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ゲシュタルトの祈り

ドイツの心理学者フレデリック・S・パールズさんが「ゲシュタルト療法」のときに用いる祈り

ゲシュタルトの祈り

(原文)
I do my thing, and you do your thing. I am not in this world to live up to your expectations, And you are not in this world to live up to mine. You are you, and I am I, and if by the chance we find each other, it’s beautiful. If not, it can’t be helped.
(訳)
わたしはわたしのために生き、あなたはあなたのために生きる。わたしはあなたの期待に応えるためにこの世に生きているのではなく、あなたはわたしの期待に応えるためにこの世にいきているのではない。あなたはあなたであり、わたしはわたし。もし縁あって偶然に出会ったならば、それは素晴らしいこと。出会えなかったとしてもそれはそれまで。

目の前のことにしか注目がいたらないとき、相手から「わたしはわたし、あなたはあなた」と言われると、なんだか突き放されたような気になってしまうかもしれないけど、この詩のように順序だって伝えられると、「そっか、そうだね」と素直に受け入れることができるかも。

「ルビンの壺」や「妻と老婆」の絵をつかって説明されるゲシュタルト療法。こんなステキな詩を紹介しながら使う技法だということを今回はじめて知りました。

ゲシュタルト療法の基本的な考えかた

1)ひとの経験は「図と地」。「図」とは関心のまとまりで反応をおこさせる。その他は「地」となり背景となる。
2)「いま・ここ」の自身への気づきが成長・変化をもたらす。
3)ひとは自分の感情、行動、思考すべてに対し責任を引き受けたとき、成長・変化する。
4)「あるべき」を手放し柔軟になると変化はストレスではなくなる。
5)ありのままの姿で向かい合う機会を与えられると、互いに存在をみとめ、最終的には調和にいたる。

じぶんも相手も尊重し、いま見えているモノのその脇にあるモノにも気を配る。できてるようでできてないから、noteする。

山崎サクラ



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