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1.いわて花巻空港から釜石へ

神戸発 花巻行き – JL 2645 便

K女史と神戸三宮で合流。

今回、運転中の景色とイベント参加の最中の私の写真を撮っていただくキャメラマンとして、いつもイベントなどでヤマサキ兄妹を手伝ってくれてるK女史が同行。

改札口近くで見つけた「イスズベーカリー」という店で昼ごパン入手しポートアイランド線で神戸空港へ。

この度、岩手に行く目的は
私がポスターや題字を担当した映画「釜石ラーメン物語」が完成し
地元釜石で特別上映会が行われるとのこと。
今関監督に「もし行ったら僕も会場入れてもらえますかね」とメッセージしたら大歓迎!とおっしゃっていただき、
そして岩手にはもう一つ、久慈の駅前の施設の壁に、ドーンと私の絵が使われている場所があり、前々から訪れたかったのだけど、コロナ云々で行けず仕舞いのまま。
岩手で用事が二つもあることなんて今後たぶん無いであろう。
「でもお安くないんでしょ?」の懸念があったのだけど
タイミング良く?と言ったら不謹慎なのか「全国旅行支援」も重なった。
これ以上後押しされる事も無い条件で、今回のコレになった。

さて神戸空港。
つい先月に行った新千歳空港に比べると、なんと小さい空港であろうか。
パンをもぐもぐ食べて、展望台など見学してたら速攻でフライト時間。
FDA航空は、なんとヤマサキ大好きシャトレーゼがスポンサーらしく、機内では飲み物とシャトレーゼの梨恵夢がおやつに出た。

梨恵夢まだ口の中にあるやん言う間に、いわて花巻空港へ到着。
流石国内、台湾便に比べると時間も半分で速い。
そしてまたこれ、神戸空港に負けないほど、いわて花巻空港も小さい。

これでゴールではなく、ここからが緊張の旅の始まり。
今回はレンタカーで移動するので、未知の土地を、果たして計算通りに走れるのだろうか。
そういや、ネットで注文した時点で、レンタル予約時刻を間違ってたので、神戸空港の時点でトヨタレンタリースに電話をかけ、2時間早めてくださいとお願いする。
時間延長となり4千円のupになる。
うそーん!

車に乗り花巻空港を16時過ぎに出発。
花巻ICから隣の東和ICまでは有料で、その後は無料になるという、ややこしい高速道路なので、無料でスタート出来る東和ICに向かっていると、大きく「萬鉄五郎の街 東和」と書かれていた。
「なんや?まんてつごろうって?」と調べたら「よろず てつごろう」という大正~昭和初期の洋画家の出身地でした。

日暮れ前の東和 萬八丁通り

東和ICから乗って高速道路「東北横断自動車道(復興支援道路)」で釜石まで。
すぐに日は暮れてしまったので不安もあるが、道はかなり空いていてスイスイ進む。

今回重要な道路

復興支援道路(高速道路)が全開通したのが2021末なので、ナビの更新が全く追いついていない。
これでナビ含めの料金ってどないやねんトヨタレンタリース!と
4千円上乗せされた逆恨みが再加熱する。結局スマホのGoogleマップにナビってもらうが、
もうカーナビシステムはGoogleマップ標準装備で良くない?

ビュンビュン飛ばせるとこは飛ばし、17時過ぎに釜石に入り、予想より早くに到着しそうで時間に余裕があるので「釜石仙人峠・アユ踊る清流と甲子柿の里」という名前だけで名物バリバリ判る道の駅に寄る。
18時までやってるハズなのだが、もう完全に終了してるような雰囲気ではあるが、、、
やってた!
表の電気ケチらんといて!
そしてなんと今回の目的の一つ「甲子柿」も売ってるではないか!
全く売り切れる様子も無いが、もう速攻で買う。
しかもここでもうすでに釜石ラーメンが食べられる。しかしラーメンは17時までか。残念!でも、言うても道の駅のフードコーナーのラーメンなので、まあええわな、と思っていたが、ここの釜石ラーメンのファンも多いらしく、そう聞いたらとても食べたくなる。
そして釜石ラーメン物語のポスターも貼っている!
K女史と共に感激。

そこまで広くない道の駅ではあるが、かなりの充実ぶりで甲子柿を使った煎餅やデザートも、土日限定の「うにぎり(うにをふんだんに使ったおにぎり」も気になる。道の駅ではこのような、地元の人が作ったおこわやお菓子などもかなり気になる重要ポイント。つぶれた餃子のような「かまだんご」を購入する。腹が減ったら食べよう。名前もシブいし語呂も良い「道の駅 釜石仙人峠」裏には甲子川が流れているらしいが、日も完全に落ちているので全然見えない。また日が上がってる内に来ます。さよなら仙人様!

ナビが「後5分でホテル」と表示しているが、いやいやまだまだ山の中である。するといきなり街が現れ、ほんとその定刻で釜石のホテルに到着。
これが都会ではなかなか味わえないスケール感。
途中道の駅に寄り道はしたが、
花巻空港から約1時間半もかからないくらいで釜石まで来れた。
天候に問題が無いなら「いわて花巻空港-釜石」は2時間見とけば余裕であろう。

チェックイン後、すでに真っ暗の近所をちょい散歩し、
GoogleMAPを見つつ港のほうへ行く。
新しい綺麗なコンクリートの巨大な壁と可動式の巨大な鉄の扉。
筒状の螺旋階段からその上に上がる。どうやらこれは防波堤。
川の街大阪でも、こういう設備は見かけるが規模が全然違う。

夜なのであまりよくわからないが、防波堤の上はグリーンベルトという避難経路になっており、
向こうには日本製鉄の煙突から煙が出ているのが見える。

ホテルに戻って、道の駅で入手した甲子柿(かっしがき)を食べる。「甲子柿」とは、渋柿を一週間燻すと、中身がまるでゼリー状に熟し皮から食べられると言ったかなり珍しい柿。
ほんと見た目はトマトのようで丸カブってみると、ほのかな燻製の味と濃縮された甘味。ゼリーとまでは行かんけども、かなりプルプルした中身。
今が旬なので入手出来て良かった。2つで250円ほどなので、そんな高いものでも無いです。
ちなみに私は柿を食べると舌が若干カサカサする。
きっと軽いアレルギー。
これでもそうなった。

明日は早朝から二戸・そして久慈に向かうので早起きをせねば。
そこそこの長距離運転になるので、私の中では、今回の旅の一番のプレッシャー。

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