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絶対王者DFM大不調 いま、何が起きているのか。序章「世界とDFM」-LJLSummer2020前半戦を終えて-

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どうしてこうなるんだろう…

初めてメジャーリージョンに勝てた。

あのBlankとも互角以上に戦えた。

嬉しいことが二つ重なって。

その二つの嬉しさが、また、たくさんの嬉しさを連れてきてくれて。

夢のように幸せな時間を手に入れたはずなのに…

なのに、どうして、こうなっちゃうんだろう…

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※いつも記事の文章が長いと思われていると感じますので、10分程度の動画にまとめています。一部加筆減筆、表現の変更等ありますので、よろしければ両方ご覧になっていただいたりチャンネル登録してい頂いたり、あるいはコメント欄でしりとりとかしててもええのでよろしくお願いします。


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DFMが弱い。自分は2014あたりからLJLシーンを見ているが、まさに異常事態というほかない。確かに弱いなーって日は「短期的には」あった。

オフライン会場にファンたちを集め、会場ではキッチンカーやドリンクの無料配布、各チームのブースなど様々な仕掛けがあり、開幕前にはBGMの生演奏まであったのに、蓋を開けてみれば昼の11時にビックサイトくんだりまで人を集めておいて0-3最速ストレート負け、夕方前どころかまだ昼過ぎ程度の時間にはもうすでに閉店ガラガラ、陸の孤島に数千人を置き去りにした世紀の大凡戦の主役となった事もあった。唯一、この決勝からそのままオフ会を見込んでたリア充たちが、あまりに早い終焉にアテが外れてまだ飲み屋も空いてねえしきっと困ったであろうという「リア充ざまあみろ」の一点のみが良いところだった、あのプレーオフの日があった。

最先端のKRから後進国日本の常勝チームとへ伝道師としてやってきたコーチは、プレーオフ敗戦後に名人様渦巻くジャパニーズTwitchのコメントでやみくもに石を投げる暴徒たちを目撃したのか、彼の最後の仕事として、多くの無責任かつ無知で無教養な後進国民への置き土産に

「低ランクしかいねえこの田舎じゃ、あのピックで「BANPICK負け」とか言ってる奴がいるらしいが、常識的に考えてあり得ねえだろ…どの口が言ってんだ?お前どんだけLOLうまいの?目の前来て言ってみろよ。ああ一応このドラフトさ、LCKのDRAGON Xのコーチ、選手たちに見せてみたところ、やはり妥当と言われたのだが、どの世界だったらあれがB/P負けになるんだ?DRAGON Xの前で同じこと言えるの?あ?もしかしてこのド田舎じゃLOLってのは方言でウノや大富豪のことを指すのか?ならすまんが俺はウノのコーチじゃなくてLOLのコーチなんだ。まあ、たとえそれでもDFM勝たせられなかったことについては俺の落ち度だ、そこについては悪かったな。」

的な、せいぜい「自称KRチャレ」が限界の名人様に対して「LCKトッププロの意見」という名人様殺しのメッセージを残し、コーチが日本を去ったりした事もあった。(行間を恣意的にジョーク交じりで補完してます。)


ともあれ、1Dayのプレーオフ決勝で自分たちのスタイルを大きく崩すことはよくあったが、リーグ戦という舞台では「安定感」の塊であったDFMが現在4勝4敗の勝率5割となっている。ちなみに2019Summerも4敗しているが、これは21試合制の中での4敗で、それも4敗目は順位確定後のウイニングラン、MIDシヴァーナという「日本サーバーさん」のお披露目の席での4敗目であり、すでにガチって4敗しているという段階で「未知の領域」に差し掛かっていると言える。そんな異常事態を、各方面から見ていったり、空から日本を見てみよう的なことをしてみようという話です。

もちろんDFMが落ちたのか、他のレベルが上がったのかって話が当然どこかで出てくると思われますが、今書いてる段階ではまだどちらとも言い切れません。事実を積み上げていって、どちらなのかを見ていこうという結論未定の見切り発車です。

かのコーチの無念に報いるといったわけではないが、いつものように「プレイ云々」を語れるわけではないと自負しているので、主に客観的指標と状況、すなわちデータ面をメインに色々見ていきたいと思います。


序章 世界の動き

DFM以外にも「世界大会常連」と言われるチームが世界にはいくつかあります。昨年のWORLDSの面子を見たときに思わず「またピネだ」のイントネーションで「またセイヤだ」と口走ってしまった方も多いはずで、いわゆる4大リーグ以外で言えば「ロシアからキラ」「東南アジアからG4」「中米からはセイヤとオディ」あとベトナムからはリヴァイ、香港からウェストドアが出てきてレボルさんがウェストドアのFizzの話をする、というのはLOL世界大会の風物詩であり、WORLDSの季語となってもおかしくないとかなんとか。

冗談はさておき、DFMのように各地域には世界大会常連といった強いチームがあるのですが、今期DFMが調子を崩すのと足並みを揃えるように、そんな常勝チームたちの調子が崩れています。これは偶然か、それとも「常勝チーム」が陥りがちな何かがあるメタなのか…信じるか信じないかは、あなた次第…。無駄に都市伝説風にするより前に事実として並べていきましょう。


1.EU

EUと言えば「2強」。そう、G2とFnatic。2017年以降国内で激しい競争を演じながらシーンのレベルアップに貢献し、LCK/LPLの牙城を崩さんとする位置にまで持ち上げた原動力がこの2チームだが、7/6現在

G2   5勝4敗(3位)
Fnatic  4勝5敗(5位)

と、双方ともに彼らにしては負けまくっている。また、DFM同様に「メンバーチェンジの結果の低迷」でないのもポイントだ。G2は一見舐めプに見えるMID/ADCの入れ替え制でCapsとPerkzをシーズンごとに入れ替えているが、それ以外にメンバーチェンジはなく、2019春から同じメンバーで戦っていたが、今期はシーズン開始前にPerkzのご家族にご不幸が…。その影響もあり直近週ではADCに2013からプロシーンにいる大ベテランP1noyを起用するも1勝1敗と苦しんでいる。

同様にFnaticも2019春から4人はずっと同じメンバー、JGだけ20春に変更したが、特に大問題とならず20春には13勝5敗で2位、プレーオフも決勝でG2に0-3で負けた以外は大きなトピックもなく今期スタートしたがこちらも既に5敗。直近ではそこまで0勝8敗だった下位チームS04にFnatic側は特にメンバーチェンジ等がないなかで敗戦、S04に今季初勝利を献上する事態となった。それもキル数1-15という衝撃的なスコアで。LJLファンに向けて言えばDFMがオール日本人時代のAXIZに1-15で負ける、みたいな話。

「欧州情勢は複雑怪奇」という言葉もあるように、常にニューメタが飛び出す震源地にもなっているEUですが、この両チームが一巡してともに沈んでいるのはDFM並には珍しい事態かと。ちなみにこの2チームより上にいるのは7勝2敗の2チーム、RogueとMAD Lionsです。

有名プレイヤーで言えば、RogueにはHanSama、MADには”あのCerosと互角に渡り合った”Humanoidがいます。Humanoidが活躍すればするほど、昨年勝ったSplyce戦の価値が上がるので、日本から見るとMADにはこの先も頑張っていただきたいところ。

2.トルコ

トルコと言えばFenerbahce、SuperMassive、Dark Passageとその都度その都度強豪が出てきて、ワイルドカード地域でも頭一つ実力が抜けていると評される地域なのはご存じの通り。そんな地域でも地殻変動が起こっています。1位はIstanbul Wildcats、2019夏からトルコリーグ参入で7位、20春(トルコではWinter表記だけど便宜上春で)はメンバーの大幅変更でリーグ4位、プレーオフ2位にまで登り、現在20夏のリーグは8勝2敗の1位。トルコと言えばWolfのように大型韓国人補強があったりしますが、このIWは全員トルコ人で、しかもプロ経験の少ないメンバーが揃っている。

逆に20春に1位となったFenerbahceだが、トップとサポートを変更、サポートにはトルコの上位チームを転々とし世界経験もあるJaponeを、トップにはEU中位SKに長年いた(あのPireanとプレイしていた)Sacreを加入させたが現在5勝5敗のの6位と沈んでいる。

FenerbahceとDFMの似ているところとして「15分段階の金銭差」が挙げられる。15分というのはご存じタワープレートが取れるまで、いわゆるレーン戦、前半戦の時間的目安といえる。このFenerbahce、15分段階の有利は+1485Gでトルコ2位。15分で平均1000G以上差をつけるのは基本的に上位チームと思われるのだが、先ほども書いたように現在順位は5位となっている。DFMも15分段階の金銭差は+1352Gで3位。要は「序盤勝てていてもゲームの勝利に結びつけられていない」というのが一つ似ている点だろう。

15分の話が出たのでここで書くが、この20夏終わっての15分段階の金銭差+1352G、これは奇しくも20春のDFMがつけた15分段階の金銭差と同じになっている。つまりここで一つ分かるのは「15分まで、を見ればDFMは春とほぼ同じ金銭差をつけている」→15分までに原因があるわけではなさそう、というのが一つ浮かんでくる。こういうファクターが大事であり、こういうデータを抑えていないとTwitchコメントのようになってしまうわけですね。

例えばこのデータを抑えたうえでなら、あなたがもしLOL名人様の「Stealの序盤が春に比べて悪いから夏は勝てないんだよ!」みたいなコメントを目にした際に「ちょい待って!今の言葉、事実無根でStealのこと傷つけてない?」と反証することができるはず。ファクターを以て名人様を征する、そんなセクシーギルティにあなたもなれるはずです。そう、あなたにも。

Stealのところで書くつもりでしたがセクシーギルティの話が出たのでここで軽く。20春の段階でStealの序盤15分の対面金銭差はマイナスです。それが夏になって少し改善されてプラスになってます。具体的な数字は15分段階で-50→+83。大体これくらいの数字は「ほぼイーブン」として数えると思います。つまり序盤のStealが何かおかしいわけでない、というファクターが得られたわけです。今回こういうのを積み重ねていく感じです。

要はトルコも、春1位で3人メンバー同じという有利状況だったFenerbahceが5勝5敗と落ち込んでいる、それもDFM同様序盤に有利を作りながら勝ちきれない、という状況に陥っている、ということを抑えておいていただきたい、という話。


3.ベトナム

ベトナムで有名なチームと言えば?そうGAM。あるいはPhong Vũ Buffalo。有名プレイヤーと言えば、あのスーパーキャリー型ジャングラーのLevi、あるいはEviと一緒に「20選」に載った非4大リージョンの星、Zerosあたりになるでしょう。実際に20春はそのLeviとZerosを擁したGAMがリーグ13勝1敗、プレーオフ決勝こそ2-3で敗れますが、DFM並の圧勝で春優勝しています。

では夏、1位はどこかと言えばCERBERUS Esports、ベトナムは今季BO3なので数え方が微妙ですが、BO1に直して表記すると、このケルベロスが8-0。このチーム別にどこかが名前を変えたわけではなく、メンバーも LL/Xuhao/Yado/Artemis/Ronop の5人。世界経験があるのはMSI2018に出たRonOPと、MSI2019に出たXuhaoくらいですが、現在無敗の1位を走っています。

ではGAMは、といえば13勝1敗の春からZerosが抜け、トップを併用していたKiayaに任せ、BOTレーンの変更といった変更があったとはいえ、BO3では3勝1敗と持ちこたえているが、ゲーム数で見ると6勝5敗、あのReviを擁してこの数字なのだから苦戦してると言えるだろう。ちなみにReviは今期も元気にチームのダメージシェア18%を叩き出し、15分段階で付けた対面経験値差は+945でベトナム1位。15分段階でジャングラーは大体8-9レベル、8-9に上がる経験値が約1000だから15分段階で対面とまる1レベル差つけるジャングラーということになる、ヤバい。LJLファンにわかりやすく言えば、序盤からぶっ飛ばしてることでお馴染みのV3のBugiが対面JGと15分段階でつけてる経験値差が+463。つまりReviは15分でBugiが対面ジャングラーボコるさらに倍経験値でプラスを作ってることになる。そんなジャングラーを擁しても6勝5敗というのがなかなか。

ちなみにGAMもDFMやFenerbahceと同様に、15分段階でかなりの金銭差、+1655をつけています。序盤有利に運んでも、勝率的には伸び悩む。傾向としては似ていると言えるのではないだろうか。

序章まとめ 世界というモチベーション

他にも地域があるが、常勝チームが勝っていたり(NA)、試合数が少なかったり(BR)等々でこの3地域ピックアップになった。入れようと思えばLPLもそうかもしれない。

で、見ていて思ったのは、もしかしたらコロナによる「MSI中止/Worlds開催不透明」がひとつ影響しているのではないかと。例えば韓国などはT1も気が抜けない群雄割拠であり国内の競争が激しい。NAは血の入れ替えというか移動がよくあって割と新鮮味がある。DLとか。一方、G2やフナにとって相手は「世界」と言ってもいいはず。ヨーロッパでの栄冠は両チームとも十分に得た、次は世界、というモチベーションで戦ってきた中でのMSI中止に、このシーズン勝ってもWorldsやらないかも、という不安。国内は勝ち尽くして、次は世界という中で次の世界大会の開催が危ぶまれるという状況は、世界をモチベーションにしてきたチームほど重く鈍いダメージを与えてることになる。これはDFMにも、トルコのFenerbahceやベトナムのGAMにも共通する。

例えば国内を「通過点」と称するDFMにとって「優勝」は嬉しい事態というより「義務」に近いはず。日本を勝って弾みをつけて世界へ、LJL経由世界行きという考え。ただ今年はLJLでおしまい、となればモチベーションとしてはかなり堪えるだろう。ましてLOLのプロというのは年間に試合が多いわけでもない。昔ほど言われなくなったが「選手寿命」が短いとも言われている。25歳限界説が数年前は本気で囁かれていたほどだ。そしてこの春Uziが健康上の理由で引退を表明。ただでさえ世界挑戦には年に2回しかチャンスがない、自分が、そしてチームが好調なうちにあと何回世界にチャレンジできるか、そしてそれをコロナのせいで浪費させられているという思いがよぎればよぎるほど、モチベーションの管理は難しくなっていくはずだ。

これはLOLというよりスポーツ界を見ていくのが良いだろう。例えばラグビーワールドカップで話題になった福岡選手、医者を目指すために日本代表ラグビーの集大成として7人制ラグビー日本代表を目指していたが、この6月、東京五輪の1年延期を受けて「7人制ラグビー日本代表引退」を発表した。はたから見れば「たかが一年待てばええやんもったいない」と思うかもしれないが、そうはいかないのが難しいところ。スポンサーや関係者があり、そんな中で記者会見を開いてまで断るというこの「大事」感が、この1年の重みを表現しているように思える。

他にも、オリンピックといえばモスクワ五輪のボイコット。現日本陸連マラソンプロジェクトリーダーの瀬古利彦は上り調子の全盛期といってもよい時期とモスクワがかぶってしまい、政治の都合でボイコットとなった。同年行われた福岡マラソンでは、自分の出られなかったモスクワ五輪の金メダリストを相手に勝利、タイムはコースごとに違うので一概に比較はできないが、モスクワ五輪のタイムよりさらに早いタイムで42.195キロを駆け抜け「出ていれば金だった」と自他ともににんしきされるようになるなか、4年間「修行僧」のごとく練習を重ね、待ちに待った4年後のロス五輪本番、実力ではなく調整失敗といえる形での惨敗となった。この惨敗の一因は周囲からかかりすぎた期待や注目とも言われ、これもある種のモチベーション管理の難しさの例と言えるだろう。

その瀬古が東京五輪で再び「マラソン大国ニッポン」の旗を掲げるために、日本陸連の看板を背負い、矢面に立ってマラソン界の悪しき諸々の慣習などと戦いながら日本のマラソン界を整備してきたなか、降って湧いた札幌開催、そのうえ五輪延期。瀬古とオリンピックの相性はとことん悪いらしいが、それでも、だからこそ、1陸上ファンとしては瀬古のオリンピックの集大成として大輪の花が咲くことを祈らずにはいられないわけで。私は瀬古リーダーの日本マラソンを、そして特に鈴木亜由子選手を応援しています。
頑張れ!日本マラソン!!!!!

強烈に話がずれたが、要はそれくらいモチベーション管理が大変だという事。それはLOLの、RIOTの仕切るプロリーグの事情に起因していることなどが書きたかったわけです。例えば日本のプロゲーミングでも格闘ゲーム界、こちらも夏の大イベントEVOがオンライン開催となった旨の発表の後に、団体の不祥事でEVO自体の休止が決まったわけで、もちろん残念だなー感はあるにせよ、日本のプロたちから年に2度しかない祭りの一度が潰れた焦燥感であったりというのをあまり感じない。志保さんなら「もう時間がないんです!」と叫び散らすところのように思えるが、日本のプロは最年長に近いウメハラsakoをはじめ、あまりうろたえた様子もなく彼らは黙々と今日もトレモに励んだり、あるものはYoutubeに動画を上げ、あるものはソシャゲのグラブルに血道を上げている。これは格闘ゲーム界隈が基本的に「個人」であること、また「大会」もある程度自由なことに起因している。例えば「DFM」が絶好調であるためには5人の調子を合わせないといけないが、例えばウメハラはウメハラ一人分の調整で済む。

また、これは詳しくないので有識者に聞きたいところだが、結局LOLの大会をRIOTが仕切っているため、個人規模で大会をする、ということ、そしてそれにRIOTが認定するプロが出ることは契約上難しくなっているのではないかという点もある。格闘ゲームなどは対戦が原点であり、賞金云々を別にすれば対戦は自由。言ってしまえばコロナだろうがテレビのようにアクリル板挟んで「世界一決定戦」をやってしまっても良いわけだ。ネットではラグがあるが、有線で距離を離す、なんなら2室に分かれるのもケーブルが長ければできるだろう。つまり「強さの証明」は自分と相手の都合さえあえば出来るのが格闘ゲーム界隈であり、それがあるからこその落ち着きがある。

現にウメハラ主催の「賞金なしのプライドだけが賭けられた対戦」である「獣道」という不定期開催のイベントがあり、過去にはEVOを優勝した東大卒プロゲーマー「ときど」が第一人者「ウメハラ」と10本先取の約1時間にわたる死闘を演じたりもしている。ただ、これはやはり個人だからという身軽さもあるだろうし、前述のように契約の問題もある。5人の足並みが揃ってなければ、戦うもの同士のモチベーションが高くなければ、その対戦に大きな意味はない。

例えばRIOTの契約云々が自由で、もし日本に「T1」を呼んで「DFM」と一本やります、となって万一「DFM」が勝ったところで、そりゃ凄いけど世界的な地位が上がるかと言えば怪しいところ。それは「T1」側にモチベーションがないから。「本気になる理由」がないのでは、サッカーで言う「親善マッチ」みたいなもので、クリロナきてないポルトガルを呼んだ日本代表が日本で勝っても「うおおお日本つええええ」とはならんよ、みたいな。

長々と所々脱線しながら書いているが、要はモチベーションの問題だ、という話。このSummer勝つ意味あるの?となれば勝負所でどうしても甘くなるのは人間の常で。

・「DFMやG2、GAMのような国内はもう勝ち尽くしたチーム、面子」が
・「序盤レーン戦は勝ってるのに勝負所で逆転されて負けが込む」のは
・「MSIが消え、WORLDS開催が不透明」という
・「モチベーション」が関係しているのでは

というのが世界的に見た傾向なのかな、と。今回は世界を見渡して、DFM同様苦戦する春王者が多い点に着目して書いてみました。次回以降、間に合えばまた別の切り口で書いてみようかなと思っています。


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