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愛の不時着、コ・ミョンウンの参考にしたい子供への向き合い方

こんにちは、しまね地酒マイスターの山崎です。10ヶ月になる娘がかわいくて仕方ないです。

さて、超今更ですが愛の不時着を全話観終わりました。1話がだいたい70分超えで、メインキャラであるユン・セリ、リ・ジョンヒョク、ソ・ダン、ク・スンジュンの恋の行方を丁寧に描いているのはもちろん、物語を盛り上げるサブキャラのジョンヒョクの部下達、村の奥様方、セリの家族…とかなり登場人物が多いのですがそれぞれの活躍が丁寧に作り込まれていて最後までダレることなく楽しんで観ることができました。

普段からドラマを観ないし、なんなら人生初の韓ドラ体験だったわけですがこんなに楽しめるとは思わなかった…愛の不時着、韓国のドラゴンスタジオってところが制作してて、ここの作品は間違いなさそうですね。次は「サイコだけど大丈夫」を観ようと思います。

恋人のお金を使ってオンライゲームにのめり込むリ中隊長とか、全16話ある中で数回しか笑わないソ・ダンとかホントに魅力的な登場人物ばかりなのですが、僕が後半になるにつれて好きになっていったのがソ・ダンの母親であるコ・ミョンウンです。

ソ・ダンの母、コ・ミョンウン

ソ・ダンとリ・ジョンヒョクの結婚を上手いこと運ぼうと様々な手段を使い、そのコミカルさから中隊長の部下達と同じくらい視聴者を笑わせてくれた人物だと思うのですが、娘であるソ・ダンに対する向き合い方が最高なんですよね。かなりのおせっかいだしやりすぎ感もありますが、エピソードが進むにつれ母の愛情をしっかり感じ、子育て中の自分には大変参考になりました。

子供の幸せを願う

エピソード8で、コ・ミョンウンがジョンヒョクの部下達にお酒を飲ませ彼の近況を聞き出そうとするシーンがあります。その話を聞いたソ・ダンは「余計なことをしないで」的に迫るのですが、コ・ミョンウンは「娘が婚約者とうまくいっているか心配。あなたが幸せなのか、彼に愛されているのか、それが知りたい。」と答えます。最初のコ・ミョンウンのイメージは娘を利用して北朝鮮で地位の高いリ家に取り入ろうとしている母、だったのですがこのシーンを観て、「このお母さん、娘の幸せを第一に考えてんるだな。」と見る目が変わりました。

子供の意志を尊重し受け入れる

続いてエピソード14で、村の奥様方と飲み会の話の流れでジョンヒョクの浮気(?)を知るコ・ミョンウン。エピソード8で「何も心配しないで。ジョンヒョクと結婚して誰よりも幸せになる」と言ったソ・ダンの言葉を思い出しながら、そんな娘に対して「お母さんに気を使わず幸せになりなさい。母親として言うべきことは言うけど、それを聴きすぎる必要はないから、自分の思うように生きて。」と言うのですが、子供に自分の意見を押し付けるのでなく、子ども自身の意思を尊重する、という親の在り方の本質を見たような気がします。(だいたい酒飲んだ時にいいこと言うなこの人)

子供に寄り添い手助けする

エピソード16ではク・スンジュンを失い悲しみに暮れるソ・ダンに対して「あなたと一緒に泣いてあげられる。話も聞いてあげるし、一緒に乗り越えてあげられる。」と寄り添う姿勢をみせます。悩んでいる時、苦しい時にそばにいてくれる存在があるだけでもその重さはだいぶ変わりますよね。最終話であるエピソード16の中でもかなり好きなシーンです。(まぁこの後、ダンの叔父であるコ・ミョンソクの一言で台無しになるのですが…)

この3つのコ・ミョンウンのエピソードから親の子供に対する向き合い方の基本姿勢がみてとれました。この姿勢を忘れずに僕は娘に接したいなぁと。

自分の娘にもありのまま思うままに生きてほしい

えてして親は「自分の子供に幸せになってほしい」と思うあまり「こうしなさい、ああしなさい」と口を出しがちですが、その意見をどう受け取るかは本人次第であり強制されるものではないと僕は考えています。自分も10ヶ月になる娘がいますが、まさしく「ありのまま自分の思うように生きて」ほしいのです。親はその生き方を否定せずに受け入れ、道を踏み外しそうな時に手を差し伸べ、悩んだときには話を聞いて伴走する、くらいでいいのかなぁ~なんて思っていたりします。

愛の不時着には、過去の事件からユン・セリとの関係性に悩むハン・ジョンヨン、基本的には夫に従いつつリ・ジョンヒョクのことになると自殺も辞さないキム・ユニ、と個性的なお母さんが登場します。色んな母の愛が垣間見える作品だな~と。

一発目に観た韓ドラがめっちゃ良かったから次に観る作品のハードルがあがりそうですが、面白かったらまた感想書きたいな~。

あとエピソード5のユン・セリの言葉が非常にコーチング的だな、と思ってググったら同じこと考えてる方がnote書いてました。最近つい癖で触れるコンテンツ全てにコーチング的要素を見出してしまう…



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