幸福感を感じます。
このドーパミンが適度に分泌されるのは人生においてとても大事なことです。
瞬間的な快楽はちょっとしたスパイスみたいなもの。

しかし、反対にストレスや疲労も感じる諸刃の剣でもあります。

買い物によるストレス① 人混みによるパーソナルスペースの侵害

年始のセールでは多くの人がお店に押し掛けますよね。
移動の際も電車内はギュウギュウ(新宿駅はいつもそうですが)

人と人との距離がほぼ無い状況になると「パーソナルスペース」が失われます。(リンク先の書籍参考)

パーソナルスペース:無意識に感じている安心できる空間・領域

一度試してみると分かりやすいのですが、自分と友人でもアカの他人でもいいんですが向かい合わせに立ちます。そこから相手に自分に近づいてもらうようにします。
そうするとどこかのタイミングで「嫌な」「力が入る」「緊張する」といった感覚が現れると思います。その感覚が現れるあたりがその人に対するパーソナルスペースです。

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パーソナルスペース(領域)に入ってこられると人間はその人を無意識的に意識するのでストレスを感じます。ちなみにこれは相手との関係性により大きく変わります。恋人や友人の場合はスペースが小さくなる(=相手との距離が近くても安心できる)し、全く知らない人なら大きくなります。

研究では女性が知らない男性に近づかれるのが一番パーソナルスペースが広くなるようです。(襲われるかもしれない、という無意識の防御反応ですね)

買い物によるストレス② 交感神経の刺激

パーソナルスペースにズカズカ踏み込まれると人間、臨戦態勢になります。
何か危険が及ぶかもしれない!と古代からの防御反応が現れるんですね。

例えるならば、土足で家に入ってこられるようなもの。そりゃストレスも溜まりますよ。(というか怒りますよね)

この際、カラダの中では

・ストレスホルモン分泌
・交感神経優位
・心拍数増加
・筋緊張増加
・消化管運動低下
・瞳孔散大
・呼吸が浅くなる

といった反応が現れます。

満員電車で年始のセールに行き、人混みのセール会場で福袋を買う行為は常に戦闘モード。そりゃ疲れます。

終わりに

買い物に行く行為が悪いわけではなく、可能な限り人混みを避けてお店に行くのがいいのでは無いでしょうか?そうしたほうが人的ストレスも少なく済みますし、そのお店の方とお話ししながら楽しくお目当てのモノが買えると思います。
人を介して楽しく購入したものはその経験も重なり、愛着がわくようですので。

それか「モノ」だけを目当てにするならばネットショッピングで済ませばよろしいかと。人混みも避けることができますし、時間の短縮にもつながる。
その短縮できた時間を有意義に使うほうが人生豊かになると思います。

年始のセールで安く買えるのは嬉しいことですが、その後の疲労感やストレス・時間の使い方を考えてみると意外と割りに合わなかったりします。
セール行ったらインフルエンザにかかって数日寝込んだ、とか。

2020年、大切な時間と自身の健康を「消費」せず有意義な一年をお過ごしください。


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