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企業内司法書士のお仕事記録。

こんにちは、山崎梨紗です。

先月、約8年ぶりに会社に所属して働きはじめて、一ヶ月半経ちました。

これまで長いこと司法書士として、クライアントである会社を《外側からサポートする》という仕事をしてきたのですが、

それと《会社の内側で働く》という仕事との間にはけっこうなギャップがありましたので、報告したい気持ちになりました。

企業法務職、インハウスロイヤーというものにご興味がある方はどうぞご覧ください。


法務の仕事について -契約法務-

会社の法務職の仕事として、まず第一にイメージしやすいのは契約法務じゃないかと思います。

取引先から提示された契約書について問題がないかチェックしたり、逆に自社から雛形(たたき台)をドラフトして提示したりして、やり取りしながら条件を詰めて合意にまで持っていく仕事です。

おそらくどこの会社においても法務の仕事の基本だろうなと思います。

ただ単純に法知識にもとづいて判断するのではなく、自社の経営方針や事業内容、望む成果、希望条件、そして相手型取引先との関係性を踏まえた上で進めていきます。

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