雑誌を作っていたころ089
針のむしろネットブックが取材で大活躍していた時代の話だが、後にも先にもこんな大失態はないだろうと思われる事件を起こしてしまった。
あるPR誌(エイサーでもテルミーでもない)で広島、尾道の客先を取材するために、月曜日東京駅6時発の「のぞみ1号」で出発することとなった。担当の女性社員は同じ列車の別の車両に乗って、広島駅で落ち合うことになっていた。
実はこれが伏線だった。それまで、雑誌や書籍の取材は必ず担当者やカメラマンと同じ車両の隣り合った席に同乗して、打ち合わせや業界のよもや