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20190227・28 高野豆腐

20190227

台湾の人と日本人の味覚は微妙に違うので、自分も日本に遊びに来た台湾の人らに飯を進めるときに気をつけようと思う。特にノスタルジーは外人にとってなんのふりかけにもならない。
本物の台湾料理にはもちろん興味はあるけれども、さらに楽しむ方向のひとつとして「日本人が好きな味」という目線での味探しも、これはこれで「日本人しか出来ない発見」であると思う。

そんなこんなで3ヶ月でかなり試したポークジャーキーのトップが決まりそう。みんな美味いと絶賛(日本人)。
こればっかりは持って帰れないので現地だけの楽しみだけではあるけど、ゆえにまた貴重な台湾グルメの1つだと思う。

11時ころギャラリーオープン。すんごい暇。
PCで「大大阪見聞録」のファイルまとめをする。3時頃にハナコ来る。
ハナコの「ハナコラージュ」登場。豚年仕様。
「山崎家の闇」と言われてるくらい相変わらず狂ってる作品。
早速入り口に貼る。
今日は佇這にハナコ居ます。

そして靴の「花見小路」の方々が歸仁區からいらっしゃる。
いらっしゃったキッカケは、その靴を日本で代理店している「Akushu」さんと山崎兄妹が仲良くさせてもろてるのでその関係で。(昨年末の阪神百貨店での山崎兄妹台南グッズもAkusyuさんで取り扱ってもらってました。)
そんで、ちょうどハナコも来てる今現在、ギャラリーに絵を見に行きたいと。ありがたいこっちゃ。

花見小路の大元である、台湾では超老舗ブランドの「牛頭牌」(調味料じゃないほう)。のひとつのシリーズ「土豆星球鞋(ピーナツ星の靴)」を持ってきていただいた。

その土豆星球鞋サンダルを履かせてもろたんやけど、これが声出すくらいフワフワの履き心地。台南に行ったときに試してみてください。
これちょいびっくりする。
新しい台南土産にかなりアリ。しかしサイズがちょいまばらなので
店にて試着してください。

気になる方はこちらでハナコのレビューがあります。


そうこうしてたらハナコ友人もくる。おすすめしたバインミーを食べてきたらしく、大絶賛らしい。な、言うたやろ。3人でギャラリーでお菓子など食べながら、今宵はゾンポーサイの店にお呼ばれなので店へ行く前に鹿耳門聖母廟へ。ちなみに安平からタクで290元。
今回の滞在で何度来たであろうかのこのお廟、自分もマヒしてたが、聖母廟の広さに、初めてのハナ友度肝抜かれてる。
たしかにこの廟は半端なくデカい。

毎回思うがサノス感ハンパない。


全面大テラスのような三階に上がる。こないだの花火では底抜けそうなくらいの人だったけれど今はこの広い場所に三人だけの贅沢。夕日沈む極瞬間が観れたけどほんのちょい遅かった。安平から海近くの七股方面は、たいして高い建物も無く太陽沈み絶景ポイントが仰山あるので、一日くらいは夕暮れ時に是非。
といっても台湾の西サイドはほとんどが夕暮れ絶景ポイントの気もする。

歩いてゾンポーサイ店へ。これがまた僻地感が凄まじく、俺は知ってるけど「ほんまにこんなとこに店あるんかいな」というほど広い割には真っ暗な道。2人の不安そうなこと。俺も「これ正解よな?」と思い始めたくらいにようやく到着。聖母廟から歩いて15分ほどかしら。
今回の宴は、ハナコがゾンポーサイの店に来たことが無かったので、それでお呼ばれにあやかる。まず初めの「からすみ」からうまいうまいとビール進む。たしかにからすみは酒に合う。春巻に牡蠣の麺線、丸ごと魚等々、数々登場する台南料理に舌鼓。

ゾンポーサイの家系は代々続く料理人で、この店も先代からの引継ぎだそう。大きな店を持って家族も多く、いまや孫も含めて大人数。ちゃんと生きてるゾンポーサイと俺はどうやら2つ違いらしく(ほんまか?)
まだ何者にも成れてない自分が嫌んなる。
安南の海鮮王の顔さんも来て、大人的にビジネスな話もはさみつつ、けっこうな時間までお邪魔して、ゾンポーサイ店のスタッフの兄ちゃんが安平まで送ってくれる。


ギャラリーに戻り、ハナ友の両親の写真から似姿絵を描いて、3人で安平の鯨観に行って、林黙娘公園ぶらぶらして、俺曰く「二号線」(永華路二段)通って金持ち億ション見て別れて帰宅。

今日の湯沸かし器は気まぐれで、シャワーのお湯でえへんので水で。
ひーひー言いながら髪の毛もないのに頭だけ洗って寝る。


20190228

今日は朝からコインランドリーへ。いつものごとく洗濯待ちで小北百貨へ。そして乾燥待ちで日記を書く。
洗濯機から乾燥機に移すときは籠を使うのがスピーディー。この学習した知識が無駄になるのが残念。

本日は吉田萬屋で開催される山崎兄妹の看板イベント「大大阪見聞録」の日。みなさんにふるまうためにアホほど高野豆腐を炊く。この日のために持ってきてた高野豆腐をついに大放出!

電鍋の桶をつかい電気調理器で即効。
出汁は「ほんだしの帆立」と「ほんだしの昆布」。そして「ヤマキのうどんスープ」と「金蘭醤油」少々。ヤマキ以外台南で購入。
もう一つは素食用。Cooperさんにも食べてほしかったので、全素バージョンも作る。こちらの出汁は「ほんだしの昆布」と「金蘭醤油」。


インスタントの出汁ではあるが自分が普段食べてるような味で出せたと思う。こちらにも高野豆腐に「まあまあ」近いものはあるけども、もっとスポンジのようなふわふわ感なので、キメの細かい高野豆腐とは全くの別物だと考えられる。そして現在探したところ、日本食料品を多く売っているデカイほうの新光三越の地下でも高野豆腐を発見できなかったので、やはり中途半端に似てるものがあるので需要が無いんやと思う。

そんな準備でドタバタしてたら、台南アーティストの蝦ちゃんが顔出してくれた。ハナコが来てたからまだよかったけど高野豆腐にかかりっきりで申し訳なかった。彼の絵は4月頃まで安平樹屋で面白い展示をされてるのでこの時期に台南来られる方は是非。


ハナコにはグッズなどの準備をしてもらい俺はひたすら高野豆腐。
Cooper&ペイペイ&ハナコに試食をしてもらい準備万端。んでペイペイちゃんが弁当とお茶を買ってきてくれたのでガーっとかっ込んでCooperハナコ俺とでタクで吉田萬屋へ。

開催。
ざっくり言えば写真を元に紹介する、大阪のグルメ、大阪人の特色、いまなお残る遊郭の話。みんなは遊郭の話に釘付け。
そしてタコ焼から明石焼(玉子焼)へのシフトでユキ姉の故郷である姫路、その近くの兵庫県たつの市のヒガシマル、実は台南のほうが大阪より品揃えが良いイトメンの話など。
そして質疑応答。

細かい内容は来た人だけのお楽しみということで、とても楽しい時間でした。ご来場いただいた皆さまありがとうございました。
ヤマサキ兄妹だけではなく瀬戸内芸術祭を体験したクパペペから話も聞きたかったし、まおちゃんから堺の話も聞きたかったけども、お腹一杯になりすぎてもアレなので次回のテーマとましょう。てまだやんのかい。

そして山崎兄妹にとってこの人以上の通訳は居ないと思われる、大阪のリズム感丸出しの吉田萬屋ラオバンのユキ姉さんも「兄ちゃん、姫路のことそんな喋ることないで」言うてたけどそらもう喋りだしたら止まらない。
ロフトプラスワンでイベントやったときも、クレイジー山本さんも同じように「20分も喋れん」言うてたけどあんときも相当喋ってたよね。みんな喋るやん!好っきゃん!

高野豆腐は結局ウケがよかったんかどうか分からんけども、きれいになくなりました。よかった。
そういやBGMに流してた吉本新喜劇のテーマ。カッコエエ曲に聴こえたようでCooperさんが音楽検索してた。元は「SomebodyStoleMyGal」というディキシーランドジャズですが関西人にとっては土曜日の昼飯時のBGM。
もう普通に聴けんのが関西人の血。

片付けしてから、昨日いらっしゃった花見小路の方々の「土豆星球鞋」があまりにも良かったので個人的に買いにハナコとチャリで台南で一番置いている店に買いに行く。お土産にも買う。
やっぱこれはいいわ。


文南路でみつけた鍋焼意麺を食らう。結構な老舗っぽいけどそうは見えん。キムチが黄色い。黄色いのは良い。西羅殿牛肉湯のキムチもそうであった。しかしここのは甘い。まるで酢みそ。私の苦手なもののひとつがそれなので、ギリやばかったけど「これはキムチである。似てる人ぽいけどその人では無いので悪い人ではない。」で乗り切る。

んでギャラリー戻りひとまず荷物置いてTバイク返却。新たに買うたヨーヨーカーにTバイクシステム登録しようかと、現場のマシンの画面タッチで、アレコレ入力して、さあいざカード置いて登録!と思ったら、
さっき出してたそのカードが見つからん。
今さっきあったよね!?
んなわけないと鞄をひっくりがえして探すが無い。
さっき停めた自転車との間を何往復もしていろいろ探すが無い。無いわけない。ハナコにボケ老人のごとく扱いを受けて、一手一手確認して思い出してたら、結局ハナコのオーバーオールの胸ポケットに入ってた。
しばいたろか。



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