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整躰ってなんだろう? 整体+整心 ➡️ 整躰

整体は、柔道整復やあんま、マッサージ、指圧などと違って、国家が定めた資格ではないので、統一された定義がありません。各団体や施術家たちが語る「整体」という言葉の内容は、それぞれビミョーに違っていて、それを聞く受け手のイメージも、当然ホワッとしたものになってしまいます。

そこで観音整躰ラボでは、便宜上、整体について仮の定義を定めておこうと思います。
整体とは、
① カラダを整えること(術式)
② 整ったカラダのこと(健康体)
これら2つの意味を持っているものと考えます。

観音整躰ラボでは、カラダを整える技術や方法を追求するだけでなく、そもそもヒトのカラダはどういった仕組みで働いているのか?その全体的な成り立ちを研究していきたいと考えています。
この整体の定義は、クライアントさんの痛みや辛さの軽減だけでなく、そもそもの原因を取り除いて改善させたいという、観音整躰の根治療法を目指す姿勢から導き出されたものです。

しかし、カラダの全体性や健康というものを考える時、どうしても避けては通れない課題にぶつかります。
カラダはカラダだけで働いてはいない、カラダは常にココロと連動している、という逆らいようのない事実です。

整躰術を施す時、セラピストが一番心がけておかなければならないこと、それはまず始めにココロの状態を観る、ということです。
それはクライアントさんに対してだけでなく、自分自身のココロについても同様です。
ココロが整わなければ、決してカラダも整いません。
ココロが同調しなければ、カラダは必ず抵抗します。
「整体」は、常に「整心」を伴う必要があるのです。
カラダとココロが整った時、ヒトは初めて健康を余すところなく手にすることができます。

日本では古来、カラダを表す文字として、「身」と「体」という二つの字が使われてきました。
「身」はカラダの中身、「体」はカラダの外身を表します。
つまり「身」はカラダに詰まった内臓器およびカラダを容器として使用している「ココロ」を表し、「体」は容器としてのカラダの外観を表しています。
そしてもう一つ、カラダと読む文字として「躰」もあり、この字は「身」と「体」両方の意味を併せ持っています。
そこで観音整躰ラボでは、この「躰」を採用し「整躰」とすることにしました。

観音整躰ラボでは、ココロとカラダを含めた全体的な健康状態を「健全」と呼びます。
「健全」の詳しい内容や仕組みについての解説は、ラボの紹介が一通り終わったところから始めたいと思います。

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