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トオアサの海を巡って_2021年公開予定映画『Songs For My Son』制作日誌 vol.10

『Songs For My Son』制作日誌 vol.10
2020年8月1日 投稿者:助監督・佐塚真啓

こんにちは~。8月ですね!
映画作り、着々と進んでいます!

いつもの事ながら、
2歩進んで1歩下がっての感はありますが、
少しずつ、じりじりと前進しております!
7月中は、8月の撮影に向けての準備、
主に、ロケ地探しをしていました。

8月に予定していたのは、
【海、農園、異世界、大きな焚火、体内、夏のデート】
と、なかなか抽象的かつ、いつもの行動範囲を飛び出してのロケ地探し。
さらに、それらの絵的なイメージが
監督の頭の中にしかないのに、なかなか監督から詳細が言語化されない中、
周山さん佐塚は暗闇を手探りするようなロケ地探しに伴走。
主に周山さんが奔走してくれていました。

例えば、海。
「それはどんな海ですか?」と監督に聞くと、
「トオアサ」の一言なのです。
浜が遠くまで浅く続いている海で、
足がついて遠くまで行ければ安全で撮影しやすいという
意味は分かるのですが・・、
遠浅という言葉の解釈とニュアンスも、個人の経験の差があったり。
それがどこにあるかも誰もかわからず・・。
ネットで『海・遠浅』というワード検索してもよくわからない・・。
周山さんはいろいろなフィルムコミッションに電話もかけてくれたりしたのですが。
でも、ハッキリ言ってしまうと、イメージが監督の中にしかないので、
もうこれは監督に足を使って、探してもらうしかないという極論に至り、
「監督、海に行ってくれ!」という事で、
和田さんは海へドライブ!
千葉、神奈川の海を見て、帰ってきて、
「やっぱり、浜は波があるからイメージと違うな」
という、衝撃的かつ核心的な一言。
という事で、ずっとフワフワしていた「トオアサ」探しは、
急転直下、船で沖に出て撮影したいという話になって、
船をチャーター出来るか?
周山さんがまたまた奔走してくれて、
なんとかなりそう。というのが今の海撮影の進捗です。

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