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【WTB・FB編】現役選手が釜石シーウェイブスの選手を紹介してみた【いわゆるお友達紹介】

どうも。
釜石シーウェイブスの山田龍之介です。

【トップチャレンジリーグ開幕直前特別企画】のお友達紹介もいよいよ最終回です。
第3回から2週間ほど空いてしまいましたが、まあ開幕直前特別企画と銘打って始めた企画なので、開幕が近くなるまで寝かせていたということで。
(再延期とかなったらどうしよう・・・新企画でつなぐか…!)

例によって前回までのパートはこちらから↓


もしこれを読んでいるあなたが、
「釜石シーウェイブスに心を奪われている暇なんてない!」
なんていうご多忙な方であれば、この先を読み進めるのはオススメしません。

それほどに個性的で魅力的な僕のチームメイトを今回も紹介していきます。

さあ、それでは参りましょう。

WTB(ウイング)

背番号11と14を背負う人たち。
なんで11番と14番なのか。
そういえば、よくあるラグビーグラウンドを模したメンバーボードの並びを見ると、フランカーが4番と7番でロックが5番と6番でもよさそうなものです。

ウイング=翼ということでグラウンドの両端に位置取り、大きなスペースを駆け抜けることが多いポジションです。

野球で言えばレフトとライト。
アメリカンノックを受けるがごとく、DF時も相手のランに、パスに、キックに備えグラウンドを縦横無尽に走り回っています。
GPSで計測する走行距離ではチームトップとなることも多いです。

小野 航大

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オススメの呼び方
ポノ

選手紹介
我らがキャプテンです。
「キャプテンらしさ」というのは人それぞれでしょうが、僕がシーウェイブスで「キャプテンらしい」と感じるのはオノちゃんですね。

釜石生活でも妥協せず、ちゃんとおしゃれナイキを着ているのもすごいです。
ナイキに囲まれて生活しています。

めちゃくちゃ少食&偏食です。
やぶやのわんこそばでは30杯という記録を持っています。
やぶやは量が多いらしいからね。
他の店なら100杯くらい食べられたんだよね、きっと。
偏食面では特に海産物に弱く、ウニ、ホヤ、魚卵あたりはNGです。
完全に釜石の無駄遣いをしています。

ラグビーでは常にベターなプレーをするイメージです。
タックルでもパスでもボールキャリーでも、小野のプレーでうまくいかなかったらそれは相手が上手かった、と思わせるようなプレーをします。
ワルモノ顔をしていますがイイモノです。
僕と同じです。

関東 申峻

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オススメの呼び方
ノブ、ローム層

選手紹介
集合時の決まり文句は「関東がいればみんないる」。

ギターとコーヒーとステップワゴンを愛する男です。

いちおう慶應ボーイらしいです。

得意なプレーは「2階からボールキャリー」と「アルティメット(フリスビーの方)パス」です。
どういうプレーなのかは本人に聞いてみてください。

地元岩手の宮古高校出身者の一人で、ことあるごとに、
「ラグビーで釜石を盛り上げっぞ」と言っています。
なんか見せたい東北があるとかなんとか。

Bリーグに所属する岩手ビッグブルズ伊藤 良太選手とは大学の同級生らしいです。
同じ岩手のチーム同士、協力して岩手のスポーツを盛り上げていきたいですね。

滝沢 祐樹

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オススメの呼び方
ゆうじゅ

選手紹介
僕がまだ釜石市役所で働いていた時、珍しく仕事が暇でシーウェイブスのHPを眺めていると「たきざわ ゆうじ」が「たきざわ ゆうじゅ」になっていたのです。
そう、ずっと「ゆうじ」だと思っていた彼は「ゆうじゅ」だったのです。

早稲田大学基幹理工学部卒の秀才です。
勉学に励むあまり、気付けば周りの学生は卒業していたらしいです。

小学生の時に買ったユニクロのダウンを今でも現役で着ているところなんかも、リケダン感を引き立たせています。
彼にはさすがのユニクロも「RE.UNIQLO」とは言わないでしょう。

氏家 柊太

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オススメの呼び方
UZI

選手紹介
「調子どう?」
のような普通の質問をすると
「絶 好 調 で す」
とバッキバキの顔で答えてくる時があります。
そういうことなのでしょうか。
いや、それは某ラッパーの方でしたね。

小柄ですがフィジカルモンスター系のウイングです。
ウエイトトレーニングの数値などは外国人選手にも引けを取りません。

落ちてる時もアガっている時もわかりやすい選手です。
アゲアゲにチームを盛り上げてくれる時もあります。
もし、試合中にミスが続いて落ちていそうな氏家くんを見かけたら声援を送ってあげてください。

BBQこそ全てだと思っている節があるので、室内以外はBBQ場のような環境の釜石は彼にピッタリですね。

記憶に新しいRWC2019、場所は釜石ファンゾーン。
日本の試合がある時は超満員だったファンゾーン。(今では考えられませんね・・・)
日本vsアイルランドであろうが、日本vsスコットランドだろうがこの男から聞こえてくるのは「かまいし」コール。
氏家くんの「コール」に注目です。

菅原 祐輝

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オススメの呼び方
ユウキ(夕陽のイントネーションです)

選手紹介
釜石伝統の高卒入団選手の一人です。
年齢が4つ下なので、小野キャプテンなど僕らの年代の大卒選手が入団した年に同期入団しています。
そう考えるとシーウェイブスキャリア的にはなかなかのベテランです。

元オールブラックスのスコット・ピアースHCをして「ワールドクラスのタックル」と言わしめる選手です。
と、聞くと大層屈強な身体つきを想像するかもしれませんが、実際にグラウンドで見るユウキは、小さな選手が多いシーウェイブスBKの中でも一際小さいです。

それでもシーズン中はトレーニングを重ねて筋肉をつけているのですが、シーズンが終わりオフ期間に入ると一般人に戻ります。
こうなるともう小っさいおじさんです。

しかし本当にすごいタックラー。
僕も練習で何回も綺麗に倒されています。
フットワークもよく、ボールゲーム系の練習で相手チームにいるとめちゃくちゃ厄介です。

仕事では高橋 拓也と同じ部署で製鉄所の設備管理等をしているそうです。

加賀 亮太郎

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オススメの呼び方
カギー

選手紹介
昨シーズンのBreakthrough選手の加賀くんです。
チームに勢いをもたらすトライをいくつも取り切ってくれました。
今年も期待しましょう。

彼もまた、宮古高校出身の一人です。

普段は愛すべき小物みたいな立ち回りをしています。
しかし、グラウンドではやられたらキッチリやり返す熱さを持っています。
おじさんになってくると、各選手のそういうところも結構見ています。

同期といる時は結構オラオラ系という情報も、ある筋からいただいております。

「グラウンドではもっと自分を出していいぞ」というタイプなのかもしれませんね。長谷川一志タイプですね。バスケ好きだし。

トマト&オニオン
は宮古にしかないと思っていそうですね。
残念、僕が前に住んでいた我孫子にもありました。

いいよね、トマオニ。

佐々木 絃

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オススメの呼び方
豊さん

選手紹介
名門・日本体育大学卒のルーキーは、釜石シーウェイブスジュニア出身にして宮古高校出身です。色々なくくりに属していますね。

日体大出身なのでエッサッサができます。
いつエッサッサが飛んでくるかわからないので、たとえ試合に出ていなくても目が離せない選手ですね。

ジモティということで実家から通っています。
実家は薪ストーブがあるらしく、Zoomの背景はログハウス調でした。
いつか遊びに行きます。

前川 絃
高橋 聡太郎もそうですが、地元であったり所縁ある土地でプレーできるのは素晴らしいことですよね。ヒーローです。

前川 絃
がすでに在籍していたこともあり、2700のツネさんに似ていることから「ツネ」と呼ばれています。

個人的には、ジムシューズがハイカットのジョーダンなのが一番気になります。

下山 輝

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オススメの呼び方
ピアノマン

選手紹介
おもに歌を歌います。

チャンネル登録&高評価よろしくお願いします。

BK最年少選手です。去年成人したばかりです。
秋田は夏に成人式があるらしいですね。

秋田の名門・秋田工業出身です。

基本的にボソボソ喋りますが、試合中にウイングの位置から出すのど自慢ボイスでのコーリングと、ツボに入った時の高笑いは必見です。

重心の低い走りと若いエネルギーでチームに勢いを与えてくれます。

FB(フルバック)

背番号15の人です。
あの有名な五郎丸選手がこのポジションですね。

初めてラグビーの試合を見た人はきっと「なんであの人はポツンと離れて立っているの?」と思うであろう選手です。
前パスNGなどの細かいルールを守れば、走ってもパスしてもキックしてもOKなのがラグビーなので、相手の色々な選択肢をカバーするためにポツンと立っています。

相手が走って抜けてくれば、フルバックと相手との1vs1になることも多く「最後の砦」とも呼ばれます。

村井 佑太朗

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オススメの呼び方
ゆうたろう

選手紹介
28歳、独身、イケメンです。
28歳独身は別に珍しいことではないのですが、シーウェイブスは比較的結婚が早い選手が多いので、独身貴族のような扱いを受けています。

お父さんは秋田工業→明治大学→サントリーで活躍した元ラグビー日本代表の選手で、佑太朗もまた同じように秋田工業→明治大学を経てシーウェイブスに入団しました。いわゆるサラブレッドです。

ラン、パス、キックとどれをとってもクリエイティブでスキルフルです。
しかもフルバックだけでなく、スタンドオフ、ウイング、なんとスクラムハーフまでカバーできるマルチな能力の持ち主です。

身体は枝みたいです。

まあイケメンだからいいんでしょう。

船木 海都

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オススメの呼び方
フナックス

選手紹介
シーウェイブスのダックスフントです。
胴長短足お腹ぽっこりお尻ぷりっが目印です。

試合中は丈の長いスパッツ、膝のテーピング、しっかり上げたソックスによって、さながらロングタイツを履いているように見えます。
いや、足が短いだけで、スパッツもソックスも普通なのかもしれません。
そっとしておきましょう。

足は短くても、スピードもパワーもあり色々なポジションをカバーできる選手です。
特にタックルは一見の価値ありです。

個人的にはお笑い、日本語ラップ、スラムダンクなど共通の趣味が多く、よく話します。

ちなみに、船木の奥さんは栄養士の資格を持っているらしく、夫の体型をかっこよくするために食事面から徹底サポートしてくれているそうです。

UTB(ユーティリティバックス)

HP上はサムくんだけこのカテゴリーになっていました。
要は色々なポジションでプレーができるよ、ということです。
サミーだけでなく、他にもユーティリティな選手はたくさんいますが、一応HP上はこうなっているよ、ということで。

サム・マルコム

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オススメの呼び方
ハミー、マークX

選手紹介
彼と初めて会った時は少年かと思いました。
今でも、実は高校生だと言われたら信じます。

そんなサミーですが、若くしてNZの国内リーグであるマイター10や北米リーグのメジャーリーグでもプレー経験がある経験豊富な選手です。
マナワツ時代はNECのアフロでおなじみの瀧澤 直選手ともプレーしたそうです。

明るくポジティブで、日本語の勉強にも意欲的です。
釜石ライフを楽しもうと、釣りしに行ったりもしているみたいです。

ラグビーに対してはすごく真面目で、練習の準備や身体のケア、個人練習もしっかりしています。

頭がすごく小さいです。佐々木 和樹のヘッドキャップをかぶったら溺れてしまうと思います。

あとがき

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
なんとか全選手を紹介することができました。
書いていてつくづく、個性豊かで多様性に富んだチームだなと思いました。
そんなみんなが、寒いなかわざわざ集まってONE TEAMになれるラグビーは本当にいいものですね。
水野晴郎さんが出てきそうなのでこの辺りにしておきましょう。

この連載を通じてみなさんから多くの反響をいただき、やっぱりチームのことや選手のことというのは、コンテンツとして引きがあるんだな、需要があるんだなと改めて感じました。
非ラグビーなnoteも書くと思いますが、またラグビーネタも何か考えますので、お楽しみに。

ではまた。

<山田 龍之介 やまだ りゅうのすけ>
1991.10.12生 釜石シーウェイブスに所属するラグビー選手
東京都立大泉高校でラグビーをはじめる
その後立教大学、NECグリーンロケッツでプレー
2019年釜石シーウェイブスに入団
2020年4月からはプロ選手としてチームに所属
北海道・釧路町出身 岩手県・釜石市在住

最後まで読んでいただきありがとうございます!スキもサポートも嬉しいです!これからもラグビーの空き時間に投稿していきます!