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ランニングでふくらはぎが痛くなった原因追求と実際の施術④

追記のようなもの

栄養面も大事

本当は3部作で終わらせるつもりが書き忘れていたこともあったので4つ目。
追記のようなものなので短めです。

1つ目は「症状と局所の原因、鑑別方法について」

2つ目は「全身から診て根本原因を深掘り」

3つ目は「実際に何をして治したか」

この3つで終わる予定でしたが忘れていたのが『栄養』

今回のふくらはぎの症状では栄養の関連は少ない(普通に生活しているレベルではさほど影響がない)のですが同じような筋筋膜系の痛みのある方にも応用してもらいやすいように簡潔に書きます。

質的栄養失調

回復力を左右する栄養

日本で生活している(で、このnoteを読んでいる)のであればよほど食うに困っている方はいないかと思います。ここで言う食うに困る、と言うのは明日食べる米も買えねぇ、というレベルです。

飢餓に苦しむ国・エリアなどでは絶対的な食糧の「量」が足りないことで栄養失調が起きます。当然ですよね、食べるものがないんですもの。
これを「量的栄養失調」と言います。大昔から最近まで人類が戦ってきたものですね。生きるために獲る、採る、摂る。そんなレベル。

ですが、そんな量的栄養失調を起こして日本に在住している人はごくわずか。世界中みても先進国と呼ばれる国々ではむしろ食糧が有り余っている(そして廃棄)。
別に食糧廃棄について述べたいわけではなく、先進諸国の人が陥っている「質」の問題の方が興味があります。

たとえ、1日3食、おやつも入れて4,5食食べていても身体的に不調な方がいます。
1食当たりの量や内容にもよりますがこれは結構食べ過ぎ。食べ過ぎることで逆に回復力を落としている可能性があります。(話が飛躍し過ぎるので割愛)

今回のふくらはぎの痛みは筋肉のコリが由来の痛み。なので筋肉が柔軟性を取り戻すような栄養素をしっかり摂ること、摂った栄養を正しく利用できること、この2つが大事。

良い栄養素を
・摂取する
・利用する

腸内環境がかなり悪化している場合など根本的な状態が悪いと良い栄養を摂ってもうまく利用できないので回復力がすぐには上がりません。上記2つのうち「摂取」だけできている状態。正しく利用できてやって回復につながります。

怪我をした、不調が起きた時だけ急ピッチで良い食事をしても遅いんです。
正しく栄養素が利用できるように日々の生活を整えておく必要があります。

栄養を正しく利用するには日々の消化管のコンディションを整えることが必要。
対処療法的栄養摂取は効果が出づらい。

実際何をどう摂る?

まとめ書き

それぞれの効能等を書いているとものすごい量になってしまうのでまとめて書きます。

参考理論

栄養面に関して基本としている理論は分子栄養学(オーソモレキュラー療法)

血液検査から個々人で何がどう足りていないかを読み取り、日々の栄養摂取に活用しています。また、あくまで簡易的にですが遺伝子検査も参考程度に活用しています。

簡易的検査なので全信頼を置いているわけではないですが、ビタミンB12の消耗が激しいタイプなど遺伝的栄養傾向がわかるのでそれも考慮します。

摂ったもの

①タンパク質(アミノ酸)
通常量の2〜3倍ほど
②ビタミンC
リポカプセルビタミンCの形で1日3~6g
③ビタミンB群
通常量の5〜10倍ほど
④鉄
通常量の5倍程度

通常量は厚生労働省発表の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
を参考にしています

もちろん上記以外にも多めに摂っていますがメインどころは4つ。どれも筋肉の修復とエネルギー(ATP)の代謝に大きく関与するものたち。
基本的に不調の時は栄養量をガツンと増やします。通常量の10倍なんてあたりまえ。それくらい多く血中にいれないと回復が促進されないんで。
※この辺のバランスは正しく専門医の診断の上行ってください。

回復促進はいろんな角度から

筋肉のリカバリーひとつ摂っても運動やマッサージなどはもちろん、筋肉を修復する栄養も大事。また、日々の生活のストレスによる精神的な影響も関与します。(交感神経が刺激されっぱなしの生活でリカバリーできると思います?)

細かい話になると書ききれないですが、要は日常生活全てがカラダに関わるよ、という当然のことになります。

ぜひ怪我や痛みが長引くような方は生活そのものを見直してみてくださいね。

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