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「ビートルズなんて、もうウンザリだ」②レイン(Rain)

ビートルズを知ってから50年は経つと思うので、
「ビートルズなんてもうウンザリだ」と思うぐらい聴いたはずなのですが
また聴いてしまいました。

マニアではないので詳しくはありませんが、思いついた曲から適当に書いていきます。

タイトル改め「今日もやっぱりビートルズ」


②「レイン(Rain)」

●1966年4月録音 
●「ペーパーバックライター」のB面に収録
●リードボーカル「ジョン・レノン」 
●アルバム「リボルバー」のセッション中にレコーディングされた

名曲というわけでもないのですが大好きな曲です。また聴いてしまいました
オリジナルアルバムや赤盤・青盤にも収録されていないため、少々影の薄い曲かもしれませんが、曲全体の熱量が凄く超絶カッコいい曲。

リンゴのドラムから始まり、ジョージのどことなくインド風ギター、ベースの印象的なフレーズの後、「雨が降ったらみんな走って隠れようとする。まるで濡れたら死ぬかのようだ」と歌いだすジョンの歌声が素晴らしいです。

イントロからかっこよすぎて最初の30秒をリピートして先に進めません。いやヘタすると10秒間のイントロから抜け出せなくなります。
この頃のビートルズはテープを操作して曲の印象を変えるなどに凝っていました。演奏は実際の演奏よりスピードを遅く再生し、ジョンのボーカルは逆にゆっくり目に歌って通常速度で再生することにより声が高く聞こえるようにしています(だったかな?)。

曲の終わりの方では、ジョンのボーカルを逆回転させて不思議な雰囲気を醸し出してますね。
ビートルズが初めて使った逆回転は、ジョンもジョージ・マーチンとも自分が見つけたものだと主張しています。
どっちが本当なのでしょう
ポールのベースもすごいのですが、なによりリンゴ・スターのドラムが珍しく暴れまくってます。自身でもベストプレイとしているそうです。
リンゴはあえて言うならば、曲を生かす天才です。
叩きまくってますが、ジョンの歌を邪魔せず(というかジョンが濃ゆすぎて誰も邪魔できないのかも)、曲全体のイメージを作り上げています。さらに言わせてもらえば、リンゴのドラムが別のメロディーを奏で、まるでジョンとハモっているかのようです。なんという表現力!!



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