水鏡のリリィとネェネ
「水鏡のリリィとネェネ」
♡ トットが誘った3人の♡
♡バーチャルハイキング♡
♡ショートショート♡
「うわぁ…綺麗!天空の水鏡だね〜」
リリィはそう言うと水辺に走り寄った
「ネェネ、こっちこっち! ほら、こうして見ると水と青空が繋がるよ」
「どれどれ、こうかな…? ほんとほんと繋がってる〜」
リリィとネェネはしゃがみ込んだり、股のぞきのポーズを取ったり、楽しそうに神秘的な景色を眺めている
「はぁはぁ、やっと追いついた〜! トットはもうダメ!動けないからここで暮らすぞ〜! 皆んな早いなぁ」
トットは両手を膝に、肩で息をする
リリィはトットの肩をポンと叩き
「だらしないなぁ!元山男さん!」
「はぁはぁ、こんな現役山男もいるんだよ〜、べ〜」
トットは舌を出して反論した
ネェネがピクニックシートを広げて
「さあ、ここでお弁当タ〜イム♪」
トットは大はしゃぎ
「トットには大きなおにぎり、くれー」
「玉子焼きも唐揚げも好きや!」
ネェネが言う
「お弁当はね、ネェネとリリィが作ったんだよ」
「真心の味がたっぷりだね。ここの美味しい空気は誰が作ったの?」
つまらないジョークをいうトットに、3人の笑い声は尽きなかった
ここは2000mの、とある山の池塘(ちとう)
この日池塘は、天空の水鏡となって青い空と白い雲のリフレクションを作った
そしてそこに3人の楽しそうな笑顔も映っていた
おしまい
オチも何にもない
私の我が儘なバーチャルハイキング
ショートショートでした (´∀`*)テヘッ
《登場人物》
リリィ → Oの人
ネェネ → Kの人
トット → Yの人
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