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#ウェルネス

トレイルランニングとウェルネス⑤

初めましての方もそうでない方もこんにちは。 やま施術院代表の山本と申します。 トレイルランニングとウェルネスとの関係を書き始めたnoteも5回目。 今回は本業でもある「筋肉」をメインに書いていきます。これまでに判明している解剖生理学ベースの内容なので僕のオリジナルの考えではなく、事実をまとめたようなものです。 腸腰筋の解剖学カラダには多くの筋肉があり、それぞれもちろん重要なわけですから存在しています。その中でも最重要と言われるのが「腸腰筋(ちょうようきん)」 上半身と下

「とりあえず5km走ってこい」と言う理由

初めましての方もそうでない方もこんにちは。 やま施術院代表の山本と申します。 ーーーーーーーーーーーー とりあえず「ジョギング」を勧める理由『運動は何をすれば良いですか?』 よく聞かれる質問です。その際、もう原始反射レベルで 『とりあえず走ってください』と食い気味に話します。 大体は「走るの苦手なんで」とか「どこ走ればいいですか?」とか「靴どうすればいい?」などQ2が来るんですが、そんなことどうでもいいので『とりあえず走る(という行動)をしてください』と重ねるようにし

触れない世界と弱るカラダ

仕事柄ヒトの身体に「触れる」ことが多い。むしろ触れない限り仕事の大半ができなくなるくらいです。 最近では非接触型のサービスが多く提供され、個人的にも便利だなぁ、思って利用させてもらっています。しかしながらあまりにヒトとヒトとが触れ合わなくなるとカラダが弱っていきます。その理由をざっと書いていこうかと思います。 発生学や解剖生理学まず、『皮膚』は人体最大の感覚器官であること。そのうち、「触覚」を伝える神経繊維は他の感覚(視覚や聴覚など)よりも大きなサイズであることに注目。

組織の構成と性質から見る身体と解剖学①

今回は解剖学の話。僕のような医療従事者だけでなくてもスポーツや運動をしている方も知っておくと何かと便利だと思います。 解剖学(解剖生理学)って難しそうに思われますが意外とそうでもなく、イメージさえできれば構造はシンプルなのでわかりやすいです。 一回知っておけば人間の構造が変わらない限り(例:腕が3本になる、4足歩行が主とした移動手段)普遍的に使える知識なので便利です。 走り書きのような感じになるのでわかりづらい場合は当院に来てください(突然の宣伝広告)。 まず、筋肉のイ

自分を知ろう!SNPs!(遺伝子検査-結果編)

結果を正しく活かす活用しない意味がない 前回の概要編で大体の遺伝子検査の料金などの内容、目的や活用方法について書きました。その辺りが知りたい方はそちらをご覧ください。 今回は遺伝子検査の結果の発表とそれをどう読み取ったか?何をすべきか?について書きます。あくまで僕自身の検査結果を元にした内容なので皆さんに適合するわけではありませんが参考としていただくと良いかと思います。 前回のnoteでも書きましたが、遺伝子検査だけでなく他の最先端医療検査結果と照らし合わせることで精度

オーソモレキュラー療法(栄養療法)栄養解析編

今年2月に受けたオーソモレキュラー療法(栄養療法・分子栄養整合医学)の血液検査から解析結果が出ましたので書きます。(今年3月に既に結果が出ていたのですぐ書けば良かった。サボってました・・・)データ自体は血液検査後1ヶ月のものなので信憑性は高いです。そもそもオーソモレキュラー療法ってなにさ?検査費用どれくらいかかるの?ということに関しては前回の記事にまとめてあるのでそちらをご覧ください。 このnoteでは血液検査の結果を全て公表しています。(僕の身体の中丸見え) オーソモレキ

トレイルランニングとウェルネス

今年は見て頂いている多くの方へ役に立つ記事を優先的に書こうと思っております。 まず、今現在の私の生活で欠かすことのできない生活の一部でもあるトレイルランニングに関して『健康(Health:ヘルスおよびWellness:ウェルネス)』というフィルターを通して書き出してみようと思います。 着地地点としては「外遊び楽しもうぜ!」といったアウトドアマンによるステレオタイプな結論に至るのですが、その道筋を医学的な目線も踏まえて述べていきたいと思います。 トレイルランニングとは そも

トレイルランニングとウェルネス②

引き続き、トレイルランニングとウェルネスについて 体験の不足情報過多な現代社会だと身を持って知る(体験知)が極端に減りすぎてしまい、それが幸福度の低下や運動機能の低下を招いていると推測されている。 情報>体験 これまで経済的に反映してきた社会(高度経済成長期)だと情報を得ることがそのまま幸福度に繋がる。(情報を誰よりも早く手に入れることが経済的豊かさに繋がり、生活の質の向上に直結していた。今でもかな?) しかし、経済的に頭打ちになりつつある時代とともに自然災害の数が増

トレイルランニングとウェルネス③

いい加減本業であるトレイルランニング のカラダへの影響について書きます。 精神論に偏りがちなのもアンバランスですからね。 カラダへの影響⑴筋力、持久力が身につく 当然運動なので筋肉もつくし、体力(持久力:有酸素能力)も上がります。 トレイルランニングをすることで基礎体力が上がればそのまま日常生活での疲労軽減、仕事の集中力の維持などに繋がるのは容易にイメージできると思います。 カラダへの影響⑵マラソンよりも強くなれる ⑴の続きです。 舗装路のマラソンも長距離を走る運動な

トレイルランニングとウェルネス④

前回はトレイルランニングによる身体(運動器系)への影響をざっくりと書いてみましたが、四回目は内部である脳と内分泌系に関連したことを述べてみたいと思います。 身体へのアプローチが主な生業ですが、内臓や目に見えないホルモンや神経、代謝の話も大好物です。 では参りましょう。 脳への影響前回の投稿では外で運動すると記憶の定着が良くなるよー、ということを書きましたが他にも色々と脳への影響もあります。 ①脳幹でのセロトニンの分泌ランニングをするとセロトニンが脳幹で作られる。 セロ