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小売業とは何?事業の種類や職種と併せて解説します

小売業は私たちの生活に必要不可欠な職業です。ですが、どんな事業があってどんな仕事内容なのかを詳しく考える機会はなかなかありません。今回の記事では身近な職業である小売業についてご紹介します。


小売業とは


小売業とは「商品を消費者に販売し対価を得る仕事」のことです。総務省の日本標準産業分類では2つの業務を小売業と定義しています。

(1) 個人用又は家庭用消費のために商品を販売するもの
(2) 建設業、農林水産業(法人組織)、製造業、運輸業、飲食店、宿泊業、病院、学校、官公庁等の産業用使用者に少量又は少額に商品を販売するもの

加えて、小売業の性質や業態により6種類の事業に細分化しています。


小売業の種類と事業例


細分化された小売業の種類を具体的な事業例と共に紹介します。具体的には以下の6種類です。
各種商品小売業
衣、食、住にわたる各種の商品を一括して一事業所で小売する事業所。
事業例:百貨店、総合スーパーなど
織物・衣服・身の回り品小売業
呉服、服地、衣服、靴、帽子、洋品雑貨、小間物などの商品を小売する事業所。
事業例:呉服屋、寝具店など
飲食料品小売業
主として飲食料品を小売する事業所。
事業例:八百屋、酒屋、パン屋など
機械器具小売業
主として自動車、自転車、電気機械器具など(それぞれの中古品を含む)及びその部分品、附属品を小売する事業所。
事業例:中古車販売店、家電量販店など
その他の小売業
主として家具、じゅう器、医療品、化粧品、農耕用品、燃料、書籍、文房具、時計、楽器、たばこ、中古品などの他に分類されない商品を小売する事業所。
事業例:家具屋、医薬品店など
無店舗小売業
店舗を持たず、カタログや新聞・雑誌・テレビジョン・ラジオ・インターネット等で広告を行い、通信手段によって個人からの注文を受け商品を販売する事業所、家庭等を訪問し個人への物品販売又は販売契約をする事業所、自動販売機によって物品を販売する事業所及びその他の店舗を持たない小売事業所。
事業例:ネット販売、自動販売機など


小売業の職種


小売業に関わる仕事は数多く存在します。ここでは小売業に欠かせない具体的な職種をご紹介します。小売業ならではの職種も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
店舗スタッフ
店舗スタッフは「現場で販売・接客などの業務を担う仕事」です。仕事内容は現場で必要な業務全般になります。お客様の案内やレジ対応、清掃、商品補充など様々です。細かな気配りが必要で負担も大きいかもしれませんが、店舗には必要不可欠な仕事です。

店長
店長は「店舗を管理する仕事」です。現場での責任者としての役割をもち、商品管理や人員配置、売上管理などの業務を行います。従業員や本社への対応なども必要となり重要な仕事を任されるため、責任感の大きい仕事です。
バイヤー
バイヤーは「商品の仕入れを行う仕事」です。市場調査や顧客の要望に応じて商品を発注します。市場の分析や価格交渉だけでなく、戦略を練って販売するなど様々なスキルが必要です。卸売業者との交渉があるため、小売業特有の職種ともいえるでしょう。
その他の職種
小売業に携わる職種は多種多様です。 商品の企画設計や開発、営業など業界によっても様々でしょう。どの業界にも共通する職種としては、人事や経理、労務などの事務職が挙げられます。


まとめ


今回は小売業の仕事についてご紹介しました。具体的な職種を知ることで、小売業の仕事内容もイメージできたのではないでしょうか。記事を読むことで小売業への知見が深まり、事業拡大や事業展開に役立てると幸いです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
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