『Songs For My Son』制作日誌 vol.64 2022年2月10日 投稿者:周山祐未

あっという間に2月ですね!

2022年最初の1月は、山を思いっきり駆け上っていたと思ったら、思い切り坂を滑ったような日々でした。というのも、たくさんの方々のご協力を得ながら進めていた展覧会『Imabari Landscapes 身近にアートがある暮らし ~ 出発編 ~』を、オミクロンの状況を鑑みて、延期するに至ったからです。開催1週間前に、急展開している状況を棚卸して、最終的に延期を決めました。それからしばらくは、それまで準備に奔走していたある種の緊張の糸が切れるような感覚を味わいながらの日々でした。バタンキュウです。延期の判断をした時は、正解が何かわからなかったのですが、振り返って今の私は延期の判断は間違っていなかったな、と思います。ちなみに、4月の中頃に実施できればと現在調整中ですので、また実施時期が決まりましたらお知らせさせてください!

さて、話は変わりますが、好きな方が絶賛していた映画「ドライブ・マイ・カー」を、前知識を何も入れずに映画館に観に行きました。原作が村上春樹さんということも知らない状態だったのですが、「THE 村上春樹」なストーリーでした。私が好きな方は鑑賞中に涙が流れたと言っていましたが、私は涙は出ませんでした。私は絶賛するほど好きな作品ではなかったです。ただ、今の私の思考を刺激するというか、違和感だったり消化不良感を残す内容を、終始美しく描いていたので、こんな時に鑑賞する作品としてはとても良いなぁと思いました。あと、広島が舞台の中心だったので、映像に親近感を持てたことと、赤いSAABの車を遠くから撮影しているカットも好きでした!

大枠のストーリーは、大切な人(妻)を亡くした主人公(男性)が、同じく大切な人(母)を亡くしたタクシードライバー(女性)と共にその悲しみに対峙する、といった内容です。それぞれの登場人物が、大切な人を失ったことをきっかけに、気持ちの歯車がズレてしまう様子が3時間に渡り丁寧に描かれていました。うまく言えませんが、映画で描かれていたことは、大切な人を失ったり別れたりといったキッカケを通じて、それまでの生き方や考え方を変更せざるを得ない状況に陥った際、それまでの思考を変化させ、そこから大きく人生が変わっていく様子だったと思います。私もそんなきっかけがこれまであったなぁ~と思いつつ、今を幸せと思えるっていいことだなぁと感じました。

最近見た映画で面白かったものはなんですか?

(周山)

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