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20190126.27 台南美術館2館

「住めば都」も過ぎると「住めば地元」になり
夢のような奇跡の毎日が当たり前になってくる。
そう考えたら大阪も外国人からみたらキラキラしてんやろなと思うが、
流石にもうそんな純な目では生活できんのが残念ではある。
台南生活も半ば。そういったことで、ちょい張り詰めてた気も緩んできつつある。

3ヶ月もあったら台湾のどこでも行ける思ってたけど、結局仕事してたら無理やと当たり前のことに気づいた滞在40日目。
そらギャラリーもやってんやから、大阪居るより忙しい。
きっちり休んでどっか行くか、貴重なこのギャラリー体験を楽しむか。

20190126 残り45日

16時に、ちゃっとギャラリーを閉め、
年貨大街(年末の買い物街)が開催されているらしいという情報を仕入れて
ピャーとチャリで水交社地区まで。ここらはちょっと街の中とは雰囲気の違う独特な空間。日本統治時代の宿舎跡や芸術家の工房があったりするが、普段静かな場所なので、来ることもあまりないけど新年準備の出店が並んで、舞台やらバルーンで出来たゲートなどがあり賑やかな雰囲気と様変わり。
そんな言うほど長くもないので何往復もし、せめてなんか買いたいとこやよなと、餅食いたいなあと、こちらでは餅のことを「麻糬」と言い、そんな店もあったんやけど、値段書いてへん!聞くんコミュニケーションめんどくさい!ちゅうことで、晩ご飯のおかずに「獅子頭」を購入したんやけど、これってそのまま食べられるよね?
前に台北でこれ食べたんやけど、煮物みたいなもんの中に入ってたと記憶するが。

近所なので開いてるかなーと福吉雅プリン屋に、Cooperさんに翻訳してもらった「今、安平で生活しながら展覧会してるので来てねカード」を持って行ったらパパは病気らしくママ独りでベリービジーや言うてた。
んでFBで宣伝してくれた。ありがたい。

南門路ルートで帰りがてら女性に人気の「金玉堂」で文具観て、台南大学生御用達と思われる画材店でスケッチブック購入。
前回も書いたように、台南の画材店は行くとこ全部スケッチブックにビニールかかってるので買うんめちゃバクチ。
こっちで買うのも楽しみやと思ってたけど、これに関しては日本のん持って来るに限る。コミュニケーションも出来ないので、買う方法も限られてくるので、紙の選択肢はそんな無いぽい。

そして克林台包でキノコ饅しばいて、「ラオバン(店主)に渡しといて」と、ここでも「展覧会来てねカード」をわたす。

正興街のマカロン兄ちゃんにまたカード渡して、
みんな大好きポヤ流して、カルフールで小さい蓋付き鍋やら買うて、
昼飯で炊いてたごはんのおかずのために、割引された唐揚げ買うて、
小北百貨寄って帰る。唐揚げはクドくまたも後悔。もう唐揚げアカン年齢やな。自覚しよ。
獅子頭に日本から持参の丸大豆醤油つけたら激美味。てか、
獅子頭て結局ミートボール(肉団子)という解釈でOK?
あーでもこれも唐揚げやわ。

ほんとこの時期になると一気に新年準備の街並みになる。
昨日のカルフールでもそうやけど、どこもかしこも「ほんまにみんなこんなん買うん?」と思うしかない赤と金仕様のモノばかり。
と言いつつ俺も、小北百貨で見つけた「これは買うしかないでしょう」と狙ってたお菓子入れ買う。
この絵描いたイラストレーターの人ってたぶんもう死んでるであろうと思うほどのレトロなタッチ。
日本のどこ探しても無いと思う。290元ほどやった。

日本では正月は完全に終了しとるけど、台湾は今からが本番で「すごいことになるで」とビビらされてるんやけど楽しみ。
俺の理解が間違ってなければ花園夜市の垂れ幕に書いてたけど、9夜連続でやるらしいよ。
連ドラやがな。

20190127
ゾンポーサイが「鹿耳門聖母廟」で、大人数の野外料理を用意するという一大イベントを見に行きたいけど、バイクも無いし、昼からGalleryも開けなあかんしなあと、あきらめたけど、目覚めた瞬間ピンと「タクシー使えばええじゃん」と金にモノ言わす事にしてピャーと用意して、丹丹漢堡 安平店横のセブンイレブンまで来て店員の姉ちゃんにタクシーコールOK?言うたらタクシー呼んでくれた。
そこから鹿耳門聖母廟まで。車も少なくスコーンと到着。ジャスト200元。

ゾンポーサイの宴準備テントには何度かお邪魔させてもろてるんやけど今回は更に規模がデカい。千人を越える人の宴料理を準備。もう想像できひん。もし俺やったら、ボンカレー1種やとしてもようせんわと思いながら、完全にシステム化されてるアナログ作業を見学。
煙突のように巨大な何段も重ねられた蒸し器や、豚まるまま揚げれるんちゃうか言うほどの中華鍋も凄まじい。
調味料の数もいっぺんに数本をドバドバとタライに入れて、両手で混ぜ込んだりするのを目の当たりにする。見る見る皿に料理が並べられていく。長年の経験の作業なのであろう。圧巻。
スタッフのみなさんがちょっとした合間にみんなで弁当食べてるシーンが面白かったので描いた。まかないみたいなんが出るんかなと思ってたら
普通の弁当を食べてるんもなんかオモロい。

タクで帰るつもりで、大通りまでかなり歩きながらスマホで調べてたら、安平まで戻る「99バス」が後10分で来る事を知り、ゼーゼー言いながらまた聖母廟まで走って引き返す。
途中、首巻きタオル落として出店のおっちゃんに大声で教えてもらってまた拾いに戻ったりしつつ、バスかタクかで代金大きく変わってくるので、こないだ出たマラソン大会よりもキツイ。

本番の料理見れんと帰ってきたのは残念ではあるが、無理やと思ってたので、ゾンポーサイも喜んでくれたので、まあ行けて良かった。
こういう時に限って「帰らんでも良かった」ちゅうくらいヒマなんやろな。
ちなみに帰りのバスには間に合って、代金は悠遊卡の割引で0元。
0なん!?システムがようわかってないけどイエー。
ちゅうことで佇這生活本日もopen。

ギャラリーを閉めて本日開館の「台南美術館2館」へ。
日暮れ寸前の5時半に到着。
入り口には人が仰山集まってて、セレモニーは既に終わった様子。
今日は先着だけしか入られへんのかなと諦めて帰ろうとしたら、丁度今から一般入場OKということでゾロゾロと中に入る。
できたてホヤホヤで湯気立ってる。さすがに綺麗。
ミュージアムショップを物色するがオサレすぎて欲しいグッズが無い。
ヤマサキ兄妹もようお世話になってる林百貨のポンポンちゃんがいた。ポンポンちゃんの会社がここでも関わってるらしい。美術館のエライさんと名刺交換させてもろた。

この美術館のすごいところは作品の写真撮影がOKなところ。(フラッシュ・動画はアウト)
じっくりと観ると中だけでもかなり時間がかかる。
一番上の展望階まで行くと結構見晴らしも良い高さ。
この建物は中に入らずとも外側だけでも登れる構造になっており、
ここでヤマサキ兄妹のイベントなどに来てくれてるJackyさんと、そのご家族と偶然合う。
よう観ると美術館の隅々の部分はまだ工事中の部分が残っており、足元が危ない箇所もけっこうあった。
美術館完成まで長い間工事していたが、これが完成したことにより、目の前の司法博物館といい、一足先に完成した美術館1館、孔子廟も近いし林百貨、葉石濤文學紀念館、國立臺灣文學館、消防署(消防記念館)も完全散歩圏内。新光三越台南新天地のこっち側もデカいホテルを建ててるし、自分が知る間だけでもガラっと様変わりし、一大スポットになった。
個人的には、ここら一帯に「綺麗なトイレスポット」が固まってるのが
もったいない気もするけど、そんなもん散らすわけにもいかんので
それはしゃあない。どんどんここらでしまくってください。
見る見る変わる台南。「大台南見聞録」もすぐに情報が古くなっていくので
買っていただいてる素敵な方々は行く度に、自分で地図を
上書きしていってくださいね。

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