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「高尾を走ろう」を始めたきっかけとお願い
初めましての方もそうでない方もこんにちは。
やま施術院代表の山本と申します。
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「高尾を走ろう」とは
昨秋から東京都八王子市の「高尾山」周辺をその都度ルートを変えながら走る「高尾を走ろう」というグループトレイルランニングを主催しています。
※告知はFacebookイベントとSNSのみ。
ありがたいことに回を増すごとに参加者も増えてきています。「一度来て見たかったんですよねー!」と楽しみにして来ていただく方も多い状態です。
ありがとうございます。
今回はこのグループランニングを行うに至った経緯と理由、そしてご参加予定の方への注意点を書きました。
今後ご参加予定の方はご一読ください。大事なことを書きました。
開催のきっかけ
今でこそ高尾に居と施術院を構えているわけですが、昨秋帰国してからは東京都多摩市に住んでいました。その時から仕事が休みの時などは電車で30分ほどで来れる高尾山周辺のトレイルがよく走るコース。
電車で一本、荷物もコインロッカーに預けられて下山後には温泉に入ることもできる快適な環境。低山とは言え、ルートによってはなかなかハードな練習にも対応する懐の深さが気に入っていました。(そもそも既に多くのトレイルランナーが高尾の魅力にどっぷりだったわけですが)
タイミングを合わせるかのように高尾山口から徒歩3分の場所にMt.Takao Base Campが昨年11月にオープンし、初めて伺った時にオーナーと意気投合。
早々にトレイルランナー向けの怪我の予防講座を開催させていただきました。
講座後に参加者と近くのトレイルを走る、ということを繰り返していました。
これが《高尾を走ろう》のきっかけとなります。参加者の中には「初めて高尾に来た」「トレイルランニング自体初めて」という方もいらっしゃいました。
そういった方と一緒に走った後に『すごく楽しかった!』『(住まいが)近くなのにこんな良いところがあったんだ!』といった感想を多くいただきました。
講座後のトレイルランニングは受講によって走り方がどうなるのかを確認するのを目的とするのんびりペース。のんびり走るからこそ景色を楽しむことができます。そして自分の動きひとつひとつに集中することができます。
この集中は自然に身を置くからこそケガや事故のリスクを回避するために無意識に行われることだと思いました。
そして、速く走る、やレースで入賞する、ということばかりではなく「自然の中に身を置くこと」の重要性・心身及び社会的健康に大きく寄与することを学びました。この経験を伝えるために《高尾を走ろう》を始めることになります。
"Put yourself into the trail"
「トレイルに身を置こう」
イベント告知画像に添付している言葉です。競技性を求めることももちろん悪いことではありません。しかし、まず山に入ること、自然環境に身を置くことで自分が変化していく(良い方向に)ことを感じて欲しい為その第一の行動として上記の言葉を足しています。
イベント開催当初は何も書いていませんでしたが、アフターコロナ・ウィズコロナと言われている世界がどう変化していくのか予測がつかないこの時期にこそ大事なことだと思い足すことにしました。
まず行動。そして感じよう。
また、走ることはいつでも誰でもできることであるため「自由の象徴」であると僕は考えます。(他団体を糾弾するつもりは全くありません)そのため、このイベント単体ではお金を徴収することはなく、コラボイベントがある場合のみ徴収しています。(コラボ側の費用や料金だけ)気楽に自由に走っていきましょう。
トレイルランニング=自由
主催する理由
《高尾を走ろう》をこれまでもこれからも続けていく理由は3点あります。
⑴心身の健康へ好影響を与えるから
⑵自ら行動できるようになるきっかけとして(自己責任の意識)
⑶マナーの啓蒙活動の一環
⑴心身の健康へ好影響を与える
単純に運動の一つとして考えてもトレイルランニングは効果的です。
人間の筋肉量の2/3を占める下半身主体の運動であり、呼吸を繰り返す有酸素運動。そして、路面に合わせて身体の動きを変えていかないといけない柔軟性や反射・判断能力など良い面が多くあります。
加えて所々登り坂がキツい、泥まみれになるなど苦難を乗り越えることで見られる景色は何ものにも変えがたい経験です。その経験こそが人を心身ともに成長させることができると思っています。人間、カラダが苦しい時はその事しか考えられません。(息がゼーハーなっている時に別のことは考えられません)
その辛い経験を超えた人と話すと共感を生むので自然と人間関係も豊かになります。これは社会的健康に寄与すると言っても過言ではありません。
また、苦しい時はその一瞬のことだけしか考えられないのと同じく、未舗装路で危険な箇所は集中しないといけません。これが頭の切り替えになりリフレッシュすることに繋がります。
身体の鍛錬・心のリフレッシュ・社交性の向上
⑵自ら行動できるようになるきっかけとして(自己責任の意識)
トレイルランニングには良い面が多いもののいきなり1人で山に行くことはかなりハードルが高い。クマとか遭遇しない?など不安しかありません。(過去の僕はそうでした。クマさんは流石に怖い)
その為、やってみたいけど不安、という一歩を踏み出したい方に向けて「知らない道に行くのは不安ですよね。じゃあ一緒に行きませんか?」とお誘いする感じで開催しています。
一度行った場所はなんとなく覚えるもので次からは自分でそこに行ってみよう、誰かを連れて行こう、と次の方に繋げることができます。
主体的に行動するためのきっかけにしてもらい、次は同じ不安を持った方の背中を押すようになって欲しい。そうやって人の輪は繋がっていくと思っています。
人生もトレイルランニングも自主性が大切。その行動のきっかけ
また、自ら行動することには責任が伴います。白黒はっきりさせないグレーゾーンを良しとする(なぁなぁにしてしまう)日本特有の感覚が近代の歴史的にベースとなっているため、自己責任の重要性が低く考えられがちです。
山でケガをした時自分1人だったらどうする?と自ら考え、行動できる責任感を養い、日常に活用して欲しいと考えています。
人生もトレイルランニングも全て「自己責任」
⑶マナーの啓蒙活動の一環
すれ違う時は挨拶をする、ゴミは捨てない、人が見えたら走るのをやめて歩く、など山での立ち振る舞いのマナーがあります。しかし、一度も山に行ったことのない方は知りません。(僕も知りませんでした)
『知らないこと=マナーが悪い』と言って壁を作ってしまうのではなく、正しく伝えることが重要です。マナーといっても難しいことはなく、一度耳にすれば実行できることばかり。知らないことは悪ではありません。まず知る機会を作り出すことが重要です。(ヒューマンエラーではなく、システムエラーだということ)
その啓蒙活動の一環として行っています。
山のマナーなんて簡単だから覚えて、みんなにも伝えてね
危惧すること、知って欲しいこと(重要)
ここからがお伝えしたいことです。かなり重要ですのでこの部分だけでも良いので読んで欲しいです。
開催数が増えるにつれて「あ、ちょっとヤバいかな」と感じたことがありました。それは
【明らかな準備不足】
です。
どうゆうことかと言うと、イベントの告知ページには今回のルートや大まかな距離、準備について結構しっかりと書いています。(おそらく他のどのランニングイベント以上に書いていると自負しています)
それにも関わらず、明らかに装備が軽装であったりすることが数回見られました。
例:20kmほど、所要時間およそ3、4時間の行程のルートに行くのにも関わらず水分を携帯していない
上記の例では時期や走力にもよりますが、脱水症状に陥る可能性が高いです。特にこの記事を書いている真夏だと。
これについて「なんで水持ってきてないんだよ!」と言うわけではなく、上手く伝わっていないんだな、とやはり伝える〈システム〉の問題だと考え、このnoteを書いています。合わせて同じ内容でPodcastでお話ししています。
また、イベント告知ページにおいても
・準備や装備等ご不明点・不安な点がございましたら開催日までにお問い合わせください。可能な限りお答えいたします。
の一文を追加しましたので気軽にご連絡して欲しいです。もちろん自分で雑誌で調べることもお勧めします。
質問をすることや本で調べることは自ら責任を負う行動の第一歩です。
そんな向き合い方をしてくれる参加者にはしっかりとお答えさせていただきます。
反対にそうでない方には注意したり、参加をご遠慮いただく場合もございます。(ほぼありませんが)
まとめると、トレイルランニングは最高に楽しいんですが自己責任の元、それなりの準備をしてきてくださいね。わからなかったら何でも聞いてね。ということです。真摯に考えていただいている方へは自分の時間を割いてでもお答えします。
長々と書かせていただきましたが、それも主催する側の「責任」があるからです。
もし、参加者が転んでケガをしたら?熱中症になってしまったら?などリスクは常にあります。そのリスクは僕1人では正直抱えきれません。ですので、しっかりと僕の考え方を知っていただいた上で各々「準備」をして楽しんで欲しいのです。
何かある前に対策を打つ「自己責任」の元、書きましたのでよろしくお願い致します。
いつか一緒に走る日を楽しみにしています。
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やま施術院 山本将也
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